令和9年度(2027年度)前田工学賞・山田一宇賞
募集中| 助成機関 | 公益財団法人 前田記念工学振興財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 顕彰 |
| 分野 | 土木工学建築学i-construction環境工学都市工学 |
| 助成額 | 前田工学賞は賞状および賞金200万円/1名(土木、建築、i-constructionの各分野1名)。山田一宇賞は賞状および賞金100万円/1名(各分野2名程度) |
| 締切日 | 2026-10-06 |
| 公募開始日 | 2026-08-17 |
| 研究期間 | 顕彰制度のため研究期間の定めはない。賞状と賞金が授与される |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | 財団サイトの「応募状況と顕彰実績」によれば令和8年度は応募39名に対し前田工学賞3名・山田一宇賞5名(両賞計8名)、令和7年度は応募42名に対し3名・6名(計9名)、令和6年度は応募47名に対し3名・6名(計9名)、令和5年度は応募66名に対し3名・5名(計8名) |
| 採択件数 | 前田工学賞は土木、建築、i-constructionの各分野1名(計3名)。山田一宇賞は各分野2名程度。平成6年度から令和8年度までの累計は応募689名、前田工学賞65名、山田一宇賞78名、賞金計1億3,300万円 |
| 申請システム | Web(電子申請システム Graain。所定用紙のPDFを正とし、作成時のWordファイルもあわせてアップロード) |
概要
わが国における基礎研究の振興と若手研究者の育成を目的として、学問的にも社会的にも有用性の点からも優れた博士論文を選考し表彰する制度。応募できるのは、過去3年(令和5年度から7年度、すなわち2023年4月1日から2026年3月31日までの間)にわが国の大学院において博士の学位を取得した論文で、当財団に初めて応募するものに限られる。前田工学賞は土木分野、建築分野、i-construction分野の各1名に賞状と賞金200万円が贈られる。あわせて、応募された学位論文のうち新規性と独創性に富み将来の有用性が期待できるものに山田一宇賞(賞状と賞金100万円、各分野2名程度)が授与される。応募者は前田工学賞候補としてエントリーし、選考委員会が論文を総合的に審査して両賞の候補者を選定する。両賞の同一人同時受賞はできない。審査は2段階で、一次審査は所定用紙のPDFと内容要旨等の提出書類により行い、合格者は令和8年12月末までに決定して通知され、二次審査は博士論文本体により行われる。募集期間は2026年8月17日から10月6日12時までで、電子申請システムGraainでの登録完了分が対象。採否は2027年3月末日までにGraainより通知される。問い合わせは財団事務局(電話 03-3222-6481、kinen.zaidan@jcity.maeda.co.jp)。同財団の研究助成(id=1521)および国際会議助成(id=1578)とは別制度。
応募要件
過去3年(令和5年度から7年度、すなわち2023年4月1日から2026年3月31日までの間)にわが国の大学院において博士の学位を取得した論文で、当財団に初めて応募するものに限る。山田一宇賞の応募資格は前田工学賞と同じで、前田工学賞候補としてエントリーした論文の中から選考される。財団は土木工学、建築工学、環境工学、都市工学などの専攻をおく大学院工学系研究博士課程を有する国公私の大学に周知を依頼しているが、応募時点の所属先を大学に限る旨の定めはなく、令和8年度は企業に所属する受賞者もいる。
対象となる研究
工学のうち土木および建築に関する学術研究において著しい成果をあげた博士論文。主題区分は土木分野、建築分野、i-construction分野の3つで、応募時にいずれかを選ぶ。i-construction分野の技術範囲は、社会インフラや建築物の計画、設計、施工、保守管理、運用に至る全てのライフサイクルを対象とした、建設業の高度化・高信頼化および国土・地域・都市・建築にかかわるイノベーションに寄与する情報通信技術を活用した建設技術で、具体例として計画(プロジェクト計画、プロジェクトシミュレーション)、設計(計画ツール、VR・AR・MR・SR、BIM/CIM)、施工(施工計画・管理、センシング・モニタリング、自動化・ロボット化・機械化、パワーアシスト、UAV、CPS、5G)、保守・運用(プロジェクト情報管理、施設維持運用管理、FM)、インフラ・建築DX(スマートシティ、Society5.0、スマートエネルギーマネジメント)が挙げられている。
採択されやすい研究像
財団サイトの「選考」に記載された観点は次のとおり。①論文のテーマ選定の理由が明確かつ妥当であること。②研究手法が適切であること。③学問的に優れていること。④社会的有用性を有していること。⑤当財団が顕彰するにふさわしいものであること。山田一宇賞は、応募された学位論文の中で新規性・独創性に富み、将来の有用性が期待できる論文に授与される。
過去の採択傾向
