2026年度 ライフサイエンス振興財団 研究開発の助成
募集中| 助成機関 | 公益財団法人ライフサイエンス振興財団 |
|---|---|
| カテゴリ | 民間助成金 |
| 分野 | ライフサイエンス生命科学医学生物学基礎研究 |
| 助成額 | 1件100万円が基本、優れた提案は1件200万円(総額1,500万円の範囲内) |
| 締切日 | 2026-09-15 |
| 公募開始日 | 2026-07-01 |
| 研究期間 | 不明(募集要領に助成期間の記載なし。申請書に研究実施期間の始期・終期を記入する欄がある) |
| 難易度 | 中 |
| 採択率 | - |
| 採択件数 | - |
| 申請システム | 郵送(〒102-0083 東京都千代田区麹町2-12-1-702 ライフサイエンス振興財団、TEL 03-3265-2641) |
概要
ライフサイエンスに関する研究課題に対する研究開発助成。2026年度は7月1日から受付を開始し、9月15日必着で申請書を郵送で受け付ける。助成総額は1,500万円で、1件につき100万円を基本とし、優れた提案は1件200万円とする。新たに国内で独立した立場になった研究者や直近に海外から帰国した研究者など、新しい研究環境の整備に資金が必要な研究者の支援に重点を置き、女性研究者支援も重視して選考する。
応募要件
日本国内の機関に所属する日本人研究者で、誕生日が1977年4月1日以降の方。独立した研究室を主宰していること、または自ら発案した研究テーマに挑戦することができる研究環境にあって当財団の研究助成金を自由に活用できることが求められる。2024年4月から2026年3月末までの3年間で、他からの公的助成(科学研究費等で申請者が自由に活用できる研究資金)の直接経費が合計2,000万円以下であること。2022年4月以降に当財団から助成を受けた者は再度の申請を認められない。応募には所属機関長の承諾(機関長の自筆署名)が必要。
対象となる研究
ライフサイエンスに関する研究課題。申請者が独立した研究室を主宰しているか、自ら発案した研究テーマに挑戦できる研究環境にあり、助成金を自由に活用できることが求められる。選考では、新たに国内で独立的な立場になった研究者や直近に外国から帰国した研究者など、新たな研究環境の整備に資金が必要な研究者を支援する視点が重視される。
採択されやすい研究像
公式の選考方針が明示している重点は2点で、第1に「新たに国内で独立的な立場になったり直近に外国から帰国したりした研究者などで、新たな研究環境の整備に資金が必要な研究者を支援する」こと、第2に「多様性確保の観点から女性研究者を支援する」ことである。したがって適合するのは、独立した研究室を主宰し始めた直後、あるいは海外から帰国して研究環境を立ち上げる段階にあるライフサイエンス研究者が、自ら発案したテーマに挑む計画である。応募資格として直近3年間の他公的助成(直接経費)が合計2,000万円以下と定められているため、大型予算を既に確保している研究室ではなく、資金が手薄な段階の研究者が想定されている。分野はライフサイエンス全般で限定はなく、公表された助成実績も構造生物学、酵素化学、がん生物学、免疫、神経科学、老化、ゲノム刷り込みなど基礎から橋渡しまで広い。申請書では独立した研究環境にあることを具体的に記述する専用項目があり、出産・育児、進学、留学からの帰国、研究機関・研究室の異動といったイベントを記入する欄も設けられているため、環境の変化と資金の必要性を具体的に示すことが求められる。助成額は1件100万円が基本で、提案内容が優れ研究目的の遂行により多くの支援が必要と判断された場合に限り1件200万円となるため、100万円規模で立ち上げが完結し、増額の必要性を論理的に説明できる計画が有利である。
過去の採択傾向
