科研費の「基盤研究」は広く解説されている一方で、若手研究・挑戦的研究・研究活動スタート支援の3種目群は、年齢制限や重複応募のルールが複雑で、どれに応募すべきか迷う研究者が少なくありません。本ガイドは、博士取得直後から中堅初期のキャリア層が「基盤以外」でどう採択を得るかを、JSPSの公式データに基づいて整理します。関心の高い挑戦的研究(萌芽)の新規採択率は、令和7年度で12.2%(新規応募9,001件・新規採択1,100件)でした。
令和9(2027)年度公募からは、39歳以下の若手研究者に限り挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)の同時応募が可能になる制度変更も反映しています。記事中の採択率などの数値は、記事末尾の出典一覧に対応しています。
この記事の要点
- 若手研究は博士の学位取得後8年未満が対象で、500万円以下、令和7年度の新規採択率は40.2%
- 挑戦的研究(萌芽・開拓)は年齢制限なし。令和7年度の新規採択率は萌芽12.2%、開拓11.1%と難関
- 令和8年度は萌芽の採択が2,118件(応募9,561件)へ増加。若手支援強化枠の新設が背景にある
- 研究活動スタート支援は新任・育休復帰者向けで春公募。令和7年度の新規採択率は33.2%
- 令和9年度公募から39歳以下限定で萌芽と基盤(C)の同時応募・重複受給が可能に
- 数値の出典は末尾の出典一覧を参照
1. 基盤以外の3種目とは何か
科研費は研究活動そのものへの競争的資金で、基盤研究(S/A/B/C)が骨格ですが、それ以外にも次の3種目群があり、若手から中堅研究者のキャリア段階や研究スタイルに応じて使い分けます。骨格である基盤研究の金額・採択率・選び方は「科研費 基盤研究S・A・B・C完全ガイド」で解説しています。
1-1. 若手研究(個人型・博士取得後の年数で判定)
博士の学位取得後8年未満の研究者を対象とする個人型の種目です(かつての39歳以下という年齢要件は撤廃されています)。応募総額は最大500万円、研究期間は2〜5年で、令和7年度の新規採択率は40.2%と科研費の主要種目の中でも高い水準です(文部科学省「令和7年度科学研究費助成事業の配分について」)。研究者としての独立を支援する政策的意図から、採択枠が厚めに設定されています。
1-2. 挑戦的研究(萌芽・開拓の2区分)
既存の学術体系や方法論に挑戦する野心的な研究を対象とする種目群です。萌芽は探索段階(500万円以下・2〜3年)、開拓は大規模な変革(500万円以上2,000万円以下・3〜6年)を担います。年齢制限はなく、令和7年度の新規採択率は萌芽12.2%、開拓11.1%といずれも難関です(JSPS科研費データ)。採択率の内訳と令和8年度の動きは3章で詳しく扱います。
なお、この種目は「萌芽研究」「挑戦的萌芽研究」という旧称で検索されることがありますが、現在の正式な種目名は挑戦的研究(萌芽)です。公募要領や電子申請システムでもこの名称で表記されるため、応募区分を探すときはこの名称で確認してください。
1-3. 研究活動スタート支援(新任・育休復帰者向け)
前年度に科研費の応募資格がなかった研究者(新規採用教員・新規ポスドク等)、または産前産後休業・育児休業からの復帰者が対象の小型種目です。応募総額は300万円以下(研究期間1年の場合は150万円以下)、研究期間は1年から2年で、令和7年度の新規採択率は33.2%でした(JSPS科研費データ)。通常の秋公募ではなく、春に公募される点に注意が必要です。
2. 種目別比較表と重複応募ルール
| 種目 | 応募総額 | 期間 | 年齢・資格 | 新規採択率 | 公募時期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 若手研究 | 500万円以下 | 2〜5年 | 博士取得後8年未満 | 40.2% | 夏〜秋(秋公募) |
| 挑戦的研究(萌芽) | 500万円以下 | 2〜3年 | 制限なし | 12.2% | 夏〜秋(秋公募) |
| 挑戦的研究(開拓) | 500万円以上2,000万円以下 | 3〜6年 | 制限なし | 11.1% | 夏〜秋(秋公募) |
| 研究活動スタート支援 | 300万円以下(研究期間1年の場合は150万円以下) | 1〜2年 | 前年度応募資格なし/育休復帰者 | 33.2% | 春公募 |
出典: 採択率は日本学術振興会「令和7年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(令和8年3月現在)」の新規採択率。応募総額と研究期間は同「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究)」、研究活動スタート支援は同「令和8年度研究活動スタート支援 公募要領」(いずれも2026年7月25日参照)。最新の公募要領を必ずご確認ください。
令和8(2026)年度の確定値(2026年8月18日公表): 挑戦的研究(萌芽)22.2%(応募9,561件・採択2,118件)、挑戦的研究(開拓)10.4%(応募1,749件・採択182件)、若手研究40.1%(応募14,771件・採択5,928件)。萌芽は令和7年度の12.2%から倍近く上がりました。研究活動スタート支援は7月に交付内定しており、配分状況一覧への反映は12月の予定のため未公表です。出典は日本学術振興会「科研費(補助金分・基金分)配分状況一覧(令和8年度 新規採択分)」(令和8年8月現在)。
