「栄養・食糧学基金」研究助成(2026年10月15日締切)
募集中| 助成機関 | 公益社団法人 日本栄養・食糧学会 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 栄養学食糧学食品科学生活習慣病フレイル健康寿命 |
| 助成額 | 原則として1研究課題あたり100万円 |
| 締切日 | 2026-10-15 |
| 研究期間 | 1年間(繰り返し申請することを妨げない) |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | 2件以内(募集要項に記載の採択予定件数) |
| 申請システム | 郵送 |
概要
公益社団法人 日本栄養・食糧学会が運営する「栄養・食糧学基金」による研究助成です。基金は栄養学・食糧学の基盤を確立する基礎および応用面における研究活動と、栄養学・食糧学における国際的学術交流を支援することを目的としており、研究助成については複数年度にわたって重点分野を設定しています。今回の重点分野は、課題1「生活習慣病、フレイルの予防と治療に関する栄養・食糧学的研究」と課題2「健康寿命の延伸と新たな健康課題の解決に資する食品開発に関する研究」の2つです。助成金額は原則として1研究課題あたり100万円で、2件以内を募集します。助成期間は1年間で、繰り返し申請することは妨げられません。応募は所定の申請書を学会長宛に郵送し、あわせて申請書と論文別刷などの関係資料をPDF化してメールでも送付します。締切は2026年10月15日(木)必着。問い合わせは学会事務局(電話03-6902-0072)まで。
応募要件
公益社団法人 日本栄養・食糧学会の正会員であることが必須です。研究代表者は、令和9年(2027年)3月31日の時点で同学会において3年以上の正会員歴を有し、かつ満50歳未満であって、重点分野(課題1: 生活習慣病、フレイルの予防と治療に関する栄養・食糧学的研究、課題2: 健康寿命の延伸と新たな健康課題の解決に資する食品開発に関する研究)における研究課題に関する研究実績のある会員である必要があります。出産・育児で休職された期間がある場合は、1産につき1年間、対象年齢が追加されます。所属機関の種別についての限定は募集要項に記載がありません。推薦は必須ではなく、助成金受領者を推薦する場合に限り所定の推薦書を添付します。
対象となる研究
募集要項が定める重点分野は次の2課題です。課題1「生活習慣病、フレイルの予防と治療に関する栄養・食糧学的研究」、課題2「健康寿命の延伸と新たな健康課題の解決に資する食品開発に関する研究」。申請書では、この課題番号のいずれかに丸を付けて応募します。基金全体の趣旨は「栄養学・食糧学の基盤を確立する基礎および応用面における研究活動、および、栄養学・食糧学における国際的学術交流を積極的に支援すること」とされ、研究助成については複数年度にわたって重点分野を設定すると明記されています。
採択されやすい研究像
募集要項と申請書の記入要領から逆算すると、次の3点を満たす研究が採択に近いと考えられます。①重点分野の課題1または課題2に正面から答える研究であること。応募資格自体に「上記の重点分野における研究課題に関する研究実績のある会員」と実績要件が組み込まれており、その分野での既存の業績と申請課題が連続していることが前提になります。②申請書の「研究目的」欄が求める5区分、すなわちこれまでの研究経過・成果との関連および準備状況、助成によって何をどこまで明らかにするのか、研究の特色・独創性と予想される成果の意義、国内外の関連研究状況の中での位置づけ、そして「東京栄養サミット2021コミットメント」との関連、をすべて具体的に書けること。③1年間かつ100万円という規模で完結し、成果を日本栄養・食糧学会誌またはJournal of Nutritional Science and Vitaminologyに寄稿できる形にまとめられること。報告義務として学会誌への寄稿が課されているためです。なお、審査基準の配点や評価項目は公表されていません。
過去の採択傾向
学会公式の「日本栄養・食糧学会 学術基金 研究助成者一覧」に基づく実績です。令和8年度は2名で、細野崇「脂肪肝から肝線維化の移行にビタミン欠乏は関与するのか?」、増田真志「糖質欲求を制御するエピジェネティクス制御機序の解明」。令和7年度は2名で、小栗靖生「生活習慣病の予防・改善に資する熱産生脂肪細胞を標的とした栄養学的研究」、松居翔「糖質欲求を制御するエピジェネティクス制御機序の解明」。令和6年度は2名で、後藤剛「動物モデルを用いた機能性食品成分による脂肪細胞新生活性の評価」、豊島由香「インスリン受容体基質IRS-2を介した低タンパク質食誘導性脂肪肝形成メカニズムに関する研究」。令和5年度は2名で、山内祥生「イソプレノイドによる骨格筋恒常性制御の分子栄養学研究」、小林美里「高トリグリセライド血症におけるビタミンEの体内利用に関する研究」。近年は毎年度2名の採択が続いており、平成16年度と平成12年度には「該当者なし」の年もありました。応募件数と採択率は公表されていません。
