2027年度 稲盛財団 稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローシップ
募集終了| 助成機関 | 公益財団法人稲盛財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | 生命科学生物学生態学分子生物学情報科学 |
| 助成額 | 1名あたり年1,000万円×10年間(総額1億円)。採択は2名。直接経費に加え、年100万円を上限とする管理的経費を研究機関に支払う |
| 締切日 | 2026-07-29 |
| 公募開始日 | 2026-06-17 |
| 研究期間 | 10年間(2027年4月から2036年度まで) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | 独自Web(稲盛財団ウェブサイトの「研究助成」→「申請」から InaRIS 申請専用サイトへ進み、マイページIDを取得して申請) |
概要
稲盛財団創立者 稲盛和夫の理念に基づき、基礎科学の研究者を長期的に応援するフェローシップ。選ばれた研究者は年1,000万円の研究助成を10年間受け、「稲盛科学研究機構フェローシップフェロー」(InaRISフェロー)の称号を名乗る。研究課題だけでなく、研究者の志や熱意、未知の領域への挑戦心といった「人」そのものを応援する制度と位置づけられている。2027年度は「つながりの生物学」に関係する研究を対象とし、2名を採択する。
応募要件
次の4要件をすべて満たす者。a. 日本に居住し、財団が募集案内を送付した大学・機関に所属し、常勤で雇用されていること(任期付きの職でも可。ただし申請時および2027年度(2027年4月〜2028年3月)まで申請時と同じ所属機関に雇用が保証されていること)。b. 独立研究者で、大学所属の場合は准教授以上。大学以外の所属の場合は上記に相当する者(准教授以上に相当するかは推薦者の判断による)。c. 助成年度開始時(2027年4月1日時点)に50歳以下(51歳未満。1976年4月2日以降に生まれた者)。d. 稲盛研究助成を受けている場合、その研究期間が2027年4月1日時点で残っていないこと。(詳細は募集要項)
対象となる研究
2027年度は「つながりの生物学」に関係する研究を対象とする。さまざまな環境下における生物種間の連携と競争のネットワークを探索し、それが成立する仕組みを分子レベルで解析する研究。募集要項が挙げる主要な狙いや目標の例は、(1) 音・光・温度・匂いなどによる生物間の連携と競争のネットワークの探索と解析、(2) 生物間の連携と競争の基盤となる分子・遺伝子レベルの機構の解析、(3) 情報科学と生命科学の融合による新たな解析手法の開発、(4) 生命システムの進化と多様化にかかわる新たな理論の構築。生命科学の新しい研究分野を創出し、基礎から応用までの学術基盤を作ることが望まれる。
採択されやすい研究像
公式が示す2027年度の対象は「つながりの生物学」で、さまざまな環境下における生物種間の連携と競争のネットワークを探索し、それが成立する仕組みを分子レベルで解析する研究。募集要項は主要な狙いや目標の例として、音・光・温度・匂いなどによる生物間の連携と競争のネットワークの探索と解析、生物間の連携と競争の基盤となる分子・遺伝子レベルの機構の解析、情報科学と生命科学の融合による新たな解析手法の開発、生命システムの進化と多様化にかかわる新たな理論の構築の4点を挙げ、ゲノム解析や生化学・分子遺伝学を基盤に情報科学・数理科学の考え方と手法を積極的に取り込む研究に言及している。「生命科学の新しい研究分野を創出し、基礎から応用までの学術基盤を作ることが望まれます。これらの観点において卓越した研究提案を募集します」とされ、変貌する地球環境下での農業・水産業や医療などへの応用への波及も期待されている。選考は「人」に助成する趣旨をふまえ、独創性・革新性・国際性・継続性・連続性・発展性・社会性の7要素を参考に、研究に対する姿勢や考え方も含めて総合的に行われる。FAQは想定する対象者像を「これまでの実績と経験に基づいて、10年間のビジョンを構想できる研究者」と明記しており、10年間一貫した長期構想を持ち、既に十分な研究実績があって新分野開拓へ飛躍しようとする独立研究者の提案が合致する。
過去の採択傾向
公式サイト(InaRISページおよび2026年3月13日付ニュース)が採択実績を公開している。2026年度は「35名の応募者の中から」2名が選出された。川口喬吾(理化学研究所 開拓研究所 主任研究員)「インテリジェントマターの創発原理の解明」、沙川貴大(東京大学 大学院工学系研究科 教授)「非線形・非平衡トポロジーとその熱力学への応用」。過去のフェローと年度別の対象分野(公式一覧より): 2020年度「量子」高柳匡(京都大学)、野口篤史(東京大学)。2021年度「生命: 生物の『しなやかさ』と『したたかさ』」西増弘志(東京大学)、山口良文(北海道大学)。2022年度「『物質・材料』研究の前線開拓」藤田大士(京都大学)、深見俊輔(東北大学)。2023年度「水平線の彼方の情報学」田中由浩(名古屋工業大学)、亀井靖高(九州大学)。2024年度「異分野コンバージェンスによる革新的医療の創出」星野歩子(東京大学)、鈴木洋(名古屋大学)。2025年度「数学の深化と展開」平岡裕章(京都大学)、戸田幸伸(東京大学)。2026年度「非平衡科学の展開」川口喬吾(理化学研究所)、沙川貴大(東京大学)。いずれの年度も採択は2名で、大学以外の研究機関(理化学研究所)所属者も選出されている。2027年度分は選考結果発表前(2027年3月の理事会で正式決定・対外発表)のため未公表。
