第一三共 研究公募プログラム TaNeDS(共同研究提案・随時受付)
募集中| 助成機関 | 第一三共株式会社 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 創薬がん・オンコロジー循環器・免疫・呼吸器疾患中枢神経・眼疾患遺伝子治療・モダリティ技術創薬基盤技術 |
| 助成額 | 要確認(現行の公式ページに研究費の金額記載なし。採択後の協議で共同研究費を決定) |
| 締切日 | 要確認 |
| 研究期間 | 要確認(公式に期間の上限記載なし。面談時に研究期間を協議して決定) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | 独自Web(第一三共オープンイノベーション「共同研究の応募フォーム」https://www.daiichisankyo.co.jp/rd/open_innovation/application/form/index.php ) |
概要
第一三共株式会社が創薬のオープンイノベーションとして実施する研究公募プログラムで、公式名称は「研究公募プログラム TaNeDS(タネデス)」。同社のオープンイノベーションページ(Areas of Interest の最終更新日 2026年6月)では、創薬標的の探索・検証、創薬モダリティ、創薬基盤技術等に関する共同研究の提案を常時受け付けるとしており、専用の応募フォームから提案する形式になっている。提案後3週間以内を目処にレビュー結果がメールで回答され、次段階では非秘密情報下または秘密保持契約下で面談を行い、研究目的・研究計画・役割分担・研究期間・共同研究費を協議した上で共同研究契約を締結する。公式FAQでは「TaNeDSは研究助成金ではない」と明記され、共同研究契約の締結が前提となる点が助成金型の公募と異なる。
応募要件
大学・研究機関の研究者およびアカデミア、スタートアップ等からの共同研究提案を対象とする。公式FAQでは、別の大学・研究機関の研究者を含む複数機関での共同提案が可能、国内で研究する企業(バイオベンチャー含む)も応募可能、応募言語は日本語または英語と明記されている。年齢・職位の制限は公式に記載がない。
対象となる研究
公式の募集テーマ(Areas of Interest、最終更新日2026年6月)は6区分。A1: オンコロジー(腫瘍特異的バインダー、多重特異性抗体、がん免疫・腫瘍微小環境、モダリティ・ターゲティング等)、A2: 循環器・免疫・呼吸器疾患、A3: CNS・眼疾患、B1: 遺伝子治療(AAVおよび非ウイルスベクターの新規標的・技術等)、B2: モダリティ関連技術、B3: 創薬基盤技術。各区分にA1-01等の個別テーマ番号が付されており、応募時にテーマ番号を記載する。該当テーマがない提案は「その他」で応募できる。
採択されやすい研究像
公式の募集テーマ(「募集領域とテーマ」最終更新日2026年6月)は、A1オンコロジー(腫瘍特異的バインダー、多重特異性抗体、がん免疫・腫瘍微小環境、モダリティ・ターゲティング、がん疾患モデル、バイオマーカー・診断技術)、A2循環器・免疫・呼吸器疾患、A3CNS・眼疾患、B1遺伝子治療(新規標的・技術、AAVカプシド・ベクター技術)、B2モダリティ関連技術(抗体・タンパク質、in silicoタンパク質デザイン、核酸医薬、標的タンパク質分解薬・低分子)、B3創薬基盤技術(トランスレーショナル研究、基盤技術、CMC・製造技術)という具体的なテーマ番号単位まで絞り込まれている。各テーマに必須要件・推奨要件・対象外条件が明記されており(例: B1-03非ウイルスベクター技術「必須要件:in vivo POC試験が完了していること」、A2-02で非ヒト研究や新規アッセイの新規構築前提の提案を対象外と明記、A2-04で「標的が細胞膜上または細胞外に存在するタンパク質であること」「動物モデルや細胞レベルで標的の病態への関与が示されていること」を必須要件と明記)、公式が指定したテーマ番号の要件を既に満たすデータを持つ提案が対象になりやすいと読み取れる。また公式FAQは、応募書類に研究の目的・ゴール、研究計画、研究の独自性・優位性、研究スケジュールをレビューアーが十分理解できるよう詳しく書くことを求め、選考は該当領域を専門とする社内研究員が行うとしている。加えてTaNeDSは研究助成金ではなく共同研究契約の締結が前提で、知的財産権の確保(特許出願)(詳細は募集要項)
過去の採択傾向
