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JST創発的研究支援事業(FOREST)とは|支援額・期間・応募資格・採択率【2026年版】

最終更新: 研究費サーチ編集部 検証方針

AI生成コンテンツ: この記事はAI(Claude)がJSTの公式募集要項・事業紹介を参照して作成しました。支援額・期間・応募資格・締切は年度で変わるため、応募前にJSTの公式サイトで必ずご確認ください。

創発的研究支援事業(通称FOREST)は、特定の課題や短期目標を設定せず、研究者の自由な発想による挑戦的・融合的な研究を、原則7年間(最大10年間)にわたり長期支援するJSTの制度です。若手研究者を中心に、破壊的なイノベーションにつながるシーズの創出を目指します。1課題あたり直接経費で7年総額5,000万円が上限で、創発POによる伴走(メンタリング)が付く点が大きな特徴です。

本記事は、支援期間とフェーズ構成、支援額と経費のルール、応募資格、2026年度の公募スケジュールと次回公募の見通し、採択率の実績、さきがけ・科研費との違い、申請の進め方と重複制限までを、JSTの公式募集要項に基づいて整理します。2026年度の研究提案募集は2026年5月14日正午で締め切り済みで、2027年度以降の次回公募は2026年7月3日時点で公式未公表です。この点はスケジュールの章で詳しく説明します。金額・件数などの数値は記事末尾の出典一覧に対応します。

この記事の要点

1. FORESTとは:3分でわかる制度概要

創発的研究支援事業(通称FOREST)は、特定の課題や短期的な目標をあらかじめ設定せず、多様性と融合によって破壊的なイノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するJSTの事業です。既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ、原則7年間(途中でステージゲート審査を挟み、最大10年間)にわたって長期的に支援します。

科研費のように分野や種目が細かく決まっているわけではなく、また、さきがけやCRESTのように国が事前に定めた戦略目標の領域があるわけでもありません。研究者自身が何をやるかを自由に構想し、それを長期で腰を据えて進めるという設計が最大の特徴です。短期の成果を求められにくく、失敗を恐れずに挑戦できる環境を用意することで、これまでにない研究の芽を育てることをねらいとしています。

もう1つの柱が、創発研究者への伴走支援です。創発的研究支援事業では、プログラムオフィサー(創発PO)の下で、研究者の能力や発想を組み合わせる「創発の場」を設け、創造的・融合的な成果に結びつける取組を推進しています。柔軟な研究中断とそれに伴う延長を可能とする仕組みや、研究環境改善のための追加的な支援などの仕組みも導入されています。研究費を配って終わりではなく、若手研究者が独立して力を発揮できるよう、環境面まで含めて支える制度だといえます。

対象は若手研究者が中心です。応募資格の中核は「PI(研究主宰者)又は研究開始3年以内にPIになることを目指す博士号取得後15年以内の若手研究者」で、まだ独立していないが独立が見込まれる研究者も応募できます。テーマの自由度が高く、長期支援と伴走が付くため、次の世代を担う研究者が独自の路線を確立するための制度として位置づけられます。以下では、支援期間・支援額・応募資格・スケジュール・採択率・他制度との違いを順に見ていきます。

2. 支援期間とフェーズ構成・ステージゲート審査の仕組み

FORESTの支援期間は原則7年間で、フェーズ1(3年間)とフェーズ2(4年間)の2つのフェーズに分かれます。全採択者はまずフェーズ1から研究を開始し、フェーズ1が終了する前に、フェーズ2へ移行するかどうかを判断するステージゲート審査を受けます。この審査を通過した課題はフェーズ2に継続し、通過できない場合はフェーズ1の終了をもって創発的研究は終了します。フェーズ2終了後は、原則として毎年度の審査を経て、最大10年間まで延長されうる仕組みです。

