Horizon Europe クラスター5(気候・エネルギー・モビリティ)2026年公募 HORIZON-CL5-2026-09
募集中| 助成機関 | European Commission |
|---|---|
| カテゴリ | 国際共同研究 |
| 分野 | 環境エネルギー気候変動材料国際共同研究 |
| 助成額 | 公募全体で2億2,320万ユーロ(8トピック)。1件あたりのEU拠出額はトピックごとに約525万ユーロから約9,300万ユーロ |
| 締切日 | 2026-09-15 |
| 公募開始日 | 2026-05-05 |
| 研究期間 | 要確認(作業計画にプロジェクト期間の指定はなく、提案内容に応じて設定する) |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | EU Funding & Tenders Portal |
概要
Horizon Europeのクラスター5(気候、エネルギー、モビリティ)の2026年公募「BATTERIES and ENERGY」で、気候移行に向けた分野横断的な解決策、持続可能で安定した競争力のあるエネルギー供給、効率的で持続可能かつ包摂的なエネルギー利用の3つの目的領域にまたがる8トピックで構成される。作業計画上の総予算は2億2,320万ユーロで、採択予定は合計21件程度。内容は、電極用の電池級材料を持続可能な原料処理・精製またはバイオ由来材料で製造する研究(BATT4EUパートナーシップ)、電気自動車用電池の再資源化に関するインド共同トピック、風力エネルギーシステムを改善する革新技術(SET計画の風力分野)、スマート建築のエネルギー性能に影響する技術的・社会的・経済的要因の研究、多層建築物の大規模改修に向けた低負荷のプレハブ工法、建築情報ツール・評価・認証に建物の全生涯にわたる炭素排出量を統合する高度データ基盤、手頃で持続可能な住宅のための政策とビジネスモデルの検証(以上4件はBuilt4Peopleパートナーシップ)、産業プロセスにおける熱の高温化利用技術の実規模実証。公募は2026年5月5日に開始し、締切は2026年9月15日17時(中央欧州夏時間)の単段階方式。実施機関は欧州気候インフラ環境事業執行機関(CINEA)。日本は2026年7月31日版の欧州委員会「参加国一覧」で、Horizon Europeの第2の柱(Pillar II)に準参加した国として掲載されており、2026年予算年度以降の公募でEU加盟国と同条件の助成対象となる。クラスター5はPillar IIに属する。提案は資金入札ポータルから、原則としてEU加盟国または準参加国の独立した3法人以上で構成する共同体で提出するため、日本の研究者が単独で申請することはできない。
応募要件
一般附則Bの参加条件が適用される。原則として、独立した3つの法人が共同体(コンソーシアム)を構成し、うち少なくとも1法人がEU加盟国に設立され、他の2法人以上がそれぞれ異なるEU加盟国または準参加国に設立されていることが必要。日本は欧州委員会の参加国一覧(V4.0、2026年7月31日版)で、Horizon EuropeのPillar IIに準参加した国として、2026年予算年度以降の公募について掲載されているため、日本の大学、研究機関、企業はEU加盟国の機関と同条件で助成対象となる。本公募の複数トピックは欧州パートナーシップ(BATT4EU、Built4People)の実施に位置づけられており、トピックごとに追加の参加条件や技術成熟度の指定がある。HORIZON-CL5-2026-09-D2-04はインドとの共同トピックであり、相手国側の条件も併せて確認する必要がある。各トピックの参加条件は資金入札ポータルのトピックページと作業計画本文で個別に確認すること。
対象となる研究
