「ディープテック・スタートアップ支援基金/大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業/市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証(CPP)」及び「GX分野の大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業/市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証(GX_CPP)」の公募
募集終了| 助成機関 | NEDO |
|---|---|
| カテゴリ | 国家プロジェクト |
| 分野 | スタートアップ支援産業技術ディープテックGX脱炭素 |
| 助成額 | 補助金交付額上限10億円(補助率は補助対象費用の1/2以内、事業期間1〜3年程度) |
| 締切日 | 2026-09-30 |
| 公募開始日 | 2026-08-26 |
| 研究期間 | 1〜3年程度(2030年3月末まで) |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | jGrants |
概要
NEDOが実施する、ディープテック・スタートアップと大企業等の連携を本格調達・購買につなげる補助事業(CPP)と、そのGX分野版(GX_CPP)。提案者は大企業等と、その委託・共同研究先となるスタートアップ1社で、補助金交付先は大企業等。大企業等がスタートアップ製品を購買して実環境で検証・研究開発を行い、そのフィードバックを踏まえてスタートアップが更なる研究開発、性能最適化、コスト低減等に取り組む。応募時には、事業終了後の購買に関する基本合意書(LOI)を双方合意のうえ取り交わして提出する。補助金交付額上限は10億円、NEDO補助率は補助対象費用の1/2以内(購買に係る補助率はLOIに記載する現状価格と目標価格の価格差から算定し、上限1/2)、事業期間は1〜3年程度(2030年3月末まで)。予算規模はCPPがディープテック・スタートアップ支援基金53億円の内数、GX_CPPが2026年度当初予算85億円の内数。提案受付期間は2026年8月26日から9月30日正午までで、電子申請システム「Jグランツ」で大企業等が申請する(GビズIDプライムまたはメンバーのアカウントが必要)。書面審査の後、必要に応じてプレゼンテーション審査と経営者面談を行い、採択先決定は2026年12月上旬から2027年1月上旬頃、交付決定は2027年1月以降の予定。問い合わせ先はスタートアップ支援部 大企業調達事業事務局(chotatsu@nedo.go.jp)。
応募要件
提案者は大企業等(「中小企業基本法における中小企業の資本金の水準を上回り、常用従業員数2,000人を超える大企業を想定するが、本事業の趣旨に合致する事業会社を指す」)と、その委託・共同研究先となるスタートアップ1社。大企業等は「日本に登記されている民間企業であって、事業活動に係る主たる技術開発及び意思決定のための拠点を日本国内に有すること」、スタートアップとLOIを双方合意の上で取り交わしていること、補助事業期間にスタートアップ製品を購買して検証し技術的なフィードバックを行うこと等が求められる(GX_CPPではGXに係る取組申告書の提出とGXフューチャー・リーグへの入会等も必要)。スタートアップは、日本に登記された未上場の民間企業で、原則中小企業に該当しみなし大企業に該当しないこと、直近過去3年分の課税所得の年平均額が15億円を超えないこと、大企業の持分法適用会社ではないこと、原則として設立から15年以内であること、技術研究組合ではないこと、売上高研究開発費割合が5%以上であること等。FAQでは「大企業等の企業形態は指定していないため、大学等の研究機関であっても大企業等の要件を満たしていれば応募いただくことは可能です」とされている。
対象となる研究
CPP・GX_CPP共通で次の要件を満たす事業が補助対象。①第1回日本成長戦略会議(2025年11月10日)で提示された17の戦略分野(AI・半導体、デジタル・サイバーセキュリティ、情報通信、量子、防衛産業、航空・宇宙、海洋、造船、マテリアル(重要鉱物・部素材)、合成生物学・バイオ、創薬・先端医療、資源・エネルギー安全保障・GX、フュージョンエネルギー、フードテック、防災・国土強靭化、港湾ロジスティクス、コンテンツ)に該当し、経済産業省所管の鉱工業技術(原子力技術に係るものを除く)であること。②具体的技術シーズがあって技術開発要素があること(技術開発要素が少ないものや、既存製品(購入品)を利用しただけのものは対象外。公募ページではスマートフォンのアプリ開発のためのソフトウェアのコーディングを例示)。③競争力強化のためのイノベーションを創出しうるものであること(実証段階でも技術開発要素があれば提案可能。医薬品及び再生医療等製品に係る開発は原則対象外だが、医薬品開発を加速する支援技術の開発や、医療機器、医療検査技術等の複合技術の開発は補助対象)。GX_CPPではこれに加え、CO2の排出削減に向けた野心的な目標を掲げる等のイノベーションで、非化石エネルギーの開発・利用の促進、次世代のリチウムイオン電池、非化石由来の原料に転換する革新素材、省エネルギー実現に資する半導体・革新素材・AIの開発等のエネルギー利用の高度化、又は事業所等から排出されるCO2の排出の抑制に係る事業であることが必要で、国内での排出削減に効かない事業は対象外。大企業等の戦略課題として、①プロセス改善(主にコスト削減)、②既存製品・サービスの強化(性能アップ・利便性向上等)、③新規事業開発・次世代製品開発のいずれかを選んで提案する。