2-1. 重複応募の早見ルール
| 種目 | 基盤(S) | 基盤(A) | 基盤(B) | 基盤(C) | 若手 1回目 | 若手 2回目 | 萌芽 39歳以下 | 萌芽 40歳以上 | 開拓 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 基盤(S) | 同一 | △ | × | × | × | △ | ○ | ○ | ○ |
| 基盤(A) | △ | 同一 | × | × | × | △ | ○ | ○ | ○ |
| 基盤(B) | × | × | 同一 | × | × | △ | ○ | ○ | ○ |
| 基盤(C) | × | × | × | 同一 | × | × | ○ | × | × |
| 若手研究(1回目) | × | × | × | × | 同一 | 同一 | × | × | × |
| 若手研究(2回目) | △ | △ | △ | × | 同一 | 同一 | × | × | ○ |
| 挑戦的研究(萌芽)39歳以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | 同一 | 同一 | × |
| 挑戦的研究(萌芽)40歳以上 | ○ | ○ | ○ | × | × | × | 同一 | 同一 | × |
| 挑戦的研究(開拓) | ○ | ○ | ○ | × | × | ○ | × | × | 同一 |
○=併願でき、双方採択されれば双方を実施できる(別表1の空欄)。×=どちらか一方にしか応募できない(同×)。△=併願できるが双方採択の場合は一方のみ実施する(同■・□)。△に当たるのは、基盤(S)と基盤(A)の組み合わせ(基盤(S)を実施)と、基盤(S・A・B)と受給回数2回目の若手研究の組み合わせ(基盤研究を実施)です。「同一」は同じ研究種目のため1課題にしか応募できないことを示します。萌芽の39歳以下・40歳以上は採択年度の4月1日現在の年齢による区分です。出典: 日本学術振興会「別表1 重複制限一覧表」(令和9(2027)年度)の1-1「研究代表者(新規・継続)(甲欄) 研究代表者(乙欄)」型(2026年8月19日参照)。
研究活動スタート支援は春の公募のため上の表には含めていません。別表1では、スタート支援の継続課題を持つ研究代表者が今回公募される基盤研究・若手研究・挑戦的研究へ新規応募することに制限は設けられていません。
令和9年度公募からは、39歳以下の若手研究者に限り挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)の同時応募が可能になり、両方に採択された場合は重複受給もできるようになります。40歳以上は従来どおり一方のみです。適用範囲や条件は年度により変わるため、応募年度の公募要領で必ず確認してください。上記以外の組み合わせ(若手と基盤S・A・B、開拓と萌芽など)の可否と「別表1 重複制限一覧表」の記号の読み方は、科研費の重複制限 早見表と別表1の読み方に整理しています。
出典: 日本学術振興会「重複制限一覧表」、同「令和9年度科学研究費助成事業の公募について」(いずれも2026年7月25日参照)。
2-2. いま応募できる公募
本記事の執筆時点(2026年8月19日)で募集中の、若手研究者が対象になる公募です。各行から公募ページに移ると、募集要項の構造化データ、事務手続きの流れ、過去の採択実績まで確認できます。締切と金額は各公募ページと公式サイトで最新の内容をご確認ください。
| 公募 | 機関 | 締切 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 科研費 基盤研究(A)(B)(C)・若手研究(2027年度) | 日本学術振興会 | 2026年9月17日 | 若手: 500万円以下/基盤(C): 500万円以下 |
| 科研費 挑戦的研究(開拓・萌芽)(2027年度) | 日本学術振興会 | 2026年9月17日 | 萌芽: 500万円以下/開拓: 500万〜2,000万円 |
| 令和9(2027)年度 学術変革領域研究(A)(公募研究) | 文部科学省/日本学術振興会 | 2026年9月17日 | 研究領域ごとに設定 |
| 令和9(2027)年度 科学研究費助成事業 奨励研究 | 日本学術振興会/文部科学省 | 2026年9月17日 | 10万円以上100万円以下 |
| 2026年度 スズキ財団 科学技術研究助成(一般・若手) | スズキ財団 | 2026年9月30日 | 若手(2026年4月1日時点で35歳以下): 一律150万円/一般: 最大300万円 |
締切と金額は各機関の公式の公募要領に基づきます。科研費の4件(基盤研究・若手研究、挑戦的研究、学術変革領域研究(A)公募研究、奨励研究)の提出期限は、いずれも令和8(2026)年9月17日(木)午後4時30分(厳守)です。所属機関の学内締切はこれより前に設定されるのが一般的なので、学内の期限を先に確認してください。スズキ財団の応募期間は2026年6月22日から2026年9月30日までです(同財団「2026年度 科学技術研究助成 募集要項」、2026年8月19日参照)。
3. 挑戦的研究(萌芽)の採択率と年度別の推移
