Horizon Europe EUミッション「がん」2026年公募(HORIZON-MISS-2026-02-CANCER)
募集中| 助成機関 | European Commission |
|---|---|
| カテゴリ | 国際共同研究 |
| 分野 | 医学がん臨床研究デジタルヘルス国際共同研究 |
| 助成額 | 公募全体で1億2,419万ユーロ(7トピック)。1件あたりのEU拠出額はトピックごとに約500万ユーロから約1,500万ユーロ |
| 締切日 | 2026-09-15 |
| 公募開始日 | 2026-02-10 |
| 研究期間 | 要確認(作業計画にプロジェクト期間の指定はなく、提案内容に応じて設定する) |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | EU Funding & Tenders Portal |
概要
欧州委員会のEUミッション「がん」の実施を支える2026年公募で、7つのトピックから構成される。内容は、がん研究のための仮想人体ツインモデル、発症前の早期予測に向けた細菌叢研究、難治性がんの免疫療法を最適化する実践的臨床試験、より早期で精密な緩和ケア、欧州がん患者デジタルセンターを通じた若年サバイバーの心の健康支援、ウクライナとの共同によるがん研究の能力構築、高齢がん患者の生活の質の向上。作業計画上の総予算は1億2,419万ユーロで、採択予定は合計18件程度。トピック別の類型は研究・イノベーション行動(RIA)が5件、イノベーション行動(IA)が1件、調整・支援行動(CSA)が1件。公募は2026年2月10日に開始し、締切は2026年9月15日17時(中央欧州夏時間)の単段階方式。実施機関は欧州保健デジタル事業執行機関(HaDEA)。日本は2026年7月31日版の欧州委員会「参加国一覧」で、Horizon Europeの第2の柱(Pillar II「地球規模の課題と欧州の産業競争力」)に準参加した国として掲載されており、2026年予算年度以降の公募でEU加盟国と同条件の助成対象となる。ミッションはPillar IIの枠組みで実施される。応募はEUの資金入札ポータル(Funding & Tenders Portal)の電子提出システムから行い、原則としてEU加盟国または準参加国の独立した3法人以上(うち1法人以上はEU加盟国に設立)で構成する共同体での提案が必要となるため、日本の研究者が単独で申請することはできない。
応募要件
一般附則Bの参加条件が適用される。原則として、独立した3つの法人が共同体(コンソーシアム)を構成し、うち少なくとも1法人がEU加盟国に設立され、他の2法人以上がそれぞれ異なるEU加盟国または準参加国に設立されていることが必要。日本は欧州委員会の参加国一覧(V4.0、2026年7月31日版)で、Horizon EuropeのPillar IIに準参加した国として、2026年予算年度以降の公募について掲載されているため、日本の大学、研究機関、企業はEU加盟国の機関と同条件で助成対象となる。調整・支援行動(CSA。本公募ではHORIZON-MISS-2026-02-CANCER-06)は1法人以上での応募も可能。トピックごとに追加の参加条件が設定されている場合があるため、資金入札ポータルの各トピックページで個別に確認すること。
対象となる研究
7つのトピックで構成される。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-01 がん研究のための仮想人体ツイン(Virtual Human Twin)モデル(RIA、予算3,500万ユーロ、1件あたり800万から900万ユーロ、4件程度)。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-02 発症前の早期がん予測のための細菌叢研究(RIA、1,500万ユーロ、1件あたり約1,500万ユーロ、1件程度)。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-03 難治性がん患者に対する免疫療法を最適化する実践的臨床試験(RIA、2,219万ユーロ、1件あたり700万から800万ユーロ、3件程度)。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-04 より早期で精密な緩和ケア(RIA、1,500万ユーロ、1件あたり約500万ユーロ、3件程度)。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-05 欧州がん患者デジタルセンター(ECPDC)を通じた若年がんサバイバーの心の健康の増進(IA、700万ユーロ、1件あたり約700万ユーロ、1件程度)。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-06 ウクライナと共同で行うがん研究の能力構築プログラムの開発(CSA、500万ユーロ、1件あたり約500万ユーロ、1件程度)。HORIZON-MISS-2026-02-CANCER-07 高齢がん患者の生活の質の向上(RIA、2,500万ユーロ、1件あたり500万から600万ユーロ、5件程度)。
採択されやすい研究像
一般附則Dの評価基準に沿って、卓越性(Excellence)、インパクト(Impact)、実施(Implementation)の3基準で評価される。卓越性では、目的の明確さと的確さ、提案する作業が野心的で技術水準を超えていること、方法論の妥当性(前提となる概念、モデル、仮定、学際的アプローチ、研究内容における性差の適切な考慮、オープンサイエンスの実践の質を含む)が問われる。インパクトでは、作業計画に示された成果とインパクトに至る道筋の信頼性、成果とインパクトを最大化する方策(普及・活用計画と広報活動を含む)の適切さと質が問われる。実施では、作業計画の質と実効性、リスク評価、作業パッケージへの労力配分と資源全体の妥当性、各参加機関の能力と役割、共同体全体として必要な専門性を結集しているかが問われる。各基準は5点満点で採点され、個別基準の合格点は3点、3基準の合計の合格点は10点。イノベーション行動ではインパクトの得点に1.5の重みが与えられる。
過去の採択傾向
本公募(2026年公募)の採択結果は締切前のため未発表。Horizon EuropeのEUミッション「がん」で過去に採択された課題の一覧は、欧州委員会の研究成果データベースCORDIS(https://cordis.europa.eu/ )で公開されている。本欄では個別の採択課題名を収集していない。日本の機関の採択実績については、日本のPillar II準参加が2026年予算年度以降の公募に適用されるため、本公募が最初期の対象回次にあたる。
応募方法
申請システム: EU Funding & Tenders Portal
必要書類:
- Part A(資金入札ポータル上でオンライン入力。応募機関の管理情報、提案の要約予算、公募固有の設問)
- Part B(ポータルの提出システムからひな形を取得し、記入のうえPDFで再アップロード。プロジェクトの技術的記述)
- 附属書類・裏付け資料(提出システムで指定されるものをPDF等でアップロード)
記載項目:
- プロジェクトの目的と技術水準を超える点(卓越性)
- 方法論(前提となる概念、モデル、仮定、学際的アプローチ、研究内容における性差の考慮、オープンサイエンスの実践)
- 作業計画に示された期待成果とインパクトに至る道筋
- 普及・活用計画および広報活動の計画
- 作業パッケージ、労力配分、資源計画、リスク評価
- 各参加機関の能力と役割、共同体全体の専門性
- データ管理計画(Data Management Plan)