2027年度 パナック財団 研究助成
募集中| 助成機関 | 公益財団法人 パナック財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 材料科学化学環境エネルギー |
| 助成額 | 1件上限100万円(5件程度) |
| 締切日 | 2026-10-31 |
| 公募開始日 | 2026-08-01 |
| 研究期間 | 2027年4月1日から2028年3月31日(1年間) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | 5件(2026年度実績。2025年度4件、2024年度5件、2023年度3件。応募件数は非公表) |
| 申請システム | 郵送 |
概要
地球環境に配慮した持続可能な世界の実現に向け、SDGsに掲げる課題の解決に役立つ素材技術分野の研究を対象とする助成。とくに、機能性フィルム材料および粘着・接着材料、電子・通信機器における省資源化と高付加価値化の両立、省エネルギー・創エネルギー・蓄エネルギーのための先端材料、これら材料の循環・再利用およびクリーン廃棄技術の4領域で、5年以内に社会実装が可能または見込みが高い研究を優先する。助成額は1件あたり上限100万円、助成件数は5件程度。助成期間は2027年4月1日から2028年3月31日までの1年間。応募資格は日本の大学その他公的研究機関に在職し主体的に研究を行っている研究者(教授、准教授、講師、助教、研究者等)で、大学院生とポストドクターは対象外。所定の申請書に所属機関の上長(学長、研究科長、学部長、センター長、部門長等)の推薦署名と捺印を受け、原本とコピー1部を郵送する。募集期間は2026年8月1日から10月31日まで(当日消印有効)。成果報告書を財団ホームページで開示できることが条件。問い合わせは事務局(panaczaidan@panac-f.or.jp)。
応募要件
日本の大学、その他公的研究機関に在職し、主体的に研究を行っている研究者(教授、准教授、講師、助教、研究者等)。大学院生とポストドクターは対象外で、共同研究者も同様。本財団に結果の報告書を提出することができ、成果報告書を本財団のホームページにて開示可能であることが条件。同一または類似の研究について他の財団(あるいは競争的資金)等の助成金を受けることが確定している場合や予定がある場合は、申請書類にその旨を記載する。年齢制限は募集要項に記載がない。
対象となる研究
SDGsに掲げる課題解決に役立つ、地球環境に配慮した持続可能な世界実現に向けて期待される素材技術分野の研究。とくに優先されるのは次の4領域で、5年以内に社会実装が可能または見込みが高いもの。①機能性フィルム材料および粘着・接着材料に関する研究、②電子・通信機器における省資源化と高付加価値化の両立に関する材料研究、③省エネルギー・創エネルギー・蓄エネルギーのための先端材料に関する研究、④これらの材料の循環・再利用およびクリーン廃棄技術に関する研究。
採択されやすい研究像
申請書の記入欄そのものが審査の観点を示している。①研究の目的では、研究で明らかにすることに加えて、どのようにSDGsに掲げる課題解決に役立たせるのかを書かせる。②研究の特徴では、革新性・先見性と独創性を分けて記述させる。③助成対象期間の成果目標では、技術目標と実用化目標を分けて書かせ、成果目標はなるべく定量的に(数値等で)示すよう求めている。④実用化に向けた課題と対応スケジュールを書かせる。基礎研究の面白さだけでなく、5年以内の社会実装までの道筋を数値で示した申請が求められている。採択課題も、プラスチックのケミカルリサイクル、粉体状水系接着剤、光配向性異方性材料など、素材の実用化に直結するテーマが並ぶ。
過去の採択傾向
財団は「採択研究助成」ページで採択者の氏名、職名(応募時)、所属、助成テーマを毎年公表している。2026年度は5件(LI FENG・北海道大学大学院工学研究院 助教「中性な有機分子触媒とメカノケミストリーの融合による温和かつ効率的なプラスチックのケミカルリサイクル法の開発」、藤井秀司・大阪工業大学 教授「粉体状水系接着剤の開発」、今村和也・高知大学 講師「水酸化物光触媒薄膜を使った植物由来バイオマスからギ酸への変換反応」、近藤瑞穂・兵庫県立大学大学院 准教授「Side-on型光反応性高分子液晶を用いた光配向性異方性材料の開発」、角田雄亮・日本大学理工学部 准教授「層間設計LDH触媒によるポリカーボネートのケミカルリサイクル基盤技術の開発」)で各100万円。2025年度は4件、2024年度は5件、2023年度は3件で、いずれも各100万円。2023年度から2025年度の採択者については研究成果報告書のPDFが財団サイトで公開されている。応募件数は公表されていない。
応募方法
申請システム: 郵送
必要書類:
