2027年度 研究助成
募集中| 助成機関 | 公益財団法人ホーユー科学財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 毛髪科学染色化学皮膚科学薬理学化粧品医薬部外品 |
| 助成額 | 1件50万円または100万円 |
| 締切日 | 2026-09-30 |
| 公募開始日 | 2026-07-01 |
| 研究期間 | 2027年4月1日から2028年3月31日まで(承認されれば最長1年延長可) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | Web |
概要
公益財団法人ホーユー科学財団が実施する研究助成である。財団は科学技術研究を支援する事業を行い、それらによって化粧品、医薬部外品、医薬品の人体への安全性ならびに機能性に関する技術の向上を図ることで、日本国民の健康で文化的な生活に寄与することを目的としている。2027年度は毛髪科学、染色化学、皮膚科学、薬理学の4分野で募集する。助成金額は1件50万円または100万円で、申請時に希望額を選択する。ただし100万円を希望しても理事会の決定によっては減額される可能性があり、減額された場合に助成を受けるか辞退するかも申請書で選択する。助成期間は2027年4月1日から2028年3月31日までで、期間延長を申請し承認されれば最長1年の延長が可能。年齢制限や推薦者の要件はなく、応募は財団サイトの研究助成申請フォームから行う。研究成果および研究において取得した知的所有権(特許権等)は当財団に帰属しない。
応募要件
対象研究に従事する国内の国公私立大学(付属研究機関を含む)または国公立研究機関に所属する研究者。応募は個人研究を対象とし、共同研究者がいても問題ない。1人1件を原則とするが、研究課題が異なる場合は複数申請を認める。同一の研究課題で毛髪科学、染色化学、皮膚科学、薬理学の複数分野に応募することはできない。募集要項に年齢、推薦者、会員資格に関する定めは記載されていない。すべての分野において外科的処理を主目的とした研究は含まれない。前回の交付時と同じ研究内容でも、研究の進展が見込める場合は応募できる。
対象となる研究
化粧品、医薬部外品、医薬品の人体への安全性および機能性に関する技術に関する研究。2027年度は次の4分野で募集する。1)毛髪科学に関する研究:毛髪の加齢変化及び発生機序の解明と、毛髪の構造解析・物性評価、育毛・発毛に関する研究など。2)染色化学に関する研究:皮膚や毛髪に対して使用できる可能性のある色素の開発、染色プロセスの検討、評価を目的とした研究。染色プロセスには乳化物などの界面化学や油化学も含まれ、構造色などの物理化学的な手法や着色機序の解明に関する研究も含まれる。3)皮膚科学に関する研究:皮膚の機能や加齢変化などの基礎研究と、皮膚の物性測定・評価方法の開発など。4)薬理学に関する研究:アレルギー予防や治療、物質の経皮吸収や安全性に関する基礎研究など。加えて3Rsの観点から動物実験代替法に関する研究も積極的に募集し、健康寿命の延伸やフレイル予防に関する加齢等の薬理学的研究も重視している。すべての分野において外科的処理を主目的とした研究は含まれない。また財団は化粧品(医薬部外品を含む)開発における動物実験廃止に向けた取り組みを奨励しており、化粧品・医薬部外品分野に関連ある動物実験を含む申請研究については、財団の方針に合致しているかも合わせて審査される。
採択されやすい研究像
①募集要項が明示する5つの選考基準に正面から答える構成であること。基準は、当財団の研究助成目的・趣旨との適合性、当財団の研究助成分野における発展性・進歩性、申請内容(研究計画等)の適正性、研究テーマの独創性・先駆性、得られる研究成果の有用性の5項目である。申請書の研究概要欄が「研究背景および目的(課題)」と「研究の独創性・発展性」に分かれているため、この2欄で基準の大半を回収する書き方になる。②異分野の審査者に伝わる平易な記述であること。申請書は研究背景および目的について「特に、研究の必要性、どのような技術的課題に挑戦するのかについて、異分野の人にも分かるように平易にご記載ください」と指示し、独創性・発展性についても同じ注記を置いている。毛髪科学、染色化学、皮膚科学、薬理学という異なる分野の申請が同じ選考委員会で審査されるため、専門外の読み手を想定した記述が要る。③動物実験代替法や3Rsへの配慮を示すこと。財団は化粧品開発における動物実験廃止に向けた取り組みを奨励しており、動物実験を含む申請については財団の方針に合致しているかも審査対象になると明記している。代替法の採用や必要最小限化の説明を計画に組み込むことが望ましい。なお、研究者に広く助成を行う方針から、既に他の機関等から助成を受けているか否かが考慮される場合がある。