表1. FORESTの支援期間とフェーズの流れ
段階期間内容次段階への移行
フェーズ13年間全採択者が最初に実施。フェーズ1全体を通じた研究費計画・研究計画書を作成フェーズ1終了前のステージゲート審査で判定
ステージゲート審査フェーズ1終了前フェーズ2へ移行するかどうかを判断する審査通過→フェーズ2/不通過→フェーズ1終了で研究終了
フェーズ24年間ステージゲート審査を通過した課題が継続フェーズ2終了後は原則毎年度の審査
延長最大10年間までフェーズ2終了後、原則毎年度の審査を経て延長されうる審査により継続を判断

出典: 科学技術振興機構「2026年度 創発的研究支援事業 募集要項」(2026年7月3日参照)。

この構成は、研究の進捗と将来性を段階的に見極めながら支援を続ける設計です。フェーズ1では、まず3年間で構想を形にし、その成果と展望をステージゲート審査で示すことになります。したがって、応募時にはフェーズ1全体(3年間)を通じた研究計画書と研究費計画を作成することが求められます。長期支援とはいえ、途中の審査があることを前提に、フェーズ1で何をどこまで進めるかを具体的に描くことが重要です。

研究支援課など研究機関側から見ると、FORESTは最長10年に及ぶ長期の委託研究であり、途中にステージゲート審査という節目がある点、柔軟な研究中断と延長の仕組みがある点が、単年度更新型の制度と異なります。研究者本人だけでなく、機関としても長期の受入体制を意識する制度だといえます。

3. 支援額と経費のルール

1課題あたりの研究費(直接経費)は、原則として7年間で総額5,000万円が上限です。そのうちフェーズ1(3年間)での総額は2,000万円が上限とされています。研究提案はこの上限額の範囲内で行います。ここに、研究機関の管理等に充てる間接経費(直接経費の30%が上限)が加算され、JSTは委託研究契約に基づいて委託研究費として研究機関に支払います。

表2. FORESTの支援額と経費のルール
項目内容
直接経費(7年総額)原則として7年間で総額5,000万円が上限
直接経費(フェーズ1・3年間)フェーズ1での総額は2,000万円が上限
間接経費直接経費の30%が上限。委託研究費として研究機関に支払われる
支払いの形JSTが委託研究契約に基づき、直接経費に間接経費を加えて研究機関へ支払う
上限の扱い上限は絶対配分額を保証するものではなく、実額は創発POによる研究計画の精査・承認で決定

出典: 科学技術振興機構「2026年度 創発的研究支援事業 募集要項」(2026年7月3日参照)。金額・経費率は年度で改定されうるため、応募前に最新の募集要項で確認してください。

ここで注意したいのは、5,000万円という上限額は、そのまま満額が配分されることを保証するものではない点です。実際の研究費は、創発POによる研究計画の精査・承認を経て決まります。したがって提案書では、必要な経費とその根拠を計画に沿って具体的に示すことが求められます。金額の規模感としては、7年で総額5,000万円上限という水準は、さきがけ(3年半で3,000万円から4,000万円程度)よりも期間が長く、じっくり腰を据えて進める前提の設計だといえます。制度間の金額比較は制度別 研究費の比較ガイドで確認できます。

4. 応募資格の要件

FORESTの応募資格は、若手研究者を対象とする条件が中心です。募集要項では、応募資格の中核を「PI(研究主宰者)又は研究開始3年以内にPIになることを目指す博士号取得後15年以内の若手研究者」と記載しています。加えて、博士号取得後の年数(基準日と特例)、研究費の受給歴、独立に関する条件、所属機関に関する条件などが定められています。以下に主な要件を整理します。

4-1. 博士号取得後の年数(基準日と特例)

2026年度公募では、2026年4月1日時点で博士号の学位を取得していること、かつ同時点で博士号取得後15年以下(2011年4月2日以降に博士号を取得)であることが求められます。分野やライフイベントに応じた特例が設けられており、対象が広がる場合があります。

