Grand Challenges: Innovations in Low-Cost and Simplified Pathogen Sequencing Workflows
募集中| 助成機関 | Bill & Melinda Gates Foundation(Grand Challenges) |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 医学感染症ゲノム公衆衛生 |
| 助成額 | ティア1は最大30万米ドル、ティア2は最大60万米ドル、ティア3は最大80万米ドル(3つのティア合計で15件程度を採択予定) |
| 締切日 | 2026-09-29 |
| 公募開始日 | 2026-08-18 |
| 研究期間 | ティア1とティア2は最長24か月、ティア3は最長36か月 |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | 3つのティア合計で15件程度を採択予定 |
| 申請システム | Web(Gates Foundation 応募ポータル) |
概要
病原体のゲノム解読について、検体から配列データまでの総費用を1検体あたり1米ドルから10米ドル程度まで下げつつ、公衆衛生の判断に使える精度を保つ手法と作業工程を募集する公募。ゲイツ財団とテマセク財団が共同で資金を出し、国連財団が運営し、WHOのパンデミック情報ハブが主宰する国際病原体サーベイランスネットワーク(IPSN)、アフリカ病原体ゲノムイニシアティブ、アジア病原体ゲノムイニシアティブが地域の技術と公衆衛生の連携先として参画する。新しい配列決定装置の開発ではなく、既存の装置(Illumina、Oxford Nanopore、MGI/BGI等)をより安価かつ確実に大規模運用できるようにする手法と作業工程の刷新を優先する。対象は、ポリオ、麻疹、アルボウイルス、ロタウイルス、ウイルス性出血熱、mpox等のウイルス全ゲノム、マラリア原虫の薬剤耐性と診断耐性のマーカー、結核菌の薬剤耐性検査、薬剤耐性菌を含む細菌の耐性と伝播動態の4分類。提案は成熟度に応じて3つのティアに分かれ、ティア1は最大30万米ドルで最長24か月、ティア2は最大60万米ドルで最長24か月、ティア3は最大80万米ドルで最長36か月。3ティア合計で15件程度の採択を見込む。応募期間は2026年8月18日から2026年9月29日午前11時30分(米国太平洋時間)まで。説明会は2026年9月1日午前5時30分から6時30分(米国太平洋時間)にオンラインで開催し、録画も公開される。採否の通知は2027年1月31日まで、開始は2027年4月頃の見込み。問い合わせは grandchallenges@gatesfoundation.org。
応募要件
募集規程に「This opportunity is open to research institutes, nonprofit organizations, for-profit companies, international organizations, government agencies, and academic institutions.」と記載され、研究機関、非営利団体、営利企業、国際機関、政府機関、大学が対象。米国税法上の個人に分類される個人および団体は助成の対象外で、応募は法人単位となる。国連制裁の対象であることや米国もしくは国連の制裁に重大な違反があること、対人地雷、クラスター爆弾、核兵器等の問題のある兵器の製造やたばこの製造から収益を得ていることは失格事由。全応募者にゲイツ財団のグローバルアクセス要件の遵守が求められる。低中所得国の応募者が率いる課題や共同体での応募を推奨するとあるが、国による応募制限の記載はなく、日本の大学や研究機関を除外する記述もない。登録時に自機関の税務上の位置づけを申告する必要があり、位置づけによって適用される契約条件が変わる。
対象となる研究
対象病原体と用途は募集要領の表1に定める4分類。①ポリオ、麻疹、アルボウイルス、ロタウイルス、ウイルス性出血熱、mpox等の公衆衛生上重要なウイルスの全ゲノム配列決定(標的濃縮、全ゲノムが難しい場合はアンプリコン配列決定、新規または想定外の病原体の検出と特徴づけにはメタゲノム配列決定も可。臨床検体と下水等の環境検体の双方に対応し、日常的な遺伝子型別と高解像度の伝播解析の両方を支えること)。②熱帯熱マラリア原虫と三日熱マラリア原虫の薬剤耐性および診断耐性マーカー(乾燥血液スポットや使用済み迅速診断キットからの検出、臨床検体から結果まで48時間未満)。③WHOの薬剤耐性変異カタログに基づく標的次世代配列決定または全ゲノム配列決定による結核菌の薬剤耐性検査(培養を要しない方式が望ましい、48時間未満)。④細菌および微生物の薬剤耐性と伝播動態の解析、系統特異的な一塩基多型または全ゲノム配列決定。横断的な設計要件は表2に、費用(検体から配列まで1米ドルから10米ドル)、工程の簡素さ、低中所得国での頑健性、共通の実験基盤に差し替え可能な部品を組み合わせる構成、拡張性、データの質、冷蔵搬送への非依存、装置非依存の8項目として示されている。対象外は、目標費用への到達が見込めない小幅な改良、一括調達や価格交渉や処理量の増加に依存する費用削減、公衆衛生の判断に使えないほど精度や深度を犠牲にする方式、配列決定を用いない提案、検証計画のない理論的な構想、技術的成熟度に見合わない予算要求、独立した評価や手順書と試薬とデータの適切な共有に応じない提案。