挑戦的研究(萌芽)は、応募を検討する段階で採択率を確認したいという声が多い種目です。ただし挑戦的研究は結果の公表時期が他の種目と異なり、年度によって参照できる資料が変わります。ここでは令和7年度の確定値と、令和9年度公募要領に記載された令和8年度の件数を分けて示します。
3-1. 令和7年度の採択率と実数
令和7年度の挑戦的研究(萌芽)の新規採択率は12.2%で、新規応募9,001件に対し新規採択は1,100件でした。挑戦的研究(開拓)は11.1%(応募1,664件・採択184件)、萌芽と開拓を合わせた挑戦的研究全体では12.0%(応募10,665件・採択1,284件)です。同じ年度の若手研究は40.2%、基盤研究(C)は27.4%であり、萌芽の採択率はこの2種目を下回る水準にあります。
| 種目 | 新規応募 | 新規採択 | 新規採択率 |
|---|---|---|---|
| 挑戦的研究(萌芽) | 9,001件 | 1,100件 | 12.2% |
| 挑戦的研究(開拓) | 1,664件 | 184件 | 11.1% |
| 挑戦的研究 計 | 10,665件 | 1,284件 | 12.0% |
| 若手研究 | 13,883件 | 5,585件 | 40.2% |
| 基盤研究(C) | 46,497件 | 12,756件 | 27.4% |
| 研究活動スタート支援 | 4,617件 | 1,533件 | 33.2% |
出典: 日本学術振興会「令和7年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(令和8年3月現在)」(2026年7月25日参照)。いずれも令和7年度の新規採択分。
3-2. 令和8年度は萌芽の採択が2,118件に増えた
令和8年度の挑戦的研究の応募・採択の件数は、2026年7月14日に公表された令和9年度公募要領の18ページ「令和8年度応募・採択状況」に記載されています。萌芽は応募9,561件に対し採択2,118件、開拓は応募1,749件に対し採択182件です。萌芽の採択件数は令和7年度の1,100件から大きく増えました。
背景には、令和8年度から萌芽に設けられた若手支援強化枠(1,000件程度)があります。同じ公募要領には、令和9年度公募でも予算や応募の状況を踏まえてこの枠を適用する予定と記載されています。
| 区分 | 応募件数 | 採択件数 | 採択率(当サイト算出) |
|---|---|---|---|
| 挑戦的研究(萌芽) | 9,561件 | 2,118件 | 約22.2% |
| 挑戦的研究(開拓) | 1,749件 | 182件 | 約10.4% |
出典: 応募件数と採択件数は日本学術振興会「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究)」18ページ(2026年7月25日参照)。採択率は公式資料に記載がなく、応募件数と採択件数から当サイトが算出した値です。
3-3. 配分状況一覧では挑戦的研究の令和8年度分がまだ追加されていない
令和8年度の配分結果は、第1回(令和8年5月現在)が公表されています。ここでは特別推進研究・基盤研究・若手研究などの数値が出ており、若手研究は40.1%(応募14,771件・採択5,928件)、基盤研究(C)は25.9%(応募47,969件・採択12,419件)です。一方、挑戦的研究(開拓・萌芽)の行には応募件数も採択件数も入っておらず、「6月交付内定予定」とだけ記載されています。研究活動スタート支援は「7月交付内定予定」、国際先導研究は「11月交付内定予定」です。挑戦的研究の数値がいつ追加されるかは、この資料には書かれていません。
理由は審査日程の違いにあります。令和9年度公募では、基盤研究(A・B・C)と若手研究の審査結果の通知が令和9年2月26日、交付内定が令和9年4月上旬であるのに対し、挑戦的研究(開拓・萌芽)は審査結果の通知と交付内定がいずれも令和9年6月30日です。5月時点で集計する配分状況一覧には、挑戦的研究の結果がまだ出そろっていません。件数は公募要領で先に分かり、配分状況一覧には後から載る、という順序になります。
出典: 日本学術振興会「令和8年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(第1回・令和8年5月現在)」、同「令和9年度科学研究費助成事業の公募について」(いずれも2026年7月25日参照)。
3-4. 萌芽と開拓のどちらが通りやすいか
令和7年度は萌芽12.2%、開拓11.1%で、萌芽がやや高い水準でした。令和8年度は萌芽の採択件数が1,100件から2,118件へ増えており、件数の面でも萌芽の枠が広がっています。
ただし令和9年度公募からは、開拓の審査方式が2段階書面審査に変わります。あわせて、開拓の公募・審査では過去に採択された萌芽からの発展性を確認する運用が導入され、萌芽の採択課題については最終年度の前年度に開拓へ応募できる仕組みも設けられました。萌芽で着想を確かめてから開拓で本格化させる流れが、制度として組み込まれたことになります。
したがって、萌芽と開拓の選択は採択率の差だけで決めるものではありません。手元の着想が探索の段階にあるなら萌芽、萌芽での結果を土台に分野の体系を書き換える段階にあるなら開拓、という判断が制度の設計に沿っています。
出典: 日本学術振興会「令和9年度科学研究費助成事業の公募について」(2026年7月25日参照。令和9年度公募の主な変更点)。
4. 若手研究の攻略
