第13回 上原記念生命科学財団 特定研究助成金
募集中| 助成機関 | 公益財団法人 上原記念生命科学財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 老化研究細胞老化老化関連疾患健康長寿基礎医学生命科学 |
| 助成額 | 500万円×3年間(総額1,500万円)を15件。うち選考で特に優れた研究課題は5件を上限として重点支援枠とし、800万円×3年間(総額2,400万円) |
| 締切日 | 2026-08-07 |
| 公募開始日 | 2026-06-04 |
| 研究期間 | 3年間(助成金は年度ごとに分割交付) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | 独自Web(財団の助成金Web申請。事前にマイページの新規取得が必要) |
概要
上原記念生命科学財団が3年に1度、特定テーマを設けて募集する大型研究助成。第13回の助成対象課題は「健康長寿社会の実現を目指した老化研究の新機軸」で、細胞老化メカニズム、臓器レベルの老化変化に着目した老化関連疾患、個体老化制御の3分野を対象とする。助成金額は500万円×3年間(総額1,500万円)で15件、うち選考で特に優れた課題は最大5件を重点支援枠として800万円×3年間(総額2,400万円)とする。応募は財団ホームページの助成金Web申請から行い、締切は2026年8月7日(金)、採否は2026年12月11日予定で通知される。
応募要件
助成対象課題に掲げた研究に意欲的に従事する日本在住の研究者で、1966年4月1日以降出生の者。単独研究でも共同研究でもよく、共同研究の場合は主たる研究者が応募する。大学院生(日本学術振興会のDC1、DC2の者も含む)および民間企業に所属する研究者は対象外。
対象となる研究
助成対象課題「健康長寿社会の実現を目指した老化研究の新機軸」。対象となる研究は次の3分野。(1) 新たな視点からの細胞老化メカニズムの解析(新たな切り口からの細胞老化機構の解析、老化細胞特異的マーカーの検索、細胞老化制御方法の開発研究など)。(2) 臓器レベルでの老化変化に着目した老化関連疾患の解析(老化によって惹起される臓器の機能低下、老化関連疾患における老化細胞制御を視野に入れた臓器レベルでの老化研究)。(3) 健康長寿の実現に向けた個体老化制御研究の推進(モデル動物に加えコホート研究なども活用したヒトでの検討を含む、健康・医療への展開を見据えた個体レベルの老化制御研究)。
採択されやすい研究像
募集要項別紙の応募要領(目的)で、財団は「基礎科学としての『老化』の研究はまだ発展途上であり、老化制御のトランスレーション研究を推進するためには、さらなる基礎的知見が必要な状況である」との認識を示し、「本特定研究では以下の3つの項目から研究を推進し、老化研究の新機軸の確立を目指す」としている。既存研究の延長ではなく、老化研究の新機軸となる基礎的知見をもたらす提案が方針に合致する。分野別の記載は次のとおり。(1)細胞老化に伴う種々の物理化学パラメーターや代謝の変動を、単なる随伴現象ではなく老化細胞の表現型や細胞老化促進に寄与しうる因子として捉え、「新たな切り口からの細胞老化機構の解析、老化細胞特異的マーカーの検索、細胞老化制御方法の開発研究」を推進する。(2)臓器を構成する多種類の細胞のうち全ての細胞老化が臓器機能傷害を惹起するとは限らないという観点から、「老化によって惹起される臓器の機能低下、老化関連疾患における老化細胞制御を視野に入れた臓器レベルでの老化研究」を推進する。(3)老化細胞が生理的に重要な機能も果たし老化細胞除去の問題点も指摘されているという前提のもと、「モデル動物に加え、コホート研究なども活用してヒトでの検討も推進し、健康・医療への展開を見据えた個体レベルでの老化制御研究」を推進する。助成は3年間で、申請書様式が第1年次から第3年次までの年度別推進計画を求めるため、3年で完結する計画性が必要。様式が独立項目として「この研究の特色、独創性」および「申請者の従来の研究経過、成果または準備状況」を設けているため、独創性と着手済みの準備状況を明示できる課題が求められる。(詳細は募集要項)
過去の採択傾向
前回(2023年度・第12回)特定研究助成金の贈呈対象者一覧が公式サイト「これまでの助成金受領者」で公開されている。2023年度事業報告書には「(イ)第12回特定研究助成金 2023年度から開始した『ヒューマンバイオロジーによる革新的医学研究』助成対象者20名に2023年度分の助成金を交付した」「特定研究助成P 助成件数5件(5,000千円×3年=15,000千円)/同S 助成件数15件(3,000千円×3年=9,000千円)」と記載(第13回の助成対象課題は「健康長寿社会の実現を目指した老化研究の新機軸」であり、前回とテーマは異なる)。贈呈対象者一覧(部門別、五十音順、敬称略)の記載は次のとおり。