公式サイトの「助成実績」に年度別の研究開発助成実績が2019年度分から公開されている。2025年度(令和7年)は15件で助成金額は全件100万円。採択課題の例(逐語): 中村照也(熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系)機能分子構造解析学講座 准教授)「抗がん剤創出を目指したADPリボース代謝酵素の構造学的研究」、牛丸理一郎(九州大学高等研究院 准教授)「ラジカル酵素反応の機能拡張に基づくメチル基転移酵素阻害剤の創出」、福井健二(奈良女子大学研究院生活環境科学系食物栄養学領域 准教授)「大腸がん関連細菌 Fusobacterium nucleatum 由来グローバルRNA結合タンパク質のRNA構造特異性」、戸子台和哲(東北大学病院臓器移植医療部 准教授)「抗HLA抗体による妊娠免疫応答が二人目不妊に及ぼす影響の疫学的検証:大規模三世代コホートを用いた免疫遺伝学的解析」、松﨑仁美(筑波大学生命環境系 助教)「哺乳類ゲノム刷り込み制御機構の保存性の解明」、大本育実(理化学研究所脳神経科学研究センター触知覚生理学研究チーム 基礎科学特別研究員)「記憶を担う中核細胞の多階層統合型解析法の開発」、高橋良太(東京大学医学部附属病院消化器内科 助教)「膵臓癌腫瘍免疫抑制機序における新規治療標的の同定と検証」、藤瀬賢志郎(金沢大学医薬保健研究域医学系先鋭科学融合研究分野 助教)「再構成アプローチによるシナプス超微構造の形成機序解析と新規重症度予測系の開発」。2024年度(令和6年)は14件で、採択課題の例(逐語): 野村昌志(東京大学医学部附属病院脳神経外科 助教)「術中高速DNAメチル化シークエンスよるIDH変異神経膠腫の悪性度診断プラットフォームの構築」、服部奈緒子(群馬大学生体調節研究所代謝システム制御分野 教授)「精神的ストレス曝露が末梢組織の発がんに影響する仕組みの解明」、中曽根祐介(京都大学大学院理学研究科 助教)「細胞内分子ダイナミクスを解明するための次世代顕微分光法の開発」、齊藤寿郎(兵庫医科大学医学部生理学生体機能部門 主任教授)(詳細は募集要項)
応募方法
申請システム: 郵送(〒102-0083 東京都千代田区麹町2-12-1-702 ライフサイエンス振興財団、TEL 03-3265-2641)
必要書類:
- 2026年度研究助成金交付申請書(Word様式)の原本1部およびコピー4部
- 申請書のWordファイル(CD-ROMまたはUSBメモリで提出)
- 他機関から受けている研究資金の一覧表(Excel様式に記入し申請書の最終ページに添付)
- 所属機関長の承諾書(申請書内。機関長の自筆署名)
- 発表したおもな論文等のリスト(新しいものから最大20報)
記載項目:
- 申請者に関する事項(氏名、ふりがな、性別、所属機関名・部署名、役職名、所属機関の所在地、電話、メールアドレス、生年月日)
- 助成金を受けようとする研究の課題名
- 学歴(大学・学部名、大学院修了年)、学位名・授与大学名・取得年月、最終学校卒業後から現在までの簡単な経歴、専門分野
- 1.研究の背景・目的(全角2,000文字相当以内。図表の追加可、別紙可)
- 2.研究の具体的内容、方法、学界や社会に与える影響(全角2,000文字相当以内。図表は前項と合わせて全体でA4用紙1ページ相当程度)
- 3.助成金の主な使途(人件費、旅費、会議費、機械器具費、材料費、計算機使用料、その他の項目別金額と合計)
- 4.研究実施期間(始期および終期の見込み)
- 5.発表したおもな論文等(投稿中を除き新しいものから最大20報。全著者名と雑誌名を記載し、申請者に下線、Corresponding Author と Equal Contribution を明記。本申請に関連するものに○印)
- 6.ライフサイエンスに関連した所属学会
- 7.他機関から受けている研究資金の一覧(別紙Excel様式。2024年4月から2026年3月31日、直接経費、代表研究者か分担者かの明記、JSPS分はKAKEN参照。関連するものは○印を付け、今回申請する課題との内容の相違点と、当該研究費に加えて本助成に応募する理由も記述)
申請手続きガイド
事前準備チェックリスト
申請手順
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🔬 研究者 申請書の記入応募要領の記入例を参照しながら申請書を作成します。手書き指定の財団もありますが、多くはWordやPDFのフォーマットで作成可能です。記入欄のサイズに合わせて簡潔に記述してください。