TaNeDS公式サイト(taneds.daiichisankyo.co.jp。2026年7月30日時点で443番ポートに応答せず接続不能のため、公式サイトの保存版で確認)が採択実績を公開している。トップページ「TaNeDS 過去4年間の採択数」(2026年4月16日保存版)の逐語記載は「TaNeDSは2011年から開始し、これまで14年間において延べ236件を採択いたしました。」。同表の数値は、2024年度が応募総数74件・採択7件(がん領域 応募36・採択2、がん以外の領域 37・1、Biologics技術 2・2、細胞治療 該当なし、創薬基盤技術 16・1、製薬技術 5・1、のべレビュー数96)、2023年度が応募総数83件・採択7件(のべレビュー数137)、2022年度が応募総数105件・採択12件(のべレビュー数173)、2021年度が応募総数132件・採択17件(のべレビュー数207)。ページ「採択実績と研究成果」(2025年4月27日保存版)には「TaNeDSは2011年から開始し、これまで13年間において延べ229件を採択いたしました。」とあり、成果・研究事例として3件を掲載している。「①埼玉医科大学・片桐先生との共同研究 埼玉医科大学プレスリリース(2016年10月25日付)難病・進行性骨化性線維異形成症(FOP)に新たな光―骨形成を促す成長因子に対する膜貫通型受容体(ALK2)の細胞外領域に結合する阻害抗体を開発―」「②京都大学・小泉先生との共同研究(2016年5月27日付)乳幼児期に特異的な手足の痛み発作を起こす病気を見つけ原因を解明-この病気を小児四肢疼痛発作症と命名-」「③名古屋工業大学・神取先生との共同研究 名古屋工業大学プレスリリース(2020年4月13日付)TaNeDSで見出した成果を基に、網膜色素変性症により視力を失った患者さんに対する革新的な遺伝子治療薬の実用化を目指す」。年度別の採択課題名一覧は公式に公開されていない。初年度の選考結果は公式プレスリリース(2011年10月27日)(詳細は募集要項)
応募方法
申請システム: 独自Web(第一三共オープンイノベーション「共同研究の応募フォーム」https://www.daiichisankyo.co.jp/rd/open_innovation/application/form/index.php )
必要書類:
- 応募フォーム入力事項(所属組織名、部署名、氏名、フリガナ、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス)
- 募集テーマ番号(該当なしの場合は「その他」をチェック)
- 件名(最大80文字)
- 研究の概要(最大2000文字)
- 研究概要を記載した添付資料(研究目的・研究計画が分かる資料。様式自由。提案資料雛形pptxの利用は任意。上限7MB、pdf/word/excel/ppt/jpg/zip)
記載項目:
- 募集テーマ番号(該当なしは「その他」)
- 件名(最大80文字)
- 研究の概要(最大2000文字)
- 研究の目的・ゴール(添付資料)
- 研究計画(添付資料)
- 研究の独自性・優位性(添付資料)
- 研究スケジュール(添付資料)
- 複数機関で提案する場合は参画研究者それぞれの役割
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 締切のない常時受付で、年度公募型の締切・応募期間は現行の公式案内に存在しない(従来のTaNeDS年度公募は専用サイトで告知されていたが、同サイトは2026年7月30日時点で接続不能で、公式案内はオープンイノベーションページに集約されている)
- 機関推薦・学協会推薦・所属長押印・推薦書の要否は公式に記載がなく、応募は研究者本人がWebフォームから直接提出する形式
- 応募件数の制限なし(公式FAQ「研究テーマが異なれば、何件でも応募が可能です。」)
- 研究助成金ではなく共同研究契約が前提。採択後に所属機関と第一三共の間で共同研究契約を協議し、締結後に研究開始
- 間接経費は所属研究機関の規定がある場合は基本的にその規定に従う(率の明示なし)
- 他社の公募研究との併願は可能だが、他社で採択された場合は断る場合がある(公式FAQ)
- 応募言語は日本語または英語
- 問い合わせ先は公式Webフォームのみで、電話番号・メールアドレスは公開されていない。産学連携担当者・応募検討者向けにTaNeDS事務局が事前説明会を実施している
公募締切がない常時受付のため、大学として固定の学内締切を置く必要はない。ただし提出物の性質から、提出予定日の3週間前までに学内手続きを終える運用を推奨する。逆算根拠は次の3点。(1) 応募フォームは入力情報と添付資料を非秘密情報として扱うことへの同意が必須で、公式FAQも特許出願予定の知財と論文発表前データの記載を禁じているため、知財部門・産学連携部門による非秘密確認に相談受付から7日、指摘反映に7日を見込む。(2) 提案資料は研究目的・研究計画・独自性・研究スケジュールをレビューアーが理解できる詳しさで作成する必要があり、作成に14日程度を要する。(3) 機関推薦や所属長押印は公式に要求されていない一方、採択後は所属機関が共同研究契約の当事者となり間接経費も機関規定に従うため、提案前に契約・知財・間接経費の学内規定確認(7日程度)を済ませておく必要がある。
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。