若手研究は令和7年度の新規採択率40.2%と、科研費の主要種目の中で最も採択されやすい種目です。とはいえ約6割は不採択となる競争であり、独立研究者としての力量を示す申請書が必要です。
4-1. 応募資格の正確な条件
- 博士の学位取得後8年未満(応募年度4月1日時点。令和9年度公募では平成31(2019)年4月2日から応募時までに学位を取得した者)
- または応募時に博士の学位を取得しておらず、応募年度4月1日までに取得する予定の者
- または産前産後の休暇の取得・未就学児の養育の期間を考慮すると8年未満となる者(取得期間または養育期間の和を年度単位に繰り上げて、博士取得後の年数から除く)
- かつての「39歳以下」という年齢要件は撤廃されており、現在は博士の学位取得後の年数で判定される
- 受給回数は「若手研究」と旧「若手研究(S・A・B)」を通算して2回までに制限される。令和8年度公募までにいずれかを2回受給している場合、令和9年度公募の「若手研究」には応募できない
出典: 日本学術振興会「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究)」(2026年7月25日参照。応募要件と受給回数制限)。
4-2. 申請書の重点
若手研究の審査では研究者の独立性と将来性が基盤研究以上に重視されます。具体的には次の4点です。
- 独自性の明確化: 指導教員との差分、自身の視点を冒頭で示す
- 実行可能な計画: 2〜5年で成果が出る構成にする(大きすぎる計画は減点要因)
- 業績より現在の研究力: 業績が少なくても進行中の研究の独自性で示す
- 若手ならではの強み: 新しい技術・分野横断・海外経験などの視点を活かす
申請書作成のコツは科研費申請書の書き方ガイドも併せてご参照ください。
5. 挑戦的研究(萌芽)の攻略
萌芽は「失敗してもよい、ただし成功すれば大きい」研究を支援する種目です。予備データが薄くても応募できますが、令和7年度の新規採択率は12.2%と難関です。
5-1. 萌芽が求める3要素
- 既存の枠を超える問い: 教科書やレビュー論文では扱えない新しい問題設定
- 失敗時の学術的価値: 仮説が否定されても分野に知見を残す設計
- 成功時の波及範囲: 影響が自分野を超えて他分野・社会に広がる規模
5-2. 審査方式と書き方
挑戦的研究(萌芽・開拓)は書面審査で選考され、審査は独創性や挑戦性を重視した評定基準で行われます。冒頭の「研究の目的と方法」で、既存研究との具体的な差分を「類似研究Aと本研究」の対比で明示します。「Aでは手法的制約、Bでは対象の違いがあり明らかにされていない。本研究はCを導入して解決する」という論理展開が典型です。
5-3. 事前の選考と結果通知の日程
挑戦的研究(萌芽)の審査区分は中区分、審査方式は2段階書面審査です。これに加えて、萌芽と開拓では「研究計画調書(概要版)」のみによる事前の選考が行われます。ただし、応募件数が少ない審査区分では事前の選考は実施されません。
令和9年度公募では、事前の選考の結果の通知が令和9年2月下旬、審査結果の通知と交付内定がいずれも令和9年6月30日と示されています。この2月下旬の通知は、事前の選考で不採択となった研究課題に対して行われるものです。基盤研究(A・B・C)と若手研究が令和9年2月26日に審査結果の通知、令和9年4月上旬に交付内定であるのと比べると、結果を待つ期間が4か月ほど長くなります。科研費以外も含めた制度ごとの発表時期は研究費の採択結果はいつ発表されるかに一覧でまとめています。
この日程は、新年度の研究費の見通しに影響します。挑戦的研究のみで応募する場合、4月から6月末までは採否が確定しないため、他の資金や学内経費との組み合わせを想定して計画を立てておくと安全です。なお、事前の選考をどれだけの研究課題が通過するかは公表されていないため、ここでは公表されている日程の違いにとどめて整理しています。
出典: 審査方式と事前の選考の扱いは日本学術振興会「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究)」、公募日程は同「令和9年度科学研究費助成事業の公募について」(いずれも2026年7月25日参照)。
6. 挑戦的研究(開拓)の攻略
開拓は「その分野の教科書が書き換わる」水準の変革を目指す大型の挑戦的研究です。令和7年度の新規採択率は11.1%で、萌芽よりわずかに厳しい水準です。応募総額は500万円以上2,000万円以下、研究期間は3〜6年です。
6-1. ロードマップ設計
3〜6年の期間を段階的に区切り、各段階の到達目標を明示する構成が典型です。
- 前半(概念実証): 新しい枠組みを小規模に検証する
- 中盤(方法論確立): 再現性のある手法として確立する
- 後半(応用展開): 他研究者が追従できる形に仕上げる
6-2. 書き方の勘所
既存の支配的な知見をどう書き換えるかを研究目標に直接書きます。「〜が定説だが、本研究は〜を提案し、これを実証する」という強い主張を示します。研究分担者を置く場合は役割分担を明示し、研究代表者の主導性を示します。
7. 研究活動スタート支援の攻略
スタート支援は他の科研費種目とは公募時期が異なる春公募で、対象が「前年度に科研費の応募資格がなかった研究者」または「育児休業・産前産後休業からの復帰者」に限定される種目です。令和7年度は新規応募4,617件に対し新規採択1,533件、新規採択率は33.2%でした(JSPS「令和7年度科学研究費助成事業 配分状況一覧」)。