採択されやすい研究像
公募要領の評価項目から逆算すると、次の3点を満たす提案が評価されやすい。①購買の確度が高い:事業終了後に大企業等がスタートアップ製品を購買する前提で事業が設計され、購買基準や購買計画が明確であり、両社の間で良好かつ公平な関係が構築され、購買に至るプロセス(必要手続きや実施事項)の解像度と蓋然性が高い。②購買までが速い:社内意思決定・調達プロセスを含む購買までの予定期間が短く、その期間内に購買が実施される蓋然性が高い(FAQでは、業界平均やベンチマーク企業と比較したスピードで判断するとしている)。③インパクトが大きい:購買が実現した場合の両社の企業戦略・事業戦略上の効果が十分大きく、購買によって創出される売上規模・経済効果や他企業等への展開可能性が大きい(説明会資料では、数値の大きさだけでなく妥当性や算出根拠の確からしさも含め総合的に判断するとしている)。GX_CPPでは、将来を含めて国内のCO2の排出削減に貢献することも評価される。このほか事業目的への適合性、17の戦略分野に係る政策との整合性、取り組み内容の優位性(スタートアップ製品の新規性や有用性等)、実施体制・能力も審査され、えるぼし・くるみん・ユースエール認定、賃上げ表明、J-Startup等の認定には加点がある。
応募方法
申請システム: jGrants
必要書類:
- 1-1. 提案書様式他(Excel。表紙、提案書様式、主任研究者研究経歴書、資金計画表、資金繰り表、財務データ入力、ワークライフ・バランス等推進企業に関する認定等の状況、従業員への賃金引上げ計画の表明書、GXに係る取組申告書、チェックシート等のシートを含む)
- 1-2. 実施計画書(提案内容)(PowerPoint)
- 1-3. 支出計画書(Excel)
- 1-4. LOI(基本合意書。PDF)
- 2-1. 直近3年分の財務諸表(決算報告書)(PDF。大企業等とスタートアップがそれぞれ用意)
- 2-2. 全部事項証明書(履歴事項全部証明書)(PDF。大企業等とスタートアップがそれぞれ用意)
- 2-3. 応募に係る要件確認に対する説明書(スタートアップが出資関係の要件ⅻ.に該当する場合のみ。PDF)と添付書類(会社定款、取締役名簿、株主名簿等)
記載項目:
- 1. 概要:1-1. 提案概要(大企業等・スタートアップ各実施事項の期間・費用・達成目標・実施内容)、1-2. 本事業に関するスタートアップ製品の調達・購買(現状価格・目標価格・価格差、事業期間中と事業終了後の購買時期・数量・総額)
- 2-1. 大企業等の戦略課題と戦略的利益(会社戦略、推進体制、課題特定)
- 2-2. スタートアップの製品・サービス(概要、優位性・有用性、新規性・進歩性)
- 3. 関係構築の経緯(時間軸、両社が実施したこと、どちらが働きかけたか)
- 4-1. スケジュール(研究開発項目・目標値・担当社。最長3年、2030年3月末までに完了)
- 4-2. 大企業等の研究開発事項(購買後の検証・改良とスタートアップへのフィードバックの方法)
- 5-1. スタートアップ製品の調達・購買に関するプロセスとスケジュール
- 5-2. 調達・購買によるインパクト(大企業等)短期・長期(削減コストまたは売上金額、算出式、補助金額に対する倍率、業界ベンチマーク比較)
- 5-3. 調達・購買によるインパクト(スタートアップ)短期・長期(売上金額、算出根拠、補助金額に対する倍率、可能であれば収益率)
- 6. 補足(任意。両者合わせて最大10ページ)
- LOI:対象となるスタートアップ製品、購買基準、購買予定数量等(製品価格は支出計画書・実施計画書と一致させる)
- GXに係る取組申告書(GX_CPP):CO2排出削減のための取組と、その削減効果の定量的な推計・算定(根拠、考え方、マイルストーン)
資金の受入れと機関の手続き
この資金情報の確認日:
| 資金の受入れ | 機関管理根拠の原文を見る
|
|---|---|
| 資金の性格 | 補助金根拠の原文を見る
|
| 間接経費 | 内数根拠の原文を見る
|
| 機関長承認 | 記載なし |
「記載なし」は、確認した資料に定めを見つけられなかった項目です。承認不要や間接経費の利用可を意味しません。
資金の取扱いの出典を開く募集要項・申請様式・出典