研究分野P(助成金額1,500万円)5名: 大野博司(国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 粘膜システム研究チーム チームリーダー)「妊娠期の母体のウイルス感染と子の1型糖尿病発症促進」、岡部繁男(東京大学 医学系研究科神経細胞生物学分野 教授)「イメージングによるヒト精神・神経疾患の病態解明」、高地雄太(東京医科歯科大学 難治疾患研究所ゲノム機能多様性分野 教授)「最新シークエンシング技術による新規疾患遺伝子同定」、斎藤通紀(京都大学 高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 教授・拠点長)「ヒトエピゲノムリプログラミングの分子機構の解明」、佐藤俊朗(慶應義塾大学 医学部 医化学 教授)「オルガノイドを用いた試験管内機能再構築と疾患研究」。研究分野S(助成金額900万円)15名: アレヴ ジャンタシュ(京都大学 高等研究院ヒト生物学高等研究拠点ASHBi 特定拠点准教授)「ヒトの原腸陥入後の発生と疾患の試験管内再構築」、岡江寛明(熊本大学 発生医学研究所 教授)「初期胚を構成する全系列のオルガノイド化とその応用」、小川佳宏(九州大学 大学院医学研究院病態制御内科学分野(第三内科) 主幹教授)「副腎皮質腫瘍の発生機構と病態生理的意義の解明」、片岡圭亮(慶應義塾大学 医学部血液内科 教授)(詳細は募集要項)
応募方法
申請システム: 独自Web(財団の助成金Web申請。事前にマイページの新規取得が必要)
必要書類:
- 交付申請書(助成申請受付フォームにWeb入力。申請者情報、ORCID ID、学位、対象研究テーマ名、研究テーマの概略・キーワード・専門領域、共同研究者、学歴・職歴、助成金の使途)
- 申請書様式(全3ページ、カラー印刷。1.研究の目的、2.研究計画と方法(第1年次〜第3年次の年度別推進計画)、3.この研究に関連する国内外の研究状況、4.申請者の従来の研究経過・成果または準備状況、5.この研究の特色・独創性。レイアウトの変更・ページの追加は不可)
- 応募分野一覧表(3分野から該当分野を選択)
記載項目:
- 対象研究テーマ名
- 研究テーマの概略
- 研究テーマのキーワード
- 研究テーマ専門領域
- 1. 研究の目的(何をどこまで明らかにするかを具体的に記入)
- 2. 研究計画と方法(達成目標及びその方法。第1年次・第2年次・第3年次の年度別推進計画)
- 3. この研究に関連する国内外の研究状況
- 4. 申請者の従来の研究経過、成果または準備状況
- 5. この研究の特色、独創性
- 共同研究者(氏名・所属先・役職)
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 応募資格は1966年4月1日以降出生の日本在住の研究者。大学院生(日本学術振興会のDC1・DC2を含む)と民間企業所属の研究者は対象外。
- 特定研究助成金のみ募集期間が短く、他種目(2026年6月4日から9月3日)より約1か月早い8月7日締切(財団のよくあるご質問)。
- 3年に1度、特定テーマで募集される種目。第13回の助成対象課題は「健康長寿社会の実現を目指した老化研究の新機軸」。
- 重点支援枠(800万円×3年間、5件を上限)は申請時に選ぶものではなく、研究内容の評価結果等を踏まえ選考段階で決定される。採択となった場合は増額分を含めた助成金の使途計画を再提出する。
- 助成金受領者は2029年開催予定の国際シンポジウムで講演者として研究成果を発表する義務がある。重点支援枠の採択者は同シンポジウムの組織委員としてプログラム構成や海外講演者候補の検討に参画する(経費は財団負担)。
- 2027年(初年度)に研究計画発表会、2028年(2年度)に中間報告会が開催される。贈呈式は2027年3月11日。
- 報告書は各年度の収支決算報告書と研究経過報告書。提出期限は初年度2028年4月30日、2年度2029年4月30日、3年度2030年4月30日。3年度の研究経過報告は財団刊行の研究報告集に掲載される。
- 申請は日本語のみ。枠の変更、ページの追加、別紙の追加は不可。図表・グラフは決められた枠内に収める。様式はカラー印刷。
公募締切は2026年8月7日(金)。募集要項および申請書サンプルには所属機関長の承認欄・押印欄・推薦者欄がなく、「推薦」「承認」の語も出てこないため、機関承認を要する書類は公式には明示されていない。ただし学内手続きとして次の3点に日数がかかる。(1)募集要項9.の注記により間接経費・オーバーヘッドを所属機関内で免除手続することとされており、寄附金受入規程で一律徴収している機関では免除の内部決裁に2週間程度を見込む。(2)財団の応募方法ページに全種目共通の注記として「推薦書は押印の上、アップロードしてください」とあり、特定研究助成金で推薦書が必要かは公式に明示されていないため、財団への照会(回答待ち)と必要な場合の所属長押印取得に10日程度を見込む。(3)Web申請はデータ送信後に財団が内容を確認して受付番号をメール通知する方式で、不備の差し替え余裕が必要。(詳細は募集要項)
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。