7-1. 誰が応募できるか
- 新規採用教員(前年度は大学院生・ポスドク等で研究代表者として応募できなかった者)
- 産前産後休業または育児休業からの復帰者
- 海外からの帰国研究者(日本の機関に新規採用された場合)
7-2. 申請戦略と次回に向けた準備
短期(1年から2年)・少額である代わりに、令和7年度の新規採択率は33.2%と比較的高い水準です。新任としての立ち上がりを明示し、期間終了後に基盤C・若手研究へ発展させる道筋を示すのが定石です。2026年度分の春公募締切はすでに過ぎており、令和9年度分の公募日程は公式未公表です。資格に該当する方は、次回の春公募に向けて研究計画の骨子と予備検討を準備しておくとよいでしょう。正確な公募時期は科研費の締切・スケジュール一覧やJSPS公式で確認してください。
8. 最適種目を選ぶ手順
問1: 前年度に科研費の応募資格があったか?
- なかった(新任・育休復帰) → 研究活動スタート支援(春公募)を狙う
- あった → 問2へ
問2: 博士の学位取得後8年未満か?
- はい → 基本は若手研究(採択率40.2%)を本命にする。若手研究は基盤研究(C)とも挑戦的研究(萌芽)とも併願できないため、この年度はどれか1つに絞る。受給回数2回目の若手研究であれば挑戦的研究(開拓)と併願できる
- いいえ → 問3へ
問3: 研究テーマの性格は?
- 自分の研究領域を深める → 基盤研究(C)(B)(A)
- 失敗を許容する探索的研究 → 挑戦的研究(萌芽)(令和8年度の採択率22.2%)
- 分野の体系を書き換える大型研究 → 挑戦的研究(開拓)(採択率11.1%)
9. 基盤C vs 若手研究の選び方
若手研究の資格者が迷いやすい「基盤C(継続応募が可能)と若手研究(採択率が高い)」の選択を、観点ごとに整理します。基盤研究(C)そのものの審査方式・応募資格・応募総額の考え方は科研費 基盤研究(C)の採択率と金額で解説しています。
| 観点 | 若手研究 | 基盤研究(C) |
|---|---|---|
| 新規採択率 | 40.2%(令和7年度) | 27.4%(令和7年度) |
| 金額 | 最大500万円 | 最大500万円 |
| 期間 | 2〜5年 | 3〜5年 |
| 受給回数 | 通算2回まで | 回数制限なし |
| 審査観点 | 独立性・将来性を重視 | 研究計画の完成度を重視 |
| 向いている人 | 独立初期・独自性型 | 既存研究の深化・長期継続型 |
出典: 新規採択率は日本学術振興会「令和7年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(令和8年3月現在)」、金額・研究期間・受給回数は同「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究)」(いずれも2026年7月25日参照)。審査観点と向いている人の欄は、各種目の趣旨に基づく当サイトの整理です。
推奨戦略: 若手研究の資格があるうちは若手研究(採択率40.2%)でまず採択を得て、成果を出してから基盤Cへ移行する流れが標準的です。若手研究の受給は「若手研究(S・A・B)」と通算して2回までに制限されており、資格を満たす期間も博士取得後8年未満に限られるため、応募の回数と時期を早めに設計しておくと選択肢が残ります。
10. 萌芽・開拓・基盤Bのキャリア設計
中堅研究者の典型的なキャリアの流れは次のとおりです。
- 萌芽(30代後半〜): 新しい方向性の種まき。採択されなくても申請書が次の計画のたたき台になる
- 開拓(40代前半): 萌芽で種をまいた方向性を大型化し、3〜6年で本格的に新分野を開拓する
- 基盤Bまたは基盤A(40代後半〜): 開拓で確立した方向性を主流化し、チームで展開する
このパスでは、萌芽の応募時点で将来の開拓・基盤への伸びも意識した申請書を書くことが重要です。審査員は研究者のキャリアの見通しも見ています。
11. 申請書で差がつく3つの点
11-1. 研究目的の射程を明示する
「何を明らかにするか」だけでなく、「その結果が誰にどう届くか」まで冒頭で示します。若手研究・萌芽では学術的な波及範囲、開拓では社会実装までの射程を意識します。
11-2. 独自性を具体的な差分で示す
「独自性がある」と書くのではなく、「類似研究A(著者・年)は〜、類似研究B(著者・年)は〜、本研究は〜を導入して解決する」と具体的な差分を示します。
11-3. 業績欄の見せ方
若手研究では論文数より代表作3〜5本の重みが評価されます。主要業績の位置づけ(責任著者・貢献度)と分野への影響を簡潔に示します。業績が少なくても学位論文や予備データで示すことができます。
12. よくある質問(FAQ)
Q若手研究は何歳まで応募できますか。博士取得後8年未満とは何ですか。
A科研費「若手研究」の応募資格は「博士の学位取得後8年未満の研究者」です。かつての39歳以下という年齢要件は撤廃されています。令和8(2026)年度公募要領では、応募年度の4月1日現在で博士の学位取得後8年未満の者、応募時に博士の学位を取得しておらず応募年度の4月1日までに取得する予定の者、産前産後の休暇や未就学児の養育の期間を考慮すると8年未満となる者、のいずれかに該当することとされています。育児休業期間は応募資格期間に算入されません(伸長可)。
Q若手研究と基盤(C)は同時応募できますか。