採択されやすい研究像
募集規程の審査基準(Technical merit and feasibility、Credibility of proposed methodology、Qualifications of the team and strength of partnerships、Plans for validation of solutions against existing methods、Plans for transparency, and accessibility of new tools/methods for LMICs)と、募集要領が挙げる「we are looking for proposals that」の記述から逆算すると、次を満たす提案が採択されやすい。①費用の見通しを予備的な原価モデルと現実的な技術的前提(目標カバー率、深度、多重化、性能、運用条件)で裏づけ、処理量や一括調達ではなく手法と工程の刷新で1検体1米ドルから10米ドルに到達する道筋を示していること。②共通の実験基盤に、病原体ごとに差し替え可能なプライマーパネルや測定部品を組み合わせる構成とし、装置や試薬を入れ替えずに病原体を切り替えられることを示していること。③低中所得国の公衆衛生検査室の実情(自動化の制約、試薬の保存期間、冷蔵搬送の制約、標準的な分子生物学の訓練を受けた職員)を踏まえた運用可能性を具体的に書いていること。④18か月の明確な計画と、助成開始から12か月以内に概念実証データを出す里程標を置いていること。⑤検証済みの工程が各国の日常的なサーベイランスへ移行し、助成終了後も安価に維持される道筋を示していること。
過去の採択傾向
本公募(2026年)の採択実績はまだない。Grand Challenges の過去の公募で採択された課題は、公式サイトの Awarded Grants 検索(https://grandchallenges.org/grants )で公開されている。本公募の採択者一覧は決定後に公表される見込み。
応募方法
申請システム: Web(Gates Foundation 応募ポータル)
必要書類:
- 応募者プロフィールと機関情報(応募ポータル上で入力)
- 提案書(Microsoft Word または PDF、3ページ以内。参考文献と図表を含む)
- 予算表と予算の説明(1ページ以内。ポータル内のひな型を使用)
記載項目:
- 冒頭の説明(対象とする課題の特定と、解決案の要点を1文か2文で太字に)
- 提案の内容(明確な仮説、費用と複雑さを下げるために行う作業、裏づけとなる既存の成果とデータ)
- 実装への道筋(実現の方法、実験室と現場検体での検証計画、現行の標準法との比較)
- 体制の能力(低中所得国での実務経験を含むチームの経験と能力)
- 予算の内訳(人件費、下請け、再助成、資産と設備、旅費、消耗品、その他、間接経費)と主要な費用要因の説明
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 米国税法上の個人に分類される個人および団体は助成の対象外で、応募は法人単位となる。
- 提案書は3ページ以内、11ポイント以上、余白0.5インチ以上、行間シングル、Aptos、Arial、Times New Roman のいずれか、ファイルサイズ3MB以内。書式に従わない応募は提出や審査の段階で弾かれることがある。
- 表紙は付けない(登録情報から自動生成される)。
- 提出物は機密として扱われない。財団は応募内容を外部審査者、コンサルタント、連携先、共同出資者と共有する場合があり、機密や自社固有の情報を書かないよう明記されている。
- 間接経費は要求総額の内数として計上する(ゲイツ財団の間接経費方針による)。
- 審査の第1段階の選別で外れた場合、個別の講評は行われない。
- 採択後は独立した評価や、手順書と試薬とデータの適切な共有に応じることが前提となる。
締切2026年9月29日午前11時30分(米国太平洋時間)、日本時間では9月30日午前3時30分。説明会は2026年9月1日午前5時30分から6時30分(米国太平洋時間)。学内締切は3週間前を推奨。機関の税務上の位置づけの申告、グローバルアクセス要件と知的財産の扱いの学内確認、間接経費の計上方法の調整に日数を要するため。応募は法人単位で、個人としての応募は認められない。
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。