過去の採択傾向
財団は研究助成対象者と研究テーマをPDFで公表している。2026年度は10件への助成が決定した。研究テーマには、皮膚のタイトジャンクションの人為的制御による上皮バリアの強化(九州大学 医学研究院)、遊走2型自然リンパ球を介したアトピー性皮膚炎発症予防(北海道大学病院)、真皮線維芽細胞による微小血管内皮バリア強化のメカニズム解明(千葉大学 大学院薬学研究院)、構造色ナノ粒子顔料による革新的染毛剤の開発(神戸大学 大学院工学研究科 電気電子工学専攻)、黄色ブドウ球菌毒素から皮膚を守るアプタマーの創製(愛知学院大学薬学部医療薬学科衛生化学講座)、高頻度分裂表皮幹細胞が形成する表皮突起ニッチによる毛包間表皮の色素細胞維持機構の解明(大阪公立大学大学院医学研究科皮膚病態学)、量子とSkin-on-a-Chipの融合によるスキンアトラスの創出(量子科学技術研究開発機構 量子生命科学研究所)などがある。年度別の助成件数は、2026年度が10件、2024年度が12件、2023年度が10件、2025年度が9件である。応募件数は公表されていないため採択率は算出できない。所属は国公私立大学の医学系、薬学系、工学系の研究室から国立研究開発法人まで広い。
応募方法
申請システム: Web
必要書類:
- 研究助成申請書(2027年度所定様式)
記載項目:
- 申請者(氏名、フリガナ、所属機関、役職、年齢、所在地、連絡先)
- 共同研究者(院生・学生を含む。氏名、所属機関、役職、所在地)
- 研究テーマ名
- 分野の選択(毛髪科学、染色化学、皮膚科学、薬理学)
- 研究背景および目的(課題)
- 研究の独創性・発展性
- 研究計画(1年間の研究スケジュール、研究手法)
- 助成金の希望金額(50万円または100万円)
- 減額された場合に助成を希望するか辞退するかの選択
- 助成金の使途内訳(消耗品費、旅費、謝金、人件費、設備・備品費、その他)
- 研究略歴(大学入学から現在までの所属機関等)
- これまでに受けた助成内容(過去5年間、研究テーマ、助成機関、助成年度、助成金額)
- 発表論文(主要論文、特許等を最大10件。うち最大2報は400字以内の日本語要約)
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 申請書のフォーマットは前年度と異なる。過去の様式を用いず、必ず今年度の申請書をダウンロードして記入する。
- 助成金の使途は限定されないが、間接費等の管理費用と、申請者および共同研究者の人件費への使用は認められていない。
- 助成金で購入した機械、器具、備品等は、助成期間終了後に所属機関、関係機関等へ寄付する。
- 研究成果および研究において取得した知的所有権(特許権等)は当財団に帰属しない。
- 第12回研究成果報告会(2028年5月予定)には原則出席し研究成果を発表する。代理の発表者を立てることは可能。
- 研究概要と研究計画の欄はフォントサイズ10.5以上を使用し、必ず指定の頁内に収める。書式指定に反すると書類不備となり選考の対象とならないことがある。
- 事務局では申請内容の事前相談、事前チェックを受け付けていない。
- 申請書は日本語で記載する。
締切2026年9月30日必着。説明会の開催予定は公表されていない。学内締切は2週間前を推奨。推薦者も機関長承認も不要で申請フォームからの提出で完結するが、申請書がフォントサイズと頁数の指定を伴い、書式違反が書類不備として選考対象外になり得るため、書式点検の時間を確保する。
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。