第49回 石本記念デサントスポーツ科学振興財団 学術研究助成
募集中| 助成機関 | 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | スポーツ科学体育学健康科学人間工学被服科学運動施設工学 |
| 助成額 | 第一部 課題学術研究: 入選100万円(2〜4件予定)。第二部 自由課題学術研究: 最優秀入選100万円(2〜3件)、優秀入選50万円(17〜18件)、合計20件予定 |
| 締切日 | 2026-08-02 |
| 公募開始日 | 2026-06-01 |
| 研究期間 | 第一部は研究期間を別途設定(複数年となる場合はA4サイズ2枚程度の中間報告書を提出)。第二部は入選内定から報告書提出まで約7ヶ月(報告書提出期限2027年6月30日) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | 独自Web(財団の助成申請システム https://descente-zaidan.yoshida-p.net/ でマイページを取得し、応募書類を作成・アップロードして提出する。書面での申込みは受け付けない。申請フォームは2026年8月2日に自動的に締め切られる) |
概要
スポーツ関連科学に関する学術研究を奨励・援助し、健全な体育・スポーツの振興・発展に寄与することを目的とした研究助成。募集は二部構成で、第一部は財団が定めた本年度テーマによる課題学術研究、第二部は自由課題学術研究。高度にアカデミックな研究よりも現実に役立つ研究を、また疾病に対する運動療法よりも健康者・半健康者の積極的な健康増進を意図する研究を優先すると明記されている。第49回(2027年)の募集期間は2026年6月1日から8月2日までで、財団の助成申請システムによる電子申請のみを受け付ける。
応募要件
(1)体育学、健康科学、人間工学、被服科学、運動施設工学等、健康の増進と体力の向上に関わる学術、およびその他スポーツ振興に寄与する学術研究に関する講座を持った大学、およびこれに準ずる研究機関に所属する個人またはグループ。(2)高校生から幼児までの教育機関に奉職しており、上記分野で研究または調査活動を積極的に行っている個人またはグループ(この場合は運動生理学的研究でなくとも、教育現場における身近で即座に役立つ研究テーマを求める。研究報告等に不慣れな人は報告書作成に習熟した人を共同研究者に加えて申請すること)。(1)(2)とも eAPRIN などの研究倫理教育を修了していることが必須。共同研究者の記載は4名以内。
対象となる研究
第一部 課題学術研究(本年度テーマ)は、(1)暑熱環境下における運動パフォーマンスのサポート、または快適性を実現する被服・用具に関する研究、(2)運動時に着用する被服・用具における「心地よさ」などの感性値の解明と定量化、及びそれらに基づく被服・用具の製品設計に関する研究、(3)ウェアの着用が心身のコンディショニングおよびリラックス効果に及ぼす影響に関する研究、(4)被服・用具による身体の動かしやすさへの影響に関する研究の4テーマ。第二部 自由課題学術研究は、財団の主旨に添い、申請者がこれまで行ってきた研究を助成することで調査・研究の発展・充実が期待されるもの。第二部の分野区分は、A スポーツと安全、B 運動生理、C バイオメカニクス、D 医療・看護、E トレーニング、F 食物・栄養、G 用具・被服、H 体育活動調査、I パラスポーツ。
採択されやすい研究像
募集要項が明言する優先方針は2点で、(1)「いわゆる高度にアカデミックなものというより現実に役立たせ得る研究に焦点をおいている」、(2)「明らかな疾病に対する運動療法的なものよりも健康者もしくは半健康者の積極的な健康増進を意図するものを優先する立場をとっている」。したがって、病者への治療的介入ではなく、健康者・半健康者の健康増進や体力向上に直接つながり、現場で使える成果が見込める研究が採択されやすい。第一部は財団指定の4テーマ(暑熱環境下での運動パフォーマンス支援と快適性を実現する被服・用具、運動時の「心地よさ」等の感性値の解明と定量化および製品設計、ウェア着用が心身のコンディショニングとリラックス効果に及ぼす影響、被服・用具による身体の動かしやすさ)に正面から答え、提言まで踏み込む被服・用具寄りの研究が対象。第二部は「申請者がこれまで行って来た研究を助成することによって、調査・研究の発展・充実が期待されるもの」が要件で、入選内定から報告書提出まで約7ヶ月と短いため、新規着手ではなく既に進めてきた研究を発展させる計画が適合する。分野区分はA スポーツと安全、B 運動生理、C バイオメカニクス、D 医療・看護、E トレーニング、F 食物・栄養、G 用具・被服、H 体育活動調査、I パラスポーツ(パラスポーツは普及・発展を目的とした医科学研究および関連する衣服・器具等の研究・調査が対象)。高校生から幼児までの教育機関に奉職する応募者については、運動生理学的研究でなくとも「あくまで教育現場に於ける身近なテーマで、すぐにも役立つ研究テーマを求めている」と明記されている。
過去の採択傾向