応募方法
申請システム: 独自Web(稲盛財団ウェブサイトの「研究助成」→「申請」から InaRIS 申請専用サイトへ進み、マイページIDを取得して申請)
必要書類:
- 申請書(マイページのWebフォームに必要情報を入力)
- 研究内容(財団所定のMS-Word様式をダウンロードして記入し、PDFに変換してアップロード。MSPゴシック11ポイント厳守、ページ追加・レイアウト・余白の変更不可)
- 推薦書(所属研究機関の代表者による所定様式。記名+公印押印のカラースキャンPDF)
- 代表論文(PDFで10報まで)
- 照会先2名の氏名・所属・連絡先
記載項目:
- 研究者としてのアピールポイントおよび考え方(申請書様式の項目1)
- 研究の概要(和文600字以内/英語の場合はスペース含め半角英数1200字以内)
- 研究内容(財団所定のMS-Word様式。MSPゴシック11ポイント)
- 現時点で想定される主な使途(初年度分。大まかな金額も記入)(申請書様式の項目8)
- 研究資金の獲得状況(p.13〜14。公募により競争的に審査を経て獲得される競争的研究費を記入。競争的研究費ではない学内研究費および受託研究費は入力不要)
- 他の助成金・補助金・奨励金受領状況(p.14。この頁のみページ追加が可能)
- 照会先2名の氏名・所属・連絡先
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請システムにログイン登録したアカウントで財団の申請システムにログインします。パスワードを忘れた場合はリセット手続きに時間がかかることがあるため、余裕をもって確認してください。
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🔬 研究者 申請フォームの入力画面の指示に従い、研究テーマ、研究計画、予算、研究者情報などを入力します。財団ごとにシステムが異なるため、入力途中の保存機能があるかどうかを最初に確認してください。
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🔬 研究者 添付書類のアップロード研究計画書、予算書、業績一覧などの添付書類をアップロードします。ファイル形式(PDF、Word等)やサイズ上限を確認してください。アップロード後にプレビューで内容を確認することを推奨します。
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🔬 研究者 入力内容の確認・提出すべての入力内容と添付ファイルを確認画面で最終チェックし、提出します。提出完了後に確認メールが届くことを確認してください。確認メールが届かない場合は財団に問い合わせてください。
- 1機関あたりの応募は4件まで。5件以上の応募があった場合はその機関から応募された全申請を無効とする(募集案内の送付単位を1機関として数える)
- 機関代表者(学長・機構長・理事長)の推薦書に公印の押印が必須。カラースキャンPDFでアップロードする
- 募集案内の送付先(指定校・指定機関)は非公開。該当するかは所属先の担当部署に問い合わせる
- 締切までにウェブシステムを通じた申請手続きが完了していない場合は、いかなる理由があっても審査対象外
- 面接審査(2026年12月20日、稲盛財団にて)は代理出席不可。出席できない場合はフェローとなることはできない
- 申請書のフォントはMSPゴシック11ポイント厳守。p.14以外はページ追加・レイアウト・余白の変更不可
- 複数部署に所属していても入力する部署は必ず1つとする
- 連名での応募はできない(個人への助成)。共同研究の実施と共同研究者への研究費配分は可能
推奨する学内締切は2026年6月26日(公募締切2026年7月29日17:00の約5週間前)。逆算根拠は次の3点。(1) 1機関あたり4件が上限で、5件以上の応募があるとその機関からの全申請が無効になるため、機関内で応募枠を確定させる学内選考に約2週間(14日)を要する。(2) 申請には機関代表者(学長・機構長・理事長)名義の推薦書が必須で、所定様式への記名と公印の押印が必要なため、起案から押印完了までの学内決裁に2〜3週間(21日)を見込む。(3) 押印書類のカラースキャンPDF化、申請書PDFの体裁確認(MSPゴシック11ポイント、p.14以外のページ追加不可)とアップロード完了確認に3日。合計38日を締切から差し引くと6月21日となるため、余裕を持って6月26日を学内締切とし、押印手続きのみ7月中旬までに完了させる運用が現実的。なお照会先2名の事前承諾取得(14日目安)(詳細は募集要項)
申請のポイント
- 財団ごとに申請システムが異なります。初めて応募する財団の場合は、早めにアカウント登録とシステムの操作確認を行ってください。
- 提出前にブラウザの印刷機能やPDF出力で申請内容を保存しておくことを推奨します。提出後に内容を閲覧できないシステムもあります。
- 一時保存機能がないシステムでは、長文の入力項目はあらかじめテキストエディタで準備し、コピー&ペーストで入力すると安全です。
- 推奨ブラウザが指定されている場合があります。申請前にシステムの動作環境を確認してください。