表3. 博士号取得後年数の上限(2026年度公募・基準日2026年4月1日)
区分博士号取得後の上限
原則15年以下(2011年4月2日以降に博士号取得)
医学・歯学・獣医学履修者で所定の臨床研修を修了した者17年以下
出産・育児で研究に専念できない期間があった者20年以下
上記の臨床研修修了かつ出産・育児の事情がある者22年以下

出典: 科学技術振興機構「2026年度 創発的研究支援事業 募集要項」(2026年7月3日参照)。基準日・上限は年度ごとに更新されるため、応募時は最新の募集要項でご確認ください。

4-2. 研究費の受給歴

応募には、研究代表者として公募で獲得した研究費を過去に受給していたことがある、又は現在受給中であることが要件です(研究費受給歴要件)。ただし、ライフイベント・臨床研修・企業在籍等の特段の事情がある場合は、提案書に理由を明記することで緩和されます。まだ大型の研究費を得ていない段階の若手でも、公募で獲得した研究費の受給歴があれば要件を満たしうるため、キャリアの早い段階から公募系の研究費に挑戦しておくことが下地になります。

4-3. 独立に関する条件

独立に関する条件として、自己の論文で責任著者の立場にある、大学院生等の指導に責任を持つ立場にある、独立した研究室・研究スペースを確保できる、といった要素が挙げられます。これらを応募時点で満たすか、又は原則としてフェーズ1(3年間)の間に満たすことが求められます。現時点でまだ独立していなくても、独立が見込まれる研究者は応募可能です。「これから独立して自分の研究室を構える」段階の若手を後押しする設計になっています。

4-4. 所属機関・国籍・応募件数

応募は、日本国内の研究機関に在籍の上で創発的研究を実施できることが条件です。ただし海外機関に所属する研究者も応募可能で、その場合は国内機関に異動するまで研究開始を一定期間保留する資格が与えられます。国籍は問いません。研究提案者1人につき応募できるのは1件のみです。海外で活躍する日本人研究者や外国人研究者が、日本国内で独立の場を得るための入口としても活用できる設計です。若手研究者向け助成金まとめもあわせてご覧ください。

5. 2026年度公募スケジュールと次回公募の見通し

2026年度の研究提案募集は、2026年3月27日(金)に開始し、2026年5月14日(木)午前12時(正午)を受付締切として実施されました。現時点(2026年7月3日)では、2026年度の募集はすでに締め切られています。選考は書類選考と面接選考の2段階で行われ、選定課題の通知・発表は2026年10月以降、研究開始は2026年12月以降とされています。

表4. 2026年度公募の日程(実施済み)
段階時期備考
募集開始2026年3月27日(金)研究提案募集の受付開始
受付締切2026年5月14日(木)正午午前12時厳守。e-Rad経由で応募
書類選考2026年5月下旬から6月提出書類による選考
面接選考2026年6月下旬から8月研究提案者本人が構想を説明(日本語による面接)
選定課題の通知・発表2026年10月以降順次通知・発表
研究開始2026年12月以降採択後に順次開始

出典: 科学技術振興機構「2026年度 創発的研究支援事業 募集要項」科学技術振興機構「創発的研究支援事業」公式サイト(いずれも2026年7月3日参照)。

面接選考では、研究提案者本人が自分の研究構想を説明します(日本語による面接)。審査は、応募者が指定したパネル(創発PO)と研究分野(主・副)に基づいて行われ、人文・社会系・その他を含む幅広い専門分野をカバーするパネル制で進められます。研究費の年間の動きは研究費の年間申請スケジュールもご参照ください。

6. 採択率・採択実績(JST公表値)

FORESTは応募が多く、採択は競争的です。2026年度公募の採択予定件数は250件程度(研究提案の状況等により変動)とされています。過去の応募数・採択数はJSTが公表しています。下表はその公表値と、応募数・採択数から当方が算出した採択率です。

表5. 年度別 応募数・採択数(JST公表値)と採択率
年度応募数採択数採択率(当方算出)
2025年度2,217件257件約11.6%
2024年度2,262件246件約10.9%
2023年度2,644件243件約9.2%
2022年度2,790件263件約9.4%