A同一年度に基盤研究(C)と若手研究へ重複応募することはできません(科研費の重複制限)。ただし、令和9年度公募からは39歳以下の若手研究者に限り、挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)の同時応募が可能になる予定です。
Q挑戦的研究(萌芽)と挑戦的研究(開拓)の違いは何ですか。
A萌芽は最大500万円・2〜3年で探索的段階の挑戦的研究、開拓は500万円以上2,000万円以下・3〜6年で既存学術体系を変革する大型挑戦的研究です。令和8(2026)年度の新規採択率は萌芽が22.2%、開拓が10.4%です。萌芽は令和7年度の12.2%から倍近く上がり、開拓は引き続き難関です(日本学術振興会 配分状況一覧 令和8年度 新規採択分)。萌芽・開拓ともに研究分担者を置く体制が可能です。
Q挑戦的研究(萌芽)の採択率は何%ですか。
A令和8(2026)年度の新規採択率は22.2%です(新規応募9,561件、新規採択2,118件)。同じ年度の挑戦的研究(開拓)は10.4%(1,749件、182件)でした。令和7年度は萌芽12.2%、開拓11.1%でしたので、萌芽は倍近く上がったことになります。令和8年度に萌芽へ若手支援強化枠(1,000件程度)が設けられたことが背景にあります。同じ令和8年度の若手研究は40.1%、基盤研究(C)は25.9%で、萌芽は基盤研究(C)に近い水準まで上がりました(日本学術振興会「科研費(補助金分・基金分)配分状況一覧(令和8年度 新規採択分)」令和8年8月現在)。
Q萌芽と開拓ではどちらが採択率が高いですか。
A令和8年度は萌芽22.2%(応募9,561件・採択2,118件)、開拓10.4%(応募1,749件・採択182件)で、萌芽が大きく上回りました。令和7年度は萌芽12.2%、開拓11.1%でしたので、萌芽は倍近く上がったことになります。令和8年度に萌芽へ若手支援強化枠(1,000件程度)が設けられたことが、採択件数の増加の背景にあります。数値は日本学術振興会「科研費(補助金分・基金分)配分状況一覧(令和8年度 新規採択分)」(令和8年8月現在)に記載されています。
Q令和8年度の萌芽の採択率はいつ配分状況一覧に載りますか。
A令和8年度の配分状況一覧(第1回・令和8年5月現在)では、挑戦的研究(開拓・萌芽)の行に応募件数も採択件数も入っておらず、「6月交付内定予定」とだけ記載されています。追加の時期はこの資料には書かれていません。挑戦的研究は審査結果の通知と交付内定が他種目より遅く、令和9年度公募でも令和9年6月30日の予定であるため、5月時点の集計には間に合いません。件数だけは公募要領の応募・採択状況で先に確認できます。
Q萌芽の採択率が基盤研究(C)より低いのはなぜですか。
A挑戦的研究(萌芽)の令和7年度の新規採択率は12.2%(応募9,001件・採択1,100件)で、同じ年度の基盤研究(C)より低い水準でした。応募件数に対して用意されている採択枠の比率が種目ごとに異なることが、そのまま採択率の差として表れています。加えて、挑戦的研究は既存の学術体系に挑む研究を対象とする種目であり、基盤研究とは求められる提案の性格が異なります。審査の内情は公表されていないため、ここでは公表されている件数と種目の性格の違いにとどめて説明しています。基盤研究(C)の年度別の採択率と応募・採択件数は基盤研究(C)の専用ページで確認できます。
Q研究活動スタート支援は誰が応募できますか。育休復帰者も対象ですか。
A研究活動スタート支援は、前年度までに科研費の応募資格を有しなかった新規採用研究者(新任教員・ポスドク雇用開始者等)と、産前産後休業・育児休業からの復帰者が対象です。応募総額は300万円以下(研究期間1年の場合は150万円以下)、研究期間は1年から2年です。令和7年度の新規採択率は33.2%(新規応募4,617件・新規採択1,533件、JSPS科研費データ)でした。通常の科研費秋公募とは別の春公募で、令和9年度分の公募日程は公式未公表です。
Q研究活動スタート支援と若手研究の違いと、同時応募の可否は。
Aスタート支援は「前年度に科研費応募資格がなかった人」限定で、応募総額300万円以下(研究期間1年の場合は150万円以下)・1年から2年の制度、若手研究は「博士の学位取得後8年未満」の研究者が対象で、500万円以下・2年から5年の制度です。スタート支援の採択者は、採択期間中に他の科研費(若手・基盤等)の研究代表者として応募できます。
Qスタート支援の150万円・300万円の使い分けは。
Aスタート支援は1課題あたり応募総額300万円以下が上限で、研究期間が1年の場合は150万円以下です。研究期間は1年から2年で、申請時に研究計画に応じて実額を申請します。初年度に装置購入で多く使い、2年目を消耗品と学会費に充てる配分が一般的です。
Q挑戦的研究(萌芽)の採択率を上げるコツは。
A萌芽では「失敗を許容する挑戦性」の明示が鍵です(令和7年度の新規採択率は12.2%、JSPS科研費データ)。(1)既存研究の枠を超える問い、(2)失敗時の学術的価値、(3)成功時の波及範囲、の3点を申請書冒頭で明確化します。予備データは薄くても構いませんが、問いの斬新性を類似研究との差分で具体化することが重要です。
Q挑戦的研究(開拓)の「既存体系の変革」をどう書きますか。
