2026年 JASPOがん研究助成
募集中| 助成機関 | 一般社団法人 日本臨床腫瘍薬学会 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 医学薬学がん |
| 助成額 | 1件20万円以内(間接経費は含まない。最大2件) |
| 締切日 | 2026-09-30 |
| 公募開始日 | 2026-07-31 |
| 研究期間 | 2027年1月から2028年12月までの2年間 |
| 難易度 | 低 |
| 採択率 | 22%(2025年度実績・応募9件、助成2件) |
| 採択件数 | 2件(2025年度実績。採択課題予定件数は最大2件) |
| 申請システム | メール |
概要
がん領域における臨床上の疑問(クリニカルクエスチョン)を解決するための研究、および薬剤師の未来を切り拓く研究を対象とする助成。日本臨床腫瘍薬学会が2013年度から実施しており、2017年度までは個人からの寄付金を活用していたが、以降は学会がその意思を継承して運営している。2018年度から助成期間を1年から2年に延長した。助成額は1件20万円以内で間接経費は含まず、対象経費は設備備品費、消耗品費、借料損料、資料費、印刷費、旅費、研究協力謝金、通信運搬費その他研究に直接必要と認める経費。飲食費や懇親会費は対象外。採択予定は最大2件で、書類選考は2026年10月5日から10月下旬に臨床研究委員会が行い、理事会を経て11月中旬に採択課題を決定する。助成期間は2027年1月から2028年12月までの2年間で、実績報告書は2029年2月までに提出する。応募は申請書をWordファイルのままメール添付で学会事務局へ送付し、チェックリストのみ所属上長の押印後にPDF化して添付する。
応募要件
研究代表者が日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)の正会員であること。所属長からの推薦を得られること(自身が所属施設の責任者の場合は研究指導者の推薦で構わない)。よりよいがん医療の実現に対して熱い思いで取り組んでいること。職種は問わないが、研究実施者に実地医療に携わる薬剤師(病院薬剤師もしくは保険薬局薬剤師)を1名以上含むこと。これまでに研究代表者として、学術団体、財団法人や各省庁、市町村等が実施する研究助成を受けたことがないこと(自施設内の研究助成は対象外)。研究代表者以外(研究分担者、研究協力者など)の経験は問わない。
対象となる研究
がん領域におけるクリニカルクエスチョンを解決するための研究や、薬剤師の未来を切り拓く研究。募集要項は背景として、タスクシフト、抗がん薬の安全情報に関する問題、超高齢化社会における薬剤関連問題を挙げ、薬剤師を中心とした情報技術を活用した先駆的な医療DXの開発も必要とされているとしている。臨床経験豊富な薬剤師だけでなく、若手薬剤師や保険薬局・病院を問わず幅広い研究者からの応募を期待している。
採択されやすい研究像
募集要項のスケジュール欄に「実地医療に対する研究の有用性、将来性、実現の可能性、応募者の熱意等を勘案し、臨床研究委員会にて書類選考、検討後、理事会にて決定します。」と選考の視点が示されている。申請書は研究計画の概要(400文字以内)、研究目的と背景、研究方法(研究デザイン、エンドポイント、解析方法、想定される問題点とその対応策を含む)、研究の実施により期待される成果、発表した主要な研究成果(最近5年間を中心とした査読付き論文)を3頁以内で記載する構成。研究体制として、病院のみ、保険薬局のみ、病院と保険薬局の共同、病院もしくは保険薬局と大学教員の共同のいずれかを選択する。
過去の採択傾向
学会サイトで年度ごとの応募件数・助成件数と採択課題が公表されている。2025年度は応募9件、助成2件で、「膵がん治療における血糖コントロールと糖尿病治療薬の抗腫瘍効果への影響:臨床・基礎を統合したトランスレーショナルリサーチ」守田和憲(社会福祉法人恩賜財団 済生会熊本病院)20万円、「エンホルツマブ ベドチン誘発性有害事象に対する前投薬の比較:多機関共同後方視的観察研究」石井紗英子(慶應義塾大学病院 薬剤部)20万円。2024年度は応募5件、助成2件(丸藤義翔・東京都立墨東病院、大日方瞳・昭和大学藤が丘病院 薬剤部)。2023年度は応募6件、助成2件(赤城友章・長崎大学病院、福井嵩浩・千葉大学医学部附属病院 薬剤部)。2022年度は応募12件、助成2件(湧井宣行・星薬科大学薬学部、中村匡志・がん研究会有明病院 薬剤部)。2021年度は応募8件、助成2件。いずれも助成金額は1件20万円。