出典(応募数・採択数): 科学技術振興機構 各年度採択課題プレスリリース。2025年度2024年度2023年度2022年度(いずれも2026年7月3日参照)。採択率は応募数・採択数から当方が算出した参考値で、JSTが公表した数値ではありません。

直近4年度の採択率は、応募数・採択数から算出しておおむね9%から12%台で推移しています。毎年2,000件を超える応募があり、採択は250件前後という規模感です。制度横断の採択率の目安は研究費の採択率まとめもあわせてご覧ください。なお、選考経過や採択に関する個別の問い合わせにJSTは応じないため、採否や評価の詳細は非公開である点に留意が必要です。

7. さきがけ・科研費との違い:どの制度に出すべきか

FORESTは、若手向けの他の代表的な制度と比べると、テーマ設定の自由度・支援期間・伴走の有無に特徴があります。ここでは、JSTのさきがけ(PRESTO)と科研費と対比します。

表6. FORESTとさきがけ・科研費の比較
観点創発的研究支援事業(FOREST)さきがけ(PRESTO)科研費(種目による)
テーマ設定特定の課題・短期目標を設定しない自由発想型戦略目標に基づく研究領域の下で募集(領域が事前設定)研究者の自由な発想(種目共通)
研究期間原則7年間(最大10年間)3年半(3年6か月)以内種目により2年から7年程度
金額(直接経費)7年総額5,000万円上限(フェーズ1は2,000万円上限)原則3,000万円から4,000万円程度/課題種目により500万円以下から数億円まで
体制個人型(伴走する創発POが付く)個人型(研究総括が選定・指導)個人・チーム双方(種目による)
主な対象博士号取得後15年以下の若手中心。独立見込みも可戦略目標に沿う若手研究者(研究総括が選定)種目により対象が異なる(若手研究は博士取得後8年未満など)

出典: JST「2026年度 創発的研究支援事業 募集要項」JST「さきがけ(PRESTO)について」JSPS「科研費 研究種目一覧」(いずれも2026年7月3日参照)。

さきがけとの最大の違いは、テーマ設定と支援期間です。さきがけは、国が定めた戦略目標に基づく研究領域があらかじめ用意され、その領域の研究総括が若手研究者を選定する個人型研究で、研究期間は3年半以内、研究費は原則3,000万円から4,000万円程度です。テーマが領域として先に決まっているため、自分の研究がどの領域に合致するかが重要になります。一方でFORESTは、領域を設けず研究者自身が自由に構想を立て、原則7年(最大10年)という長い期間で腰を据えて進めます。テーマを限定されたくない、長期で挑戦したい、という研究者に向く制度です。

科研費との違いは、研究の性格と伴走の有無です。科研費は分野を問わない全領域共通の基幹制度で、種目ごとに金額・期間・対象が明確に決まっています。多くの研究者にとっての主軸ですが、創発POのような伴走支援は前提としていません。FORESTは、テーマの自由度と長期支援に加えて、創発POによるメンタリングや「創発の場」を通じた融合の後押しが付く点が独自です。実務的には、科研費を主軸に据えつつ、破壊的なイノベーションを狙う長期の挑戦的テーマがあればFORESTを狙う、という組み立てが現実的です。制度横断の比較は制度別 研究費の比較ガイド、さきがけ・CRESTの提案書設計はJSTさきがけ・CREST応募の書き方ガイドをご覧ください。

8. 申請の進め方と重複制限の注意点

応募はe-Rad(府省共通研究開発管理システム)経由で行います。2026年度は受付締切が2026年5月14日午前12時(正午)厳守とされていました。締切時刻までに手続きが完了していない提案は受け付けられないため、所属機関内の締切に余裕を持って準備することが欠かせません。応募時には、研究倫理教育プログラムを修了していること、研究不正・研究費不正を行わない旨の誓約も要件です。研究計画書・研究費計画はフェーズ1全体(3年間)を通じたものを作成します。e-Radの基本操作はe-Rad電子申請システムの使い方ガイドをご参照ください。