- 研究助成申請書(財団所定様式。申請者と推薦者の署名・捺印がある原本1部)
- 研究助成申請書のコピー1部
- 本申請に関係する研究に関する論文(頁数が多い場合は要旨)の写し1部
記載項目:
- 研究代表者(申請者)の氏名、学位、専門、生年月日、国籍、所属機関名・職名、連絡先
- 研究題目、申請金額、研究期間、継続研究予定の有無
- 推薦者の氏名(署名・捺印)、所属機関、職名
- 共同研究者の氏名、年齢、所属機関名・職名、役割分担
- 研究代表者履歴(最終学歴・職歴・所属歴)
- 研究業績(過去5年内の論文・著書、特許出願、受賞歴)
- 研究の体制(図示)
- 研究の目的(研究によって明らかにすること、SDGsに掲げる課題解決にどう役立てるか)
- 研究の意義(社会への貢献、必要性、自身の研究における当研究の必要性)
- 研究の特徴(革新性・先見性、独創性)
- 研究実施計画の大要
- 助成対象期間の成果目標(技術目標、実用化目標)
- 実用化に向けた課題と対応スケジュール
- 本研究に関連する国内外での研究状況
- 申請助成金の支出経費内訳(設備備品費、消耗品費、調査・研究旅費、謝金、その他)と設備備品費の明細
- 現在受領中または過去に受領した外部資金
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請書の記入応募要領の記入例を参照しながら申請書を作成します。手書き指定の財団もありますが、多くはWordやPDFのフォーマットで作成可能です。記入欄のサイズに合わせて簡潔に記述してください。
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🏢 事務担当者 機関長の押印・推薦書の取得学長・学部長等の機関長印が必要な書類に押印を受けます。学内の決裁手続き(稟議)が必要な場合があり、数日から1週間程度かかることがあります。機関長の推薦書が別途必要な場合は、推薦文の原案も準備してください。
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🏢 事務担当者 提出書類のコピー保管提出する書類一式のコピーを取り、機関内で保管します。採択後の経理処理や報告書作成の際に参照が必要になります。スキャンしてPDFでも保管しておくと便利です。
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🏢 事務担当者 🔬 研究者 簡易書留での郵送書類一式を封筒に入れ、簡易書留(または公募要領で指定された方法)で郵送します。封筒の表面に「○○助成金応募書類在中」と朱書きすることが一般的です。配達記録が残る方法で送付してください。
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🏢 事務担当者 到着確認簡易書留の追跡番号で配達状況を確認します。到着確認の連絡をくれる財団もありますが、不安な場合は財団に電話で確認してください。
- 助成金は原則として受給者が所属する機関の委任会計窓口へ送金され、所属機関の指定口座に振り込まれる
- 所属する機関の間接経費や共通経費、一般管理費(オーバーヘッド)は助成対象外の経費
- 本助成金で購入した機器類は所属機関に寄附する
- 応募者本人および共同研究者の人件費は対象外(講師への謝金、臨時のアルバイトへの謝金は認められる)
- 旅費交通費は原則対象外だが、研究計画との関連が明確で申請者本人の旅費であれば認められる
- パソコン、ソフトのライセンス更新費用、機器のメンテナンス・修理費用、特許年金は原則対象外
- 大学院生とポストドクターは応募できず、共同研究者も同じ制限を受ける
- 文字の大きさは10.5ポイント以上とし、申請書用紙に記載の指示に沿わない申請書は受理されないことがある
- 成果報告書を財団ホームページで開示できることが応募資格の要件
締切2026年10月31日(当日消印有効、郵送)。説明会の開催予定はない。学内締切は財団締切の3週間前を推奨。申請書の推薦欄に所属機関の上長(学長、研究科長、学部長、センター長、部門長等)の署名と捺印が必要で、部局決裁の日数を見込む。採択後は所属機関の委任会計窓口への送金となるため、経理担当部署への事前連絡も併せて手配する。
申請のポイント
- 「消印有効」と「必着」を必ず確認してください。必着の場合は余裕をもって発送する必要があります。
- 機関長印(学長印・学部長印)の取得に数日〜1週間かかる場合があります。学内の押印申請スケジュールを事前に確認してください。
- 一部の民間財団では推薦件数の制限(1機関あたりN件)があります。学内で応募調整が必要な場合は、研究推進課に早めに相談してください。
- 書類の折り曲げ禁止、クリップ使用(ホチキス禁止)など、書類の体裁に関する細かい指定がある場合があります。応募要領を熟読してください。