機関誌「デサントスポーツ科学」第47巻(2026年2月19日発行、ISSN 0285-5739)に「第47回助成金研究報告」として20編が掲載されている(編集後記に「機関誌『デサントスポーツ科学第47巻』を20編の研究報告書を掲載して発行することができました」と記載)。内訳は【最優秀入選】2件、【優秀入選】18件で、目次では〈体力医学系〉〈パラスポーツ系〉〈課題研究〉に分類されている。 【最優秀入選】〈体力医学系〉「血管内皮機能改善のための食後高脂血症管理:身体活動量と有酸素性運動の影響」(立命館大学 成瀬正俊)、〈体力医学系〉「運動時の左室-動脈カップリングにおける大動脈インピーダンスの寄与を解明:MRI計測による検討」(産業技術総合研究所 福家真理那)。 【優秀入選】〈パラスポーツ系〉「超音波を用いた四肢欠損パラアスリートの新たな体組成評価の基盤研究」(広島大学病院 鳥山実)、〈課題研究〉「熱的快適性は脳活動から評価できるか?-ブレインインターフェース型熱的快適性の評価方法の開発を目指して-」(早稲田大学 渡邊裕宣)、「適切なFootwear着用による身体動作の『軽やかさ』の定量化」(森ノ宮医療大学 工藤慎太郎)、「衝撃吸収材を目指したキトサン誘導体による新規高分子材料創製」(奈良先端科学技術大学院大学 網代広治)、「暑熱下運動中におけるペルチェ素子による頸部冷却の有用性の検討」(北海学園大学 内藤貴司)、〈体力医学系〉「ウェアラブルセンサーを用いたバスケットボール競技中の膝関節衝撃負荷の解明」(東北福祉大学 横山寛子)、「ウェアラブルデバイスを用いた深部体温の予測モデルの構築―熱中症罹患リスクのリアルタイム評価法の開発を目指して―」(早稲田大学 渡邊裕宣)、「スピードスケートの高い滑走速度を生み出す関節パワー発揮特性の解明」(国立スポーツ科学センター 木村裕也)、「Deep Learningを用いた画像解析による足部セルフチェックシステムの開発」(新潟医療福祉大学 小宮諒)(詳細は募集要項)
応募方法
申請システム: 独自Web(財団の助成申請システム https://descente-zaidan.yoshida-p.net/ でマイページを取得し、応募書類を作成・アップロードして提出する。書面での申込みは受け付けない。申請フォームは2026年8月2日に自動的に締め切られる)
必要書類:
- 研究助成金交付申請書(電子申請フォームで作成し、マイページから提出)
- 申請書内の学歴および職歴欄(10行以内にまとめる)
- ヒトを被験者とする研究の場合は倫理審査の承認(申請時点で承認済み、または申請中で承認の見通しがついていること)
記載項目:
- 研究課題名(入選以降は変更不可)
- 研究計画(入選以降は変更不可)
- 分野の該当記号(第一部は本年度テーマ①〜④、第二部はA スポーツと安全/B 運動生理/C バイオメカニクス/D 医療・看護/E トレーニング/F 食物・栄養/G 用具・被服/H 体育活動調査/I パラスポーツ)
- 学歴および職歴(10行以内にまとめる)
- 共同研究者名(4名以内、記載について事前合意済み)
- 研究倫理教育(eAPRINなど)の修了状況
- ヒトを被験者とする研究の場合の倫理審査の状況(承認済み、または申請中で承認を得る見通し)
- 所属機関および自宅の住所・電話番号などの連絡先
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
-
🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
-
🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
-
🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
-
🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 募集要項に推薦書、所属長の押印、機関長の承認を求める記載はない。研究者本人(個人またはグループ)が助成申請システムから直接電子申請する形式で、書面での申込みは受け付けない。
- 応募は研究者1名につき1件のみ。前回以前に応募もしくは入選した場合の応募も可、他応募研究の共同研究者であっても応募は可だが、研究内容の類似性を判断の上、受理しない場合がある。
- 所属機関の間接経費、一般管理費は助成の対象にしない。機関の間接経費収入を前提にできない。
- 申請フォームは2026年8月2日(日)に自動的に締め切られる。締切日が日曜のため、事務室の対応を要する作業は前週の金曜までに終える。
- 第二部は入選内定から報告書提出まで約7ヶ月と短いため、新たに研究を開始するのではなく、これまで実施してきた研究に助成することにより発展または充実が期待される内容であること。
- 研究課題、研究計画、応募者名、共同研究者名は入選以降は変更できない。やむを得ない変更は理由書の提出と財団の承認が必要。
- 研究成果報告書を完成できなかった場合は助成金の全額もしくは一部の返還、研究助成金の不正使用または研究倫理に反する行為が発覚した場合は全額返還のうえ、論文の不掲載と応募資格の停止(5年)が決定される。
- 成果報告書の著作権は財団に帰属し、「デサントスポーツ科学49巻」発行以前に他へ発表することは差し控える必要がある。学位論文や学会発表の計画と時期が重なる場合は事前に財団へ相談する。
推奨する学内締切は2026年7月17日(金)(公募締切2026年8月2日の16日前)。逆算の根拠は次の4点。(1)募集要項に推薦書・所属長の押印・機関長承認の記載はなく、研究者本人が電子申請するため機関内の回覧・押印に要する日数は不要。(2)一方で応募資格としてeAPRIN等の研究倫理教育の修了が必須であり、未修了者は受講に要する期間(所属機関の運用により概ね1ヶ月程度)を確保する必要がある。(3)ヒトを被験者とする研究では申請時点で倫理審査の承認済み、または申請中で承認の見通しが必要で、学内倫理委員会は開催サイクルに依存し申請から承認まで1ヶ月以上を要する場合があるため、未承認の課題は6月中に倫理審査を申請しておく必要がある。(詳細は募集要項)
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。