応募方法
申請システム: 郵送
必要書類:
- 所定の申請書(栄養・食糧学基金研究助成申請書。学会ホームページからダウンロード可能)
- 論文別刷りなど関係する資料
- 推薦書(助成金受領者を推薦する場合のみ。申請書末尾頁の様式)
- 所属機関長の推薦書(様式自由。任意の添付書類)
記載項目:
- 助成基金の種類(研究助成・若手研究助成のいずれかを選択)
- 研究代表者氏名(ふりがな、生年月日、押印または自署)
- 所属機関・部局・職
- 連絡先電話、E-Mail
- 所属機関所在地
- 研究課題
- 研究代表者の略歴(大学入学後の学歴、職歴、休職歴を含む)
- すべての他機関への申請状況(過去3年間の研究課題名と申請先名称)
- 研究組織(研究代表者および研究分担者の氏名、年齢、所属、学位、役割分担)
- 研究目的(①これまでの研究経過・研究成果との関連及び準備状況、②助成によって何をどこまで明らかにするのか、③この研究の特色・独創性、予想される成果とその意義、④国内外の関連する研究状況とその中で当該研究の位置づけ、⑤「東京栄養サミット2021コミットメント」との関連)
- 研究計画及び研究方法(年度毎に区分して具体的に記入)
- 研究業績(研究者毎に関連する主な論文・著書を新しい年号から順に記載)
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
-
🔬 研究者 申請書の記入応募要領の記入例を参照しながら申請書を作成します。手書き指定の財団もありますが、多くはWordやPDFのフォーマットで作成可能です。記入欄のサイズに合わせて簡潔に記述してください。
-
🏢 事務担当者 機関長の押印・推薦書の取得学長・学部長等の機関長印が必要な書類に押印を受けます。学内の決裁手続き(稟議)が必要な場合があり、数日から1週間程度かかることがあります。機関長の推薦書が別途必要な場合は、推薦文の原案も準備してください。
-
🏢 事務担当者 提出書類のコピー保管提出する書類一式のコピーを取り、機関内で保管します。採択後の経理処理や報告書作成の際に参照が必要になります。スキャンしてPDFでも保管しておくと便利です。
-
🏢 事務担当者 🔬 研究者 簡易書留での郵送書類一式を封筒に入れ、簡易書留(または公募要領で指定された方法)で郵送します。封筒の表面に「○○助成金応募書類在中」と朱書きすることが一般的です。配達記録が残る方法で送付してください。
-
🏢 事務担当者 到着確認簡易書留の追跡番号で配達状況を確認します。到着確認の連絡をくれる財団もありますが、不安な場合は財団に電話で確認してください。
- 応募資格に日本栄養・食糧学会の3年以上の正会員歴が含まれる。
- 令和9年3月31日時点で満50歳未満という年齢要件がある。出産・育児での休職期間は1産につき1年加算される。
- 重点分野は課題1と課題2の2つに限定されており、申請書で該当する課題番号に丸を付ける。
- 採択は2件以内で、競争は厳しい。
- 締切は必着であり、消印有効ではない。
- 郵送に加えて申請書と関係資料をPDF化してメールでも送付する必要がある。
- 報告義務として、助成年度末までの成果報告書と使途報告に加え、日本栄養・食糧学会誌またはJournal of Nutritional Science and Vitaminologyへの寄稿が求められる。
- 成果公表時には謝辞を付す必要がある(例:「本研究は公益社団法人日本栄養・食糧学会の栄養・食糧学基金の援助を受けて行ったものである」)。
- 学会サイトの栄養・食糧学基金ページから配布されている申請書ファイルは、確認時点で表題が令和8年度、記入要領の締切表記が令和7年10月15日となっており、今回の募集(2026年10月15日締切)に合わせた更新が済んでいない可能性がある。応募前に事務局へ最新様式を確認することを推奨する。
締切は2026年10月15日(木)必着。説明会の開催は公表されていない。学内締切は3週間前を推奨。押印または自署した申請書の原本を郵送する必要があり、あわせて申請書と論文別刷りなど関係資料をPDF化してメールでも送付するため、書類の完成から到着までに余裕が要る。
申請のポイント
- 「消印有効」と「必着」を必ず確認してください。必着の場合は余裕をもって発送する必要があります。
- 機関長印(学長印・学部長印)の取得に数日〜1週間かかる場合があります。学内の押印申請スケジュールを事前に確認してください。
- 一部の民間財団では推薦件数の制限(1機関あたりN件)があります。学内で応募調整が必要な場合は、研究推進課に早めに相談してください。
- 書類の折り曲げ禁止、クリップ使用(ホチキス禁止)など、書類の体裁に関する細かい指定がある場合があります。応募要領を熟読してください。