SFARI New Ideas Award(自閉症・神経発達症の新規着想研究助成)
募集中| 助成機関 | Simons Foundation Autism Research Initiative(SFARI) |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 神経科学精神医学発達障害生命科学 |
| 助成額 | 総額最大60万米ドル(年30万米ドル上限・間接経費20%込) |
| 締切日 | 随時(LOI通年受付) |
| 公募開始日 | 2026-04-29 |
| 研究期間 | 最長2年 |
| 難易度 | 高 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | Web |
概要
米国のサイモンズ財団の自閉症研究部門であるSFARIが、自閉症および関連する神経発達症の研究について、新しい仮説を検証し、これまでにない概念や実験の方向性を開く探索的な課題を支援する助成。学問分野、方法、実験系、解析の水準は問わず、ヒトを対象とする研究も含めて提案できる。既存の研究の継続や延長にあたる課題はこの枠組みの対象外と明記されている。予備データは必須ではなく、実行可能性を示す情報があればよい。助成額は総額最大60万米ドルで、年30万米ドルを上限に最長2年、20%の間接経費を含む。応募はまず2ページ以内の意向表明書(LOI)を出す2段階方式で、LOIは2026年4月29日から随時受け付ける。LOIはSFARIのサイエンスチームが内部審査し、結果は提出から3か月から4か月で通知される。本申請に招請された場合は4週間以内に提出し、多くは外部専門家の審査を受ける。中国(香港を含む)の機関には助成しないと明記されているが、日本を含むその他の国の機関に国籍や国の要件はない。申請はサイモンズ財団の申請システムSAMから行い、問い合わせは科学面がsciencerfa@simonsfoundation.org、事務面がsfarigrants@simonsfoundation.org。
応募要件
応募者および主要な共同研究者は、博士号、医学博士号またはそれと同等の学位を持ち、大学、医科大学その他の研究機関で教員またはそれに相当する職にあること。博士研究員(ポスドク)は代表研究者として応募できない。応募できる機関は、国内外の非営利組織、大学、病院、研究所、州および地方政府の部局、連邦政府の適格機関などの公的および私的機関で、公式FAQに「市民権や国の要件はない」と明記されている。ただしサイモンズ財団および Simons Foundation International は、中国(香港を含む)の機関、およびその会計代理となる機関には助成せず、中国および香港の機関への再委託や、これらの機関に所属または居住する助言者への支払いも認めない。日本の機関は除外対象に含まれていないため応募できる。サイモンズ財団(Flatiron Institute を含む)からW2を受け取る職員は代表研究者として応募できず、給与、旅費、学生や博士研究員の支援、機器、計算資源などの支払いを受ける参加者も同財団の職員であってはならない。自閉症研究の経験は問わず、SFARIの助成を受けたことがない研究者の応募がとくに歓迎されている。既存研究の継続や延長にあたる提案、過去のSFARI公募で不採択となった申請の再提出は認められない。応募は同一暦年につき1件まで(役割を問わず申請書に載る全員に適用)。
対象となる研究
自閉症および関連する神経発達症の基礎科学を前進させる、大胆で探索的な研究。公募要領は「本プログラムは意図的に対象を広くとっており、この分野やSFARIがこれまで支援してきたものとは大きく異なる着想、手法、視点を促すことを狙いとする」と述べ、提案はあらゆる学問分野、方法、実験系(ヒトを含む)に依拠してよく、あらゆる規模や解析の水準で成り立ってよいとしている。既存の前提を問い直すもの、新しい枠組みを持ち込むもの、新しい道具や知見を自閉症および神経発達症の基礎科学に応用するものが求められる。すべての課題で、提案する実験がSFARIの使命(自閉症および関連する神経発達症の基礎科学を前進させること)にとって意味があり見込みがあることを説得的に示す必要がある。既に進行中の研究の継続や延長にあたる課題(SFARIの助成によるものかどうかを問わない)はこの枠組みには適さないと明記されている。SFARIが整備した対象者集団(SPARK、Simons Searchlight)や、Research Match による参加者募集の仕組みの活用が推奨され、ヒトの自閉症および神経発達症を対象とする研究では、必須ではないもののResearch Match を募集方法の一部に組み込むことが強く勧められている。
採択されやすい研究像
①既存の前提に挑む新しい着想であること。公募要領は応募者に対し「既存の枠組みを超えて考え、この分野を作り変えうる新しい方向性を明確に述べること」を強く勧め、「既存の前提を問い直す、新しい枠組みを導入する、または新しい道具と知見を応用する」提案を促している。SFARIが現在支援している課題と重複しないよう、既存の助成課題と資源をあらかじめ確認することが求められる。②自閉症および神経発達症の基礎科学との結びつきを明示できること。すべての課題に「提案する実験のSFARIの使命に対する意義と見込みについての説得力ある論拠」を含めることが要求され、自閉症研究の経験がない応募者には、課題がヒトの病態に関連していることを確かめるため自閉症研究の専門家に相談することが勧められている。③予備データより実行可能性の説明で勝負すること。公募要領は「新しい着想を重視する本公募の性格上、予備データは必須ではない。ただし実行可能性を示すのに十分な情報は含めること」と述べており、LOI本文では仮説の根拠、実験手法、自閉症研究への波及、SFARIの使命との関連、本公募への適合を書くことが求められる。④予算が課題の内容に見合っていること。「予算は提案する作業と必要な関与の水準に照らして妥当かどうかを評価する。大きな予算を求める提案はより厳しく精査される」と明記され、小規模で短期の課題も支援対象とされている。