財団サイトの前田工学賞受賞者一覧より。令和8年度(第33回)の前田工学賞は、土木分野が石原行博(株式会社技研製作所 圧入技術研究開発センター)「Use of press-in piling data for estimating subsurface information and pile performance」、建築分野が吉田卓彌(COMSOL合同会社)「室内音響設計支援のための陽的時間領域有限要素法による実用的な波動音響解析手法の開発」、i-construction分野が陳庭松(株式会社奥村組 ICT統括センター イノベーション部DX推進課)「Improving the safety of construction site personnel using multi-sensor data fusion」。令和8年度の山田一宇賞受賞者は坂本亮(土木)、松本知将(土木)、柳沢伸也(建築)、連勇太朗(建築)、伊賀上卓也(i-construction)で、授賞式は令和8年5月29日に東京會舘で開催された。令和7年度(第32回)の前田工学賞は、土木分野が加藤智大(京都大学 大学院地球環境学堂)「Geoenvironmental Management of Excavated Earthen Materials with Geogenic Contamination」、建築分野が酒井正樹(株式会社大林組 技術研究所生産技術研究部)「中性化後の鉄筋腐食の進行を考慮したRC造建築物の耐久性評価手法に関する研究」、i-construction分野が伊藤陽(日本電信電話株式会社 アクセスサービスシステム研究所)「機械学習を用いた通信地下管路の地震被害推定手法の構築」。令和6年度(第31回)の前田工学賞は、土木分野が山野井悠翔(電力中央研究所 サステナブルシステム研究本部)「Multi-directional crack model for cementitious composites in consideration of shear graveling」、建築分野が後藤沙羅(神戸大学 大学院工学研究科)「伊丹潤の建築思想および建築作品に関する建築意匠論研究」、i-construction分野が千田紘之「深層学習を用いた地震被災木造住宅の画像診断システム開発および普及促進に関する研究」。
応募方法
申請システム: Web(電子申請システム Graain。所定用紙のPDFを正とし、作成時のWordファイルもあわせてアップロード)
必要書類:
- 申請書(当財団所定用紙のWordとPDFの両方。PDFのファイル名は「工学賞申請書_氏名.pdf」、Wordは「G_工学賞申請書_氏名.docx」)
- 博士論文(本論文)※必須。ファイル名は「A_博士論文_氏名.pdf」、100MBまで
- 学位審査時に提出した学位論文の内容要旨 ※必須。ファイル名は「B_内容要旨_氏名.pdf」
- 審査要旨(大学・主査から入手し可能な限り提出)。ファイル名は「C_審査要旨_氏名.pdf」
- 研究業績 ※必須。A4用紙1枚から数枚程度で簡潔に列記。ファイル名は「D_研究業績_氏名.pdf」
- 学位記(A4版に縮小した写し)※必須。ファイル名は「E_学位記_氏名.pdf」
- その他参考となる資料(最低限にする)。ファイル名は「F_その他資料_氏名.pdf」
記載項目:
- 論文題目(和文・英文)
- 主題区分(土木分野/建築分野/i-con分野のいずれかにチェック)
- 氏名(フリガナ)、生年月日(満年齢)
- 学歴、学位、論文提出年月日、学位授与機関名、学位授与年月日
- Researchmap会員IDまたはその他の研究者ID
- 現在の所属研究機関・部局・職名、勤務先住所、連絡先
- 論文審査教官名(主査・副査の氏名と所属・部局・職名)
- 研究の背景、目的および意義
- 1.論文を一般に広く公表したか、いつどのような形で公表したか、未公表の場合の計画
- 2.公表された結果どのような反響があったか、他の研究者等と討論したか
- 3.他の研究論文等に引用されるなど何らかの評価を受けたか
- 4.論文の成果が企画、計画、基準、規格、設計、施工、調査報告、試験、製品等の形で実際に生かされているか
- 5.他の機関の賞を受けたか、賞に応募しているか
- 備考(事務局連絡欄)
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 応募できるのは2023年4月1日から2026年3月31日までに取得した博士の学位論文で、当財団に初めて応募するものに限る。
- 申請者は前田工学賞候補としてエントリーし、選考委員会が前田工学賞と山田一宇賞の両方を選考する。山田一宇賞への直接応募はできない。
- 前田工学賞と山田一宇賞の同一人同時受賞はできない。
- PDFにパスワードやセキュリティ設定を行ってはならず、申請書PDFの容量は5MB以内。
- 一次審査は所定用紙のPDFと提出書類B〜Fで行い、博士論文本体は確認等が必要になった際の参考とする。二次審査は博士論文本体で行う。
- 不備のある書類は審査の対象としないことがある。
- 研究助成ではなく個人への顕彰制度のため、研究計画書や経費内訳の記入欄はない。
締切は2026年10月6日12時(Graainでの登録完了分)。説明会の開催予定は公表されていない。学内締切の定めは財団側にはないが、学位を取得した大学から学位記の写しと内容要旨、主査からの審査要旨を入手する必要があるため、書類の手配は締切の4週間前から始めるのが実務上の目安。
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。