8-1. パネル・研究分野の指定

採択課題は、応募者が指定したパネル(創発PO)と研究分野(主・副)に基づき、書類選考と面接選考を経て決定されます。人文・社会系・その他を含む幅広い専門分野をカバーするパネル制で審査されるため、自分の研究がどのパネル・分野で評価されるのが適切かを見極めることが、応募設計の要になります。

8-2. 他事業との重複制限

重複制限として、次の事業の研究代表者(又は領域代表者)として採択されている場合は、原則として応募できません(当該事業が2026年度最終年度の場合等を除く)。

ただし、さきがけ・PRIMEについては、2027年3月末までに終了予定であれば応募可能で、創発は当該研究の終了後に開始する猶予扱いとなります。現在これらの事業の代表者である場合は、終了時期と重複制限の条件を募集要項で確認してから応募判断を行ってください。重複制限の条件は制度・年度で変わるため、最新の募集要項の記載を必ず確認することが重要です。

8-3. 問い合わせ先

問い合わせ先は、国立研究開発法人科学技術振興機構 創発的研究推進部(〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ)で、E-mailは souhatsu-application@jst.go.jp です。問い合わせは電子メールのみで受け付けられ、選考経過や採択に関する問い合わせには応じないとされています。制度の最新情報はJST公式サイト「創発的研究支援事業」で確認できます。当サイトのJST系公募はJSTの公募一覧から探せます。

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9. よくある質問(FAQ)

Q創発的研究支援事業(FOREST)とさきがけはどう違いますか?

AFORESTは特定の課題や短期目標を事前に設定せず、原則7年間(最大10年間)にわたり総額5,000万円上限で長期支援する制度です。さきがけ(PRESTO)はあらかじめ設定された戦略目標に基づく研究領域の下で研究総括が若手研究者を選定する個人型研究で、研究期間は3年半以内、研究費は原則3,000万円から4,000万円程度です。テーマ設定が事前に領域として決まっているかどうか、支援期間と金額規模が主な違いです。

Q博士号を取得して何年目まで応募できますか?

A2026年度公募では、2026年4月1日時点で博士号を取得しており、かつ博士号取得後15年以下(2011年4月2日以降に博士号取得)であることが原則です。医学・歯学・獣医学履修者で所定の臨床研修を修了した者は博士号取得後17年以下。出産・育児で研究に専念できない期間があった者は上限が20年以下(臨床研修修了者は22年以下)まで緩和されるなどの特例があります。基準日は年度ごとに更新されるため、応募時は最新の募集要項をご確認ください。

Qまだ独立したポジション(PI)ではありませんが応募できますか?

A応募できます。応募資格の中核はPI(研究主宰者)又は研究開始3年以内にPIになることを目指す博士号取得後15年以内の若手研究者で、独立が見込まれる研究者も応募可能です。自己の論文で責任著者の立場にある、大学院生等の指導に責任を持つ立場にある、独立した研究室・研究スペースを確保できる、といった独立に関する条件は、応募時点で満たすか、又は原則フェーズ1(3年間)の間に満たすことが求められます。

Q1課題あたりいくら支援されますか?

A1課題あたりの研究費(直接経費)は、原則として7年間で総額5,000万円が上限です。そのうちフェーズ1(3年間)での総額は2,000万円が上限です。これに加えて間接経費(直接経費の30%が上限)が委託研究費として研究機関に支払われます。上限額は絶対配分額を保証するものではなく、実際の研究費は創発POによる研究計画の精査・承認により決定します。

Q採択率はどのくらいですか?

AJST公表の応募数・採択数から算出すると、直近はおおむね9%から12%台です。例えば2025年度は2,217件の応募に対し257件を採択しており、応募数と採択数から算出した採択率は約11.6%です(この率は当方算出)。2026年度公募の採択予定件数は250件程度とされています。採択率は年度により変動します。

Q2026年度の公募はまだ間に合いますか。次回公募はいつですか?