8つのトピックで構成される。気候移行に向けた分野横断的な解決策の領域では、HORIZON-CL5-2026-09-D2-01 原材料の持続可能な処理・精製またはバイオ由来材料の開発による電極用電池級材料の製造(BATT4EUパートナーシップ、RIA、予算2,830万ユーロ、1件あたり約710万ユーロ、4件程度)、HORIZON-CL5-2026-09-D2-04 電気自動車用電池の再資源化に関するインドとの共同トピック(IA、940万ユーロ、1件あたり約940万ユーロ、1件程度)。持続可能で安定した競争力のあるエネルギー供給の領域では、HORIZON-CL5-2026-09-D3-03 風力エネルギーシステムを改善する革新的な技術と解決策(戦略的エネルギー技術計画の風力分野を支援、IA、9,300万ユーロ、1件あたり約9,300万ユーロ、1件程度)。効率的で持続可能かつ包摂的なエネルギー利用の領域では、HORIZON-CL5-2026-09-D4-01 スマート建築のエネルギー性能に影響する技術的・社会的・経済的要因の研究(Built4People、RIA、1,575万ユーロ、1件あたり約525万ユーロ、3件程度)、HORIZON-CL5-2026-09-D4-02 多層建築物の大規模改修に向けた低負荷のプレハブ工法(Built4People、IA、2,800万ユーロ、1件あたり約700万ユーロ、4件程度)、HORIZON-CL5-2026-09-D4-03 建築情報ツール、評価、認証に建物の全生涯にわたる炭素排出量を統合する高度データ基盤(Built4People、IA、1,575万ユーロ、1件あたり約525万ユーロ、3件程度)、HORIZON-CL5-2026-09-D4-04 手頃で持続可能な住宅のための政策とビジネスモデルの検証(Built4People、RIA、1,500万ユーロ、1件あたり約500万ユーロ、3件程度)、HORIZON-CL5-2026-09-D4-08 産業プロセスにおける熱の高温化利用技術の実規模実証(IA、1,800万ユーロ、1件あたり約900万ユーロ、2件程度)。
採択されやすい研究像
一般附則Dの評価基準に沿って、卓越性、インパクト、実施の3基準で評価される。卓越性では目的の明確さと的確さ、技術水準を超える野心、方法論の妥当性(研究内容における性差の考慮とオープンサイエンスの実践の質を含む)が問われる。インパクトでは作業計画に示された成果とインパクトに至る道筋の信頼性、普及・活用計画と広報活動の適切さと質が問われる。実施では作業計画の質と実効性、リスク評価、資源配分の妥当性、各参加機関の能力と役割、共同体全体の専門性が問われる。各基準は5点満点で合格点は3点、合計の合格点は10点。本公募の8トピックのうち5トピックはイノベーション行動であり、イノベーション行動の順位付けではインパクトの得点に1.5の重みが与えられるため、市場化と社会実装への道筋を具体的に示すことが順位を左右する。また5トピックが欧州パートナーシップ(BATT4EU、Built4People)の実施に位置づけられているため、当該パートナーシップの戦略研究イノベーション計画との整合を示すことが求められる。
過去の採択傾向
本公募(2026年公募)の採択結果は締切前のため未発表。Horizon Europeクラスター5で過去に採択された課題の一覧は、欧州委員会の研究成果データベースCORDIS(https://cordis.europa.eu/ )で公開されている。本欄では個別の採択課題名を収集していない。日本の機関の採択実績については、日本のPillar II準参加が2026年予算年度以降の公募に適用されるため、本公募が最初期の対象回次にあたる。
応募方法
申請システム: EU Funding & Tenders Portal
必要書類:
- Part A(資金入札ポータル上でオンライン入力。応募機関の管理情報、提案の要約予算、公募固有の設問)
- Part B(ポータルの提出システムからひな形を取得し、記入のうえPDFで再アップロード。プロジェクトの技術的記述)
- 附属書類・裏付け資料(提出システムで指定されるものをPDF等でアップロード)
記載項目:
- プロジェクトの目的と技術水準を超える点(卓越性)
- 方法論(前提となる概念、モデル、仮定、学際的アプローチ、研究内容における性差の考慮、オープンサイエンスの実践)
- 作業計画に示された期待成果とインパクトに至る道筋
- 普及・活用計画および広報活動の計画
- 作業パッケージ、労力配分、資源計画、リスク評価
- 各参加機関の能力と役割、共同体全体の専門性
- データ管理計画(Data Management Plan)
- 該当トピックでは欧州パートナーシップ(BATT4EU、Built4People)の目標との整合