公募データの更新日:
募集要項の抽出日:
申請様式
- 2026年度「大企業調達事業CPP/GX_CPP」提出書類一式(提案書様式他・実施計画書・支出計画書・LOI・要件確認説明書)
- 2026年度「大企業調達事業CPP/GX_CPP」公募要領
- スタートアップの株主構成等に係る補足資料
- 公募説明会資料
- 大企業調達事業CPP・GX_CPP FAQ集(2026/9/9版)
更新日・確認日・抽出日は対象の情報ごとに異なります。応募する年度・回次と、公式ページに掲載された最新の要項・様式を確認してください。
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
-
🏢 事務担当者 🔬 研究者 jGrantsにログインGビズIDを使ってjGrantsにログインします。ログイン後、機関情報が正しく表示されていることを確認してください。
-
🏢 事務担当者 🔬 研究者 公募の検索・選択公募一覧から対象の公募を検索し、「申請する」を選択します。公募名や配分機関名で検索できます。公募が見つからない場合は、受付開始日を確認してください。
-
🔬 研究者 提案書のアップロード公募要領に指定されたフォーマットで作成した提案書をPDFでアップロードします。NEDO公募の場合、提案書の様式(ページ数・フォントサイズ・余白等)が厳密に指定されているため、公募要領を熟読してください。
-
🔬 研究者 予算情報の入力研究開発費の経費内訳(人件費、設備費、旅費、その他経費など)をフォームに入力します。提案書の予算計画と金額が一致しているか必ず確認してください。
-
🏢 事務担当者 🔬 研究者 申請内容の確認・提出すべての入力内容とアップロードファイルを最終確認し、提出します。提出後は「申請済み」ステータスに変わります。受付完了メールが届くことを確認してください。
- 採択後、交付決定前までに大企業等がe-Radで応募情報を入力・申請する(スタートアップの研究者も研究分担者として登録)。説明会資料では「e-Rad番号の取得には2週間程度かかる見込みです」としている。
- 学術研究機関または事業会社との共同研究を含む場合、交付決定後30日以内に共同研究に係る契約書の写しをNEDOに提出する。本事業で計上する委託費・共同研究費は交付決定日以降に締結された契約書に基づくものに限られる。
- 提出期限は2026年9月30日(水)正午。入力・アップロードの途中で期限が来た場合も受け付けられない。受付期間内であれば再提出でき、最後の提出が有効になる。
- FAQでは、大学等の研究機関であっても大企業等の要件を満たしていれば大企業等として応募できるとしている。また、LOIに署名するスタートアップが委託・共同研究先に含まれていれば、学術機関を大企業等の委託・共同研究先に追加でき、その費用も補助対象経費に計上できる。
- 学術機関等が委託・共同研究先の場合、委託・共同研究費に間接経費を計上できる(共同研究契約等でも同様に約定されていることが必要)。
- 学術機関等が委託・共同研究費で取得した財産は、内規と共同研究契約書等の双方に「取得した財産の帰属は共同研究先とする」旨が定められていれば、学術機関に帰属させることができる。
- 購買に係る補助率はLOIの現状価格と目標価格の価格差を現状価格で除した値(上限1/2)で、購買以外の経費の補助率は1/2。一度購買した後は、購買に係る補助率を適用して再度購買することはできない。
- 個別相談の受付は2026年9月14日正午で終了している(相談期間は9月16日まで)。
- CPPとGX_CPPで組み先と研究開発内容が全く同一の案件を両方同時に応募することはできない。
- 採択案件は事業者名(委託・共同研究先を含む)がNEDOのウェブサイト等で公表され、採択審査委員の氏名も公表時に公表される。
- 補助は消費税抜きの経費に補助率を適用した実績払いで、精算払いと概算払いを選択できる。
本事業は大企業等が代表提案者としてJグランツで申請する補助事業で、公募要領・FAQに機関内締切の定めは無い。大学等が委託・共同研究先として参加する場合も、提出は大企業等がスタートアップ側の書類を含めて取りまとめて行うため、提出期限(2026年9月30日正午)より前に大企業等との間で書類の受け渡し期限を決める必要がある。
申請のポイント
- GビズIDプライムの取得には約2週間かかります。初めてjGrantsを利用する場合は、公募開始前に取得を済ませてください。
- NEDO公募では提案書のフォーマット(様式、ページ数上限、フォントサイズ等)が厳格に指定されています。様式不備で不受理とならないよう注意してください。
- 大型プロジェクトの場合、コンソーシアム(共同提案体)の構成が必要です。参画企業との調整に時間がかかるため、早めに体制を固めてください。
- jGrantsのシステムメンテナンスは金曜夜〜土曜に行われることが多いです。締切が月曜の場合は金曜中に提出することを推奨します。