A開拓では「その分野の教科書が書き換わる」水準の変革提案が求められます。既存の支配的なパラダイム・方法論・概念を明示し、そのどこをどう書き換えるのかを研究目標に直接書きます。3〜6年で段階的に変革を示すロードマップ(概念実証、方法論確立、応用展開)が典型的な構成です。
Q若手研究は女性の採択率が高いというのは本当ですか。
AJSPSの配分結果データによれば、若手研究では女性研究者の採択率が全体平均と同等かわずかに高い年度が多くあります(詳細はJSPS公式「科研費データ」参照)。女性研究者支援強化の政策もあり、積極的な応募が推奨されます。
Q科研費の重複応募制限の全体ルールは。
A科研費の重複応募・受給制限は種目の組み合わせごとに細かく定められており、詳細はJSPSが毎年度公表する公募要領の重複制限一覧で確認する必要があります。一般に、挑戦的研究(萌芽)は基盤研究等と同時応募できる組み合わせがあり、令和9年度公募からは39歳以下の若手研究者に限り挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)の同時応募・重複受給が可能になります。正確な可否は応募年度の公募要領でご確認ください。
Qバイアウト経費とは何ですか。
Aバイアウト経費は研究代表者自身の人件費相当額を科研費から支出し、その分の教育・運営業務を代替教員に振り替える仕組みです。研究時間確保のための選択肢として近年一部種目で導入が進んでいますが、対象種目や導入年度は年度により異なるため、応募年度の公募要領で必ず確認してください。
Q次回公募の準備スケジュールはどうなりますか。
A令和9(2027)年度の基盤研究(A/B/C)・若手研究・挑戦的研究は2026年7月14日公募開始、9月17日締切の予定です(JSPS公式スケジュール、2026年7月3日時点)。7月に研究計画の骨子作成と詳細執筆、8月に学内支援担当や同僚のレビュー、9月初旬に機関内審査・修正、中旬に電子申請、が標準的な準備の流れです。最新の日付は必ず公募要領で確認してください。
Q国際共同研究強化枠は誰が対象ですか。
A国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)は、既に科研費採択中の研究者が研究計画を国際共同研究に発展させることを支援する枠組みです。区分や金額・研究期間は年度により再編されているため、応募区分と上限額は応募年度の公募要領で必ず確認してください。海外連携機関との共同実績が評価されます。
Q若手研究者支援強化枠との関係は。
A若手研究者支援強化枠は、大学等の機関が若手研究者を採用・育成する事業への支援であり、個々の研究者が直接応募する制度ではありません。個人で応募できるのは「若手研究」「研究活動スタート支援」「挑戦的研究」「特別研究員(PD)」等です。機関選考を経て配分される内部資金と混同しないよう注意してください。
Q採択後に基盤Cや基盤Bへステップアップする時期は。
A若手研究の採択後、成果が出始めたら基盤研究(C)へ移行するのが一般的です。さらに研究分担者とのチーム体制で基盤研究(B)(500万〜2,000万円)を狙う研究者が多くいます。若手研究から基盤C、基盤Bへと進む流れがよく見られ、4〜5年サイクルが目安です。
Q応募時の所属機関変更はどうなりますか。
A応募時の所属機関と異なる機関で採択される場合、採択後の機関変更手続きをe-Rad上で行います。原則として応募時の所属機関で採択されますが、4月1日以降の異動が確定している場合は異動先で採択されるよう応募時に申請できます。スタート支援は新任時の所属機関が申請主体となります。
Q落選後の再挑戦スケジュールは。
A若手・基盤・挑戦的研究は例年秋に応募し、基盤(A/B/C)・若手研究は翌年2月下旬に結果が通知されます(令和9年度は令和9年2月26日予定、JSPS公式スケジュール)。挑戦的研究は事前選考の後、6月頃に結果が通知されます。不採択となった場合は開示される審査結果を精読し、弱点を改善した再挑戦や種目変更(若手→基盤C等)が有効です。1回の不採択で諦めず、複数回の再挑戦が一般的です。
Q科研費以外に併願すべき民間助成金は何ですか。
A若手研究者向けには、トヨタ財団、稲盛財団、上原記念生命科学財団、住友財団、内藤記念科学振興財団などが代表的です。多くは科研費と併用できるため、分野に合う財団へ併願する研究者が多くいます。助成額や対象分野は財団・年度により異なるため、各財団の最新の募集要項で必ず確認してください。民間財団ガイドは民間財団助成金まとめをご参照ください。
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出典・参考文献
- 文部科学省「令和7年度科学研究費助成事業の配分について」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1422129_00008.htm(2026年7月3日参照。若手研究の新規採択率40.2%等)
- 日本学術振興会「科研費データ(配分結果・採択率)」 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/27_kdata/(2026年7月3日参照。萌芽・開拓・スタート支援の採択率等)
- 日本学術振興会「科研費 年間スケジュール」 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/02_schedule/index.html(2026年7月3日参照。令和9年度公募スケジュール)
