Daiwa Foundation Awards(大和日英基金 重点助成・2026年9月30日締切回)
募集中| 助成機関 | The Daiwa Anglo-Japanese Foundation(大和日英基金) |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 国際交流学際人文科学社会科学自然科学 |
| 助成額 | 9,000〜18,000英ポンド |
| 締切日 | 2026-09-30 |
| 公募開始日 | - |
| 研究期間 | 助成決定から1暦年以内に使用("should be used within one calendar year of being granted")。助成決定日より前に開始するプロジェクトは審査対象外 |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | 18〜30%(Small Grants を含む全応募の公表値。2025年3月回は約16%) |
| 採択件数 | 5件(2026年3月締切回の Awards 採択数、助成総額67,200ポンド) |
| 申請システム | Web |
概要
英国と日本のパートナー機関が、機関同士の関係のもとで協働するプロジェクトを支援する助成。学術、専門職、芸術、文化、科学、教育の各分野を対象とし、美術館・ギャラリー、劇場や舞台芸術団体、学校・大学、草の根団体や専門職団体の間の日英パートナーシップの発展と継続を促すことを目的とする。応募できるのは団体・機関のみで、個人は対象外(個人は別枠の Small Grants に応募する)。英国側と日本側の双方のパートナーが関与しないプロジェクト、一般募金、設備・備品の購入、給与や報酬、営利活動には使えない。助成額は9,000〜18,000ポンドで、申請予算の全額ではなく「拠出」の位置づけ(実際の平均採択額は約9,000ポンド)。申請はすべて英語でオンラインフォームから行い、締切は2026年9月30日、採否は11月30日までに通知される。問い合わせ先は grants@dajf.org.uk、日本からは東京事務局 tokyo.office@dajf.org。
応募要件
応募できるのは団体・機関のみ(公式FAQで Awards の Applicant は "Organisations only" と明記。個人での応募は不可で、個人が応募できるのは別枠の Small Grants)。申請者は英国または日本に居住し、日英関係への長期的な関与を示せることが必要("applicants must be resident in either the UK or Japan and demonstrate a long-term commitment to UK-Japan relations")。英国側と日本側の双方のパートナーが関わる協働プロジェクトが対象で、既存の機関間の協働関係から生まれた比較的大規模なプロジェクトが想定されている("Larger-scale projects that are the result of existing institutional collaborations")。Awards では Project Partner の記載が必須。申請の最低額は9,000ポンド。申請書はすべて英語で記入する。対象外: 英国・日本の双方のパートナーが関与しないプロジェクト、一般募金、資本的支出(建物改修・備品購入等)、学校・大学等の学費、学生個人による研究・学習、給与や報酬(professional fees を含む)、美術作品の制作委嘱、遡及的な助成、法定財源の肩代わり、営利活動。医学生の臨床実習(elective)も対象外。定期的・継続的に開催される行事は、強い理由や必要性がある場合、または特別な機会である場合を除き支援されにくい。
対象となる研究
分野の制限は設けず、学術、専門職、芸術、文化、科学、教育の各分野のプロジェクトを対象とする。美術館・ギャラリー、劇場や舞台芸術団体、学校・大学、草の根団体、専門職団体などの組織間で、日英のパートナーによる相当程度の協働("a significant level of collaboration between British and Japanese partners")が行われるものであれば広く審査の対象となる。日英双方の研究者が参加するワークショップの開催、共同研究ネットワークの立ち上げ、研究者や実務家の相互往来、共同制作や展示、教育交流などが典型例である。2022年9月締切回以降は、従来から支援してきた芸術・人文分野に加えて科学関連のプロジェクトの応募を特に歓迎すると公表している。ジェンダー平等の推進と国連の持続可能な開発目標に資する申請も歓迎されている。財団が公表している2026年3月締切回の Awards 採択5件を見ると、数理科学(ダラム大学と東京大学・ロンドン大学クイーンメアリー校の1週間ワークショップ)、可積分系(名古屋大学とヨーク大学の相互ワークショップ)、中性子・ミュオン科学(STFC ISIS と J-PARC の職員相互交流)といった自然科学・工学の機関間協働と、文学都市間の作家相互レジデンシー(エディンバラと岡山)、考古学・文化遺産(セインズベリー日本藝術研究所と新潟県立歴史博物館・ケンブリッジ大学のフィールドスクール準備調査)といった文化・人文の事業の双方が採択されている。いずれも機関同士の連携に基づく事業で、個人単位の渡航案件は Awards ではなく Small Grants の採択に含まれている。一方、定期的・継続的に開催される行事は、強い理由や必要性がある場合、または特別な機会である場合を除いて支援されにくい。
採択されやすい研究像