過去の採択傾向
2026年4月29日に受付を開始した新しい助成の枠組みであり、採択者は公表されていない。SFARIの助成実績一覧(Funded projects)の助成種別にも New Ideas Award の区分は掲載されておらず、採択件数、採択率、採択課題名のいずれも公式には示されていない(2026年8月19日時点)。
応募方法
申請システム: Web
必要書類:
- LOI本文(LOI Narrative。2ページ以内、SAMで配布されるテンプレートに従う)
- 主要メンバーの略歴(Personnel Biosketches。SciENcv、NIHまたはNSFの書式)
- 予算の根拠説明(Budget Justification。SAMのテンプレートに従う)
- 抄録(Abstract)
- データおよび再生可能試薬の共有計画(該当する場合)
- 本申請(招請された場合): 研究目的(Specific Aims、1ページ以内)
- 本申請: 研究計画本文(Proposal Narrative、4ページ以内、図は10点まで別枠)
- 本申請: 研究環境(Resources and Research Environment)
- 本申請: 詳細予算(再委託がある場合は再委託先の予算を含む)
- 本申請: 業績および他の研究資金の状況(Publications & Other Support)
- 本申請: ヒト対象研究情報シート(該当する場合)
- 本申請: 倫理審査等の機関の保証(IRB、IACUC等。該当する場合)
記載項目:
- 申請者情報(氏名、所属機関、ORCID iD、学位)
- 課題名
- SFARIのコホート(SSC、Simons Searchlight、SPARK、AIC、Autism BrainNet)のデータおよび生体試料の利用希望の有無と、必要な種類と概数
- LOI本文(仮説の根拠、予備データがあればその説明、実験手法、自閉症研究への波及、SFARIの使命との関連、本公募への適合)
- 予算の根拠説明
- 生成AIをどの程度どのように用いて申請書を作成したかの申告
- 抄録およびキーワード
- 本申請: 研究目的(仮説の根拠、予備データと実験手法、自閉症研究への波及の要約)
- 本申請: 科学的背景と自閉症およびSFARIの使命との関連、予備結果、研究目的、実験計画、想定される問題と代替策、今後の展開、工程と達成目標
- 本申請: 対照群、iPS細胞株、動物モデル系統、患者集団、使用するデータセットや生体試料の入手可能性、統計的検出力と解析計画
- 本申請: 開始日と終了日(開始日は月初、終了日は月末)
- 本申請: 他の助成機関からの支援の有無
- 本申請: 署名担当者(Signing Official)と財務担当者(Financial Officer)の登録
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 応募は2段階で、まず2ページ以内の意向表明書(LOI)を随時提出する。LOI段階では所属機関の署名は不要
- 本申請は署名担当者(Signing Official)が電子署名して送信した時点で正式な提出となる
- 助成金は機関にのみ支払われ、個人名義への支払いはいかなる場合も行われない
- 間接経費は直接経費の20%が上限で助成総額の内数。単価1万米ドルを超える機器、授業料、SSCおよびSimons Searchlightの生体試料には間接経費を計上できない
- 中国(香港を含む)の機関およびその会計代理には助成しない。日本の機関は除外対象ではない
- 博士研究員(ポスドク)は代表研究者として応募できない
- 応募は同一暦年に1件まで。過去のSFARI公募で不採択となった申請の再提出は不可
- 既存研究の継続や延長にあたる提案は対象外で、採択済み課題の更新申請も認められない
- 申請書作成における生成AIの使用の有無と使用範囲を申告する
- 採択後、論文はプレプリントサーバへの掲載と、オープンアクセスかつ機械可読な形式での公開が求められる
- 米国外の機関は米国公益団体との同等性判定が必要になる場合があり、判定に応じない機関は当該機関のすべての助成が打ち切られる
- 提出はSAMからのオンラインのみで、郵送やメールによる提出は受け付けない
LOIは2026年4月29日から通年で随時受け付けており、締切日は設定されていない。LOI段階では所属機関の署名が不要なため機関内締切は生じないが、LOIが通ると本申請への招請が届き、提出期限は招請から4週間しかない。本申請は署名担当者の電子署名で提出されるため、機関内締切は招請から2週間から3週間後に置くのが実務上の目安。米国外の機関は初回受給時に米国公益団体との同等性判定が必要になる場合があり、判定に数か月かかることがあるため、LOI提出の段階で研究支援部門に共有し、機関のSAM登録と署名担当者の設定を先に済ませておくのが安全。
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。