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🏢 事務担当者 機関長の押印・推薦書の取得学長・学部長等の機関長印が必要な書類に押印を受けます。学内の決裁手続き(稟議)が必要な場合があり、数日から1週間程度かかることがあります。機関長の推薦書が別途必要な場合は、推薦文の原案も準備してください。
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🏢 事務担当者 提出書類のコピー保管提出する書類一式のコピーを取り、機関内で保管します。採択後の経理処理や報告書作成の際に参照が必要になります。スキャンしてPDFでも保管しておくと便利です。
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🏢 事務担当者 🔬 研究者 簡易書留での郵送書類一式を封筒に入れ、簡易書留(または公募要領で指定された方法)で郵送します。封筒の表面に「○○助成金応募書類在中」と朱書きすることが一般的です。配達記録が残る方法で送付してください。
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🏢 事務担当者 到着確認簡易書留の追跡番号で配達状況を確認します。到着確認の連絡をくれる財団もありますが、不安な場合は財団に電話で確認してください。
- 締切は2026年9月15日「必着」。消印有効の記載はない
- 財団は「できれば レターパックライトか普通郵便など、ポストに直接投函される郵送形態でお願いします」としている
- 所属機関長の承諾書に機関長自筆の署名が必要(ゴム印・公印の場合は自筆署名不要)。学協会推薦や機関推薦は不要
- 提出は申請書の原本1部とコピー4部、加えて申請書のWordファイルをCD-ROMまたはUSBメモリで郵送する。電子メールやWeb申請の受付は募集要領に記載されていない
- 他機関から受けている研究資金の一覧は、Excel様式を上書きして申請書の最後のページに添付する
- 申請者に対して、独立した研究室を主宰しているか、他公的助成の直接経費が3年間で2,000万円以下かについて、財団から直接連絡を取り確認する場合がある
- 2022年4月以降に当財団から助成を受けた者は再度の申請が認められない
- 間接経費(オーバーヘッド)に関する記載は募集要領・申請書のいずれにもない。学内での間接経費控除の扱いは各機関の規程で確認が必要
推奨学内締切は2026年8月25日(公募締切の3週間前)。根拠は3点。第1に締切が2026年9月15日「必着」で消印有効ではなく、財団がレターパックライトや普通郵便を希望しているため輸送日数を3日確保する必要がある。第2に申請書6頁の「所属機関長の承諾書」に機関長(学部長、研究科長、研究所長等)自筆の署名が必要で、学内の署名回付に通常14日を要する。第3に原本1部とコピー4部の複写、およびWordファイルのCD-ROMまたはUSBメモリへの格納に3日を見込む。したがって14日(機関長署名)+3日(複写と電子媒体準備)+3日(郵送)+予備日で逆算し8月25日を学内締切とする。加えて、他公的助成2,000万円以下の要件確認とKAKENを参照した資金一覧の作成に7日程度かかるため、機関長への承諾書回付は遅くとも8月中旬までに開始し、決裁ルートを事前に確定しておく。
申請のポイント
- 「消印有効」と「必着」を必ず確認してください。必着の場合は余裕をもって発送する必要があります。
- 機関長印(学長印・学部長印)の取得に数日〜1週間かかる場合があります。学内の押印申請スケジュールを事前に確認してください。
- 一部の民間財団では推薦件数の制限(1機関あたりN件)があります。学内で応募調整が必要な場合は、研究推進課に早めに相談してください。
- 書類の折り曲げ禁止、クリップ使用(ホチキス禁止)など、書類の体裁に関する細かい指定がある場合があります。応募要領を熟読してください。