配点付きの評価項目は公表されていない。財団が公式に明示している優先事項と、申請書で実質的に問われる記載項目から読み取れる採択されやすい像は次の3点である。①既存の機関間関係を土台にした、日英双方のパートナーが実質的に関与する協働であること。財団は Awards を「既存の機関間協働の結果として生まれる比較的大規模なプロジェクト」と位置づけ、申請書ではパートナーとの出会いの経緯と過去の日英プロジェクトの実績を問う。②新規性のある取り組みであること。財団は「新しい試みを特に歓迎する(New initiatives are especially encouraged)」と明記し、定例・継続開催の行事は強い理由がない限り支援しにくいとしている。また新規申請者を優先するとしている。③成果とその後の発展の道筋が具体的に書かれていること。申請書では展覧会・セミナー・報告書などの具体的な成果物、その普及方法、日英相互理解への寄与、パートナーとの今後の共同事業を、それぞれ300語以内で記載させる。加えて財団は、ジェンダー平等の推進と国連持続可能な開発目標に資する申請、および科学分野の申請を歓迎すると公表している。
過去の採択傾向
財団が公表している2026年3月締切回の採択一覧によれば、Awards(重点助成)の採択は5件、助成総額は67,200ポンドだった(同回の Small Grants は26件・99,200ポンド、合計31件・166,400ポンド)。採択5件の内訳は、ダラム大学数理科学科と東京大学・ロンドン大学クイーンメアリー校による計量幾何学・解析・確率論の1週間ワークショップ(11,200ポンド)、エディンバラUNESCO文学都市と岡山文学都市による作家4名の相互レジデンシー「Castle to Castle」(10,800ポンド)、名古屋大学とヨーク大学による可積分系の統一に関する日英相互ワークショップ(17,000ポンド)、STFC ISIS中性子・ミュオン源とJ-PARC の職員12名の相互交流と装置開発の共同検討(17,400ポンド)、セインズベリー日本藝術研究所と新潟県立歴史博物館・ケンブリッジ大学による新潟での国際考古学・文化遺産フィールドスクール準備調査(10,800ポンド)である。大学・研究機関と文化機関の双方が採択されており、渡航費と滞在費を中心に組んだ申請が目立つ。なお財団はFAQで、採択率は全応募のおよそ18%から30%の間で変動し、2025年3月締切回は約16%だったと公表している。
応募方法
申請システム: Web
必要書類:
- オンライン申請フォーム(Daiwa Foundation Awards 用。英語で記入。申請ポータル https://dajf.benefactorcloud.co.uk/Apply/Programmes )
- Project Leader および Project Partner の英文CV(各2ページ以内、必須)
- 詳細な日程表(英国または日本への訪問を含む場合は必須。可能であれば面会・協働相手の氏名も記載)
- プロジェクト全体予算(任意。Word または Excel で別途添付可)
記載項目:
- Project background(プロジェクトの背景、パートナーとの出会いの経緯、過去に実施した日英プロジェクト、本プロジェクトを実施する理由と重要性、所属団体の背景と目的。300語以内)
- Project summary(実施内容と実施方法、参加者、実施場所、活動スケジュール、財団の助成がプロジェクトに与える差、他財源がある場合になぜそれを申請項目に充てられないか。300語以内)
- Project benefits(展覧会・セミナー・報告書などの具体的成果、成果の普及方法、日英相互理解への寄与、パートナーとの今後の共同事業。300語以内)
- Grant request(財団に申請する金額の内訳。英ポンド建てで用途を明記)
- Income for project from other funding bodies(他の助成機関からの資金と、確定・申請中の別)
- Previous applications to the Foundation(Project Leader および Project Partner の財団への過去の申請歴)
- Additional information(財団と助成プログラムを知った経緯)
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 申請できるのは団体・機関のみ。個人での応募は不可(個人は Small Grants に応募する)
- 申請書はすべて英語で記入する。申請額もすべて英ポンド建てで記載する
- 申請の最低額は9,000ポンド、上限は18,000ポンド。ただし実際の採択額の平均は約9,000ポンドで、助成は申請予算の全額ではなく「contribution(拠出)」の位置づけ
- 財団の助成決定日(2026年9月30日締切回は2026年11月30日)より前に開始するプロジェクトは審査対象外
- 助成金は採択から1暦年以内に使用する
- 給与・報酬(professional fees を含む)、資本的支出(建物改修・備品購入等)、学費、学生個人の研究・学習、美術作品の制作委嘱には使えない
- 同一プロジェクトへの2度目の助成は行われにくく、新規申請者が優先される
- 医学生の臨床実習(elective)は対象外
- 不採択理由の開示や問い合わせは一切受け付けない(理事会の決定が最終)
- 採択された場合、プロジェクト完了後2か月以内に所定の Report Form を英語で提出する義務がある
締切は2026年9月30日(英国の財団が受け付けるオンライン申請)。財団は早期の提出を推奨している。機関内の締切は募集要項に定めが無いが、英文CV・英文日程表の海外パートナーからの回収と、外貨建て予算の学内確認に時間がかかるため、機関内の確認は締切の2週間前までに終える想定で動くとよい。
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。