応募方法
申請システム: メール
必要書類:
- 2026年 JASPOがん研究助成申請書(Wordファイルのまま提出)
- JASPOがん研究助成チェックリスト(申請書内。所属上長の押印後にPDF化して添付)
記載項目:
- 研究課題名
- 研究者情報(フリガナ、氏名・押印、年齢、職種、会員番号、薬剤師免許取得年、現住所、電話)
- 勤務先(名称、住所、電話、内線、メールアドレス)
- 研究体制の選択(病院のみ、保険薬局のみ、病院と保険薬局の共同、病院もしくは保険薬局と大学教員の共同、その他)
- 略歴(職歴、研究歴。研究分担者または研究協力者として研究助成を受けたことがある場合は必ず記載)
- 研究分担者または研究協力者(氏名、所属、役割、会員番号)
- 研究計画の概要(400文字以内)
- 研究目的と背景
- 研究方法(研究デザイン、エンドポイント、解析方法、想定される問題点とその対応策、研究分担者の役割)
- 研究の実施により期待される成果
- 発表した主要な研究成果(最近5年間を中心とした査読付き論文等)
- 研究推薦者・指導者氏名、所属・役職
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
-
🔬 研究者 申請書の記入応募要領の記入例を参照しながら申請書を作成します。手書き指定の財団もありますが、多くはWordやPDFのフォーマットで作成可能です。記入欄のサイズに合わせて簡潔に記述してください。
-
🏢 事務担当者 機関長の押印・推薦書の取得学長・学部長等の機関長印が必要な書類に押印を受けます。学内の決裁手続き(稟議)が必要な場合があり、数日から1週間程度かかることがあります。機関長の推薦書が別途必要な場合は、推薦文の原案も準備してください。
-
🏢 事務担当者 提出書類のコピー保管提出する書類一式のコピーを取り、機関内で保管します。採択後の経理処理や報告書作成の際に参照が必要になります。スキャンしてPDFでも保管しておくと便利です。
-
🏢 事務担当者 🔬 研究者 簡易書留での郵送書類一式を封筒に入れ、簡易書留(または公募要領で指定された方法)で郵送します。封筒の表面に「○○助成金応募書類在中」と朱書きすることが一般的です。配達記録が残る方法で送付してください。
-
🏢 事務担当者 到着確認簡易書留の追跡番号で配達状況を確認します。到着確認の連絡をくれる財団もありますが、不安な場合は財団に電話で確認してください。
- 研究代表者としての助成受給歴があると応募できない(研究分担者・研究協力者としての経験は問わない)
- 助成金額20万円に間接経費は含まれない
- 申請書はWordファイルのままメール添付で提出し、チェックリストのみ押印後にPDF化する
- メールタイトルに【JASPOがん研究助成】と記載する
- 締切は2026年9月30日正午12時(時間厳守)で、当日中ではない
- 申請書は指定されたフォントとページ数(研究計画の概要から発表した主要な研究成果までを11pt以上で3頁以内)で記載する
- 研究助成を受けた課題は学会ホームページで課題名、助成金額、代表研究者および所属施設が公表される
- 助成金は研究期間中の分が一括して交付され、採択後に事務局から送付される「研究助成金の交付について」に従って執行する
締切は2026年9月30日正午12時(時間厳守)。所属上長の押印が必要なチェックリストがあり、押印から返却までの日数が読みにくいため、機関内締切は締切の3週間前を見込むのが実務上の目安。締切当日は正午で受付が終わるため、前日までの送信を推奨する。
申請のポイント
- 「消印有効」と「必着」を必ず確認してください。必着の場合は余裕をもって発送する必要があります。
- 機関長印(学長印・学部長印)の取得に数日〜1週間かかる場合があります。学内の押印申請スケジュールを事前に確認してください。
- 一部の民間財団では推薦件数の制限(1機関あたりN件)があります。学内で応募調整が必要な場合は、研究推進課に早めに相談してください。
- 書類の折り曲げ禁止、クリップ使用(ホチキス禁止)など、書類の体裁に関する細かい指定がある場合があります。応募要領を熟読してください。