- 日本学術振興会「基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究」公募情報 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/03_keikaku/index.html(2026年7月3日参照。重複制限・応募区分)
- 日本学術振興会「研究活動スタート支援」 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/12_sst/index.html(2026年7月3日参照)
- 日本学術振興会「若手研究」公募情報 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/kiban.html(2026年7月3日参照)
- 羊土社「令和8(2026)年度の科学研究費助成事業の変更点など」 https://www.yodosha.co.jp/kakenhi/breaking/breaking260324.html(2026年7月3日参照。制度変更の解説)
- 日本学術振興会「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)・挑戦的研究・若手研究)」 https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_kiban_2026_g_4978/r9_7_kobo.pdf(2026年7月25日参照。令和8年度応募・採択状況、応募総額と研究期間)
- 日本学術振興会「令和9年度科学研究費助成事業の公募について」 https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_kiban_2026_g_4978/r9_7_kobotsuchi.pdf(2026年7月25日参照。公募日程と主な変更点)
- 日本学術振興会「重複制限一覧表」 https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_kiban_2026_g_4978/table_of_restriction.pdf(2026年7月25日参照。39歳以下の緩和)
- 日本学術振興会「令和7年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(令和8年3月現在)」 https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_27_kohyo7-3/1-1-1_r7.xlsx(2026年7月25日参照。令和7年度の新規応募・新規採択・新規採択率)
- 日本学術振興会「令和8年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(第1回・令和8年5月現在)」 https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_27_kohyo8-1/1-1-1_r8.xlsx(2026年7月25日参照。令和8年度第1回の配分結果、および挑戦的研究等の欄の「交付内定予定」表記)
- 日本学術振興会「令和8年度研究活動スタート支援 公募要領」 https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_22_koubo_2026_kensuta/r8_kensta_koubo.pdf(2026年7月25日参照。応募総額と研究期間)
- 文部科学省「令和9(2027)年度 科学研究費助成事業 公募要領 学術変革領域研究(A)(公募研究)」 https://www.mext.go.jp/content/20260714-mxt_gakjokik-000043237_001.pdf(2026年8月19日参照)
- 日本学術振興会「令和9(2027)年度 科学研究費助成事業 奨励研究の公募について」 https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/11_shourei/koubo.html(2026年8月19日参照)
- スズキ財団「2026年度 科学技術研究助成 募集要項」 https://www.suzukifound.jp/02program/download/2026_kagaku_youkou.pdf(2026年8月19日参照)
最終更新: (2026年8月19日に、重複応募の表を令和9(2027)年度の「別表1 重複制限一覧表」で作り直し、募集中の公募一覧を追加)
検証方針: 本記事の制度・数値は各機関の公式サイトを一次ソースとして確認しています。採択率は日本学術振興会「令和7年度科学研究費助成事業 配分状況一覧(令和8年3月現在)」の確定値を用い、令和8年度については「令和9年度科学研究費助成事業 公募要領」に記載された応募・採択の件数を併用しています。令和8年度の挑戦的研究の採択率は公式に公表されていないため、件数から当サイトが算出した値であることを本文に明記しています。公募日程は令和9年度公募通知に基づく予定であり、応募前に公募要領で最新情報をご確認ください。
本記事はAI(Claude)が作成したコンテンツです。データや制度の詳細については、必ず各機関の公式サイトでご確認ください。