A2026年度の研究提案募集は2026年5月14日正午に締め切られており、現在は応募できません。2027年度以降の次回公募については、2026年7月3日時点でJST公式に公募予告が確認できず、次回公募の時期は公式未公表です。例年の傾向として春に募集が始まりますが、実施の有無や時期は公式発表を必ずご確認ください。

Q海外の研究機関に所属していても応募できますか?

A応募できます。応募は日本国内の研究機関に在籍の上で創発的研究を実施できることが条件ですが、海外機関に所属する研究者も応募可能で、国内機関に異動するまで研究開始を一定期間保留する資格が与えられます。国籍は問いません。研究提案者1人につき1件のみ応募できます。

Qステージゲート審査で通過できないとどうなりますか?

A全採択者はフェーズ1(3年間)から研究を開始し、フェーズ1終了前にフェーズ2への移行を判断するステージゲート審査を受けます。通過した課題はフェーズ2(4年間)に継続します。通過できない場合はフェーズ1終了をもって創発的研究は終了します。フェーズ2終了後は原則毎年度の審査を経て、最大10年間まで延長されうる仕組みです。

Q他のJST・AMED事業の研究代表者でも応募できますか?

AERATO・CREST・さきがけ・未来社会創造事業・ムーンショット・K Program・GteX等のJST事業、AMED-CREST・PRIME等のAMED事業、日本学術振興会の特別推進研究・基盤研究(S)・学術変革領域研究(A)(領域代表者)等の研究代表者として採択されている場合は、原則として応募できません(当該事業が2026年度最終年度の場合等を除く)。さきがけ・PRIMEは2027年3月末までに終了予定であれば応募可能で、創発は当該研究終了後に開始する猶予扱いとなります。

Q申請はどのシステムで行いますか?

A応募はe-Rad(府省共通研究開発管理システム)経由で行います。2026年度は受付締切が2026年5月14日午前12時(正午)厳守とされていました。締切時刻までに手続きが完了していない研究提案は受け付けられないため、所属機関内の締切に余裕を持って準備してください。応募時には研究倫理教育プログラムを修了していることも要件です。

10. 関連公募・他のガイド記事

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11. 出典・参考文献

  1. 科学技術振興機構「2026年度 創発的研究支援事業 募集要項」 https://www.jst.go.jp/souhatsu/document/call2026.pdf(2026年7月3日参照)
  2. 科学技術振興機構「創発的研究支援事業」公式サイト https://www.jst.go.jp/souhatsu/(2026年7月3日参照)
  3. 科学技術振興機構「2025年度 創発的研究支援事業 採択課題」 https://www.jst.go.jp/pr/info/info1845/index.html(2026年7月3日参照)
  4. 科学技術振興機構「2024年度 創発的研究支援事業 採択課題」 https://www.jst.go.jp/pr/info/info1781/index.html(2026年7月3日参照)
  5. 科学技術振興機構「2023年度 創発的研究支援事業 採択課題」 https://www.jst.go.jp/pr/info/info1699/index.html(2026年7月3日参照)
  6. 科学技術振興機構「2022年度 創発的研究支援事業 採択課題」 https://www.jst.go.jp/pr/info/info1595/index.html(2026年7月3日参照)
  7. 科学技術振興機構「さきがけ(PRESTO)について」 https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/about/index.html(2026年7月3日参照)
  8. 日本学術振興会「科学研究費助成事業 研究種目一覧」 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/01_shumoku/index.html(2026年7月3日参照)

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検証方針: 本記事の支援額・期間・応募資格・スケジュール・応募数・採択数は、JSTの公式募集要項・公式サイト・年度別プレスリリースを一次ソースとして確認しています。表中の採択率は、公表された応募数・採択数から当方が算出した参考値で、JSTが公表した数値ではありません。次回公募の時期など公式で確認できない事項は推測せず「公式未公表」と明記しています。金額・期間・基準日は年度改定があるため、応募の際は必ずJSTの最新の募集要項をご確認ください。

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