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科研費の重複制限 早見表と「別表1 重複制限一覧表」の読み方(令和9年度対応)

最終更新: 研究費サーチ編集部 検証方針

AI生成コンテンツ: この記事はAI(Claude)が公式の一次ソース(日本学術振興会の令和9(2027)年度公募要領と別表1「重複制限一覧表」)を参照して作成しました。重複制限は組み合わせごとに細かく定められており、本記事の早見表は主要な組み合わせの抜粋です。応募前に必ず公式の一覧表でご確認ください。

科研費には、同じ研究者が複数の研究種目に同時に応募したり、同時に交付を受けたりすることを制限する重複制限があります。正式なルールは公募要領の「別表1 重複制限一覧表」にまとまっていますが、この表は種目同士の総当たり表で読み方に癖があり、検索すると過年度の古いPDFが混ざって出てくるのが難点です。本記事では、令和9(2027)年度公募(2026年9月17日締切)の一覧表に基づいて、よくある組み合わせの併願可否と表の読み方を整理します。

この記事の要点

  • 令和9(2027)年度公募から、39歳以下は挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)を併願・重複受給できる(40歳以上は従来どおり一方のみ)
  • 若手研究と基盤研究(C)、若手研究と萌芽は併願不可のまま
  • 受給回数2回目の若手研究は、基盤研究(S・A・B)や挑戦的研究(開拓)と併願できる
  • 制限には「応募制限」(両方に出せない)と「受給制限」(両方出せるが実施は一方)の2種類がある
  • 正本は公募要領の「別表1 重複制限一覧表」。必ず令和9(2027)年度版で確認する(検索上位に古い年度のPDFが出ることがある)

1. 重複制限とは(応募制限と受給制限)

公募要領によると、重複制限は「限られた財源でできるだけ多くの優れた研究者を支援できるよう考慮する」「各研究種目の審査体制を踏まえ、応募件数が著しく増えないよう考慮する」といった基本的な考え方に基づいて設定されています。制限の対象は主として研究代表者ですが、研究種目の額が大きい場合など一部のケースでは研究分担者も対象になります。

重要なのは、重複制限には性質の異なる2種類があることです。

種類意味別表1での表記
応募制限 一つの研究課題にのみ応募できる(両方には出せない)。継続課題があるために新規応募できない場合を含む ×、▲
受給制限 双方に応募はできるが、双方が採択された場合はルールで定められた一方の課題のみ実施する ■、□

出典: 令和9(2027)年度公募要領「Ⅲ. 応募する方へ 2. 重複制限の確認」。記号の詳細は4章で解説します。

2. よくある組み合わせの併願可否 早見表

検索や相談で特に多い組み合わせについて、研究代表者として双方に新規応募する場合の可否を、令和9(2027)年度公募要領の別表1(1-1「研究代表者と研究代表者」型)から抜粋して整理しました。継続課題を持っている場合や研究分担者として関わる場合はルールが変わるため、必ず4章と公式の一覧表を確認してください。

表1. 研究代表者として新規応募する場合の併願可否(令和9年度公募・主要な組み合わせの抜粋)
組み合わせ併願可否補足
基盤研究(C) と 挑戦的研究(萌芽) 39歳以下: 可
40歳以上: 不可
令和9年度公募からの緩和。39歳以下(採択年度の4月1日現在)は応募・受給とも可(3章
基盤研究(C) と 若手研究 不可 受給回数1回目・2回目のどちらの若手研究でも応募不可
基盤研究(S・A・B) と 若手研究 1回目: 不可
2回目: 可
2回目の若手研究は併願可。双方採択の場合は基盤研究の課題を実施(受給制限)
若手研究 と 挑戦的研究(萌芽) 不可 受給回数1回目・2回目とも応募不可
若手研究 と 挑戦的研究(開拓) 1回目: 不可
2回目: 可
令和5(2023)年度公募から、受給回数2回目の若手研究と開拓の重複制限を緩和
挑戦的研究(開拓)と 挑戦的研究(萌芽) 不可 どちらか一方にのみ応募できる
基盤研究どうし(例: 基盤A と 基盤B、基盤B と 基盤C) 不可 例外として基盤研究(S)と基盤研究(A)は併願可(双方採択の場合は基盤Sを実施)
同一種目に2課題(例: 基盤C を2件) 不可 同一の研究種目(応募区分)に応募できるのは1研究課題のみ
学術変革領域研究(A)公募研究 と 基盤研究(C) 公募研究は同時に2件まで応募・受給可。他種目との組み合わせは別表1で個別に確認
研究活動スタート支援(継続中)から 基盤・若手・挑戦的研究への新規応募 スタート支援の継続課題の研究代表者に対する応募制限は、今回公募種目には設けられていない

本表は令和9(2027)年度公募要領「別表1 重複制限一覧表」(1-1)から主要な組み合わせを抜粋し、読みやすい形に直したものです。ここに載っていない組み合わせ(特別推進研究、学術変革領域研究の計画研究・総括班、国際共同研究加速基金、特別研究員奨励費など)や、継続課題を持つ場合の扱いは、必ず公式の重複制限一覧表(PDF)でご確認ください(2026年7月29日参照)。

なお、重複制限をクリアしていても、内容がほぼ同一の研究計画を複数種目に出すと「不合理な重複」として審査段階で判断される可能性がある点にも公募要領は注意を促しています。

3. 令和9年度の緩和: 39歳以下は萌芽と基盤Cが併願可に

令和9(2027)年度公募の最も大きな変更が、この重複制限の緩和です。公募要領は次のように記載しています。

若手研究者支援を更に充実させるため、39歳以下を対象として挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)との重複応募・受給制限を緩和します。なお、重複制限の緩和については、今後の応募状況を踏まえ、審査負担や審査の実効性を考慮しつつ、研究者としてのキャリア形成等にも配慮し、対象範囲を検討していく予定です。

出典: 令和9(2027)年度公募要領(基盤研究・挑戦的研究・若手研究)「主な変更点等」。

ポイントは3つあります。

重複制限の緩和は近年段階的に進んでおり、令和5(2023)年度公募では受給回数2回目の若手研究と挑戦的研究(開拓)の重複制限が緩和されています。JSPSは今回の緩和についても「今後の応募状況を踏まえ」「対象範囲を検討していく予定」としており、来年度以降さらに広がる可能性があります。令和9年度公募のその他の変更点は科研費 令和9年度の変更点まとめにまとめています。

挑戦的研究(萌芽)と基盤研究(C)のどちらを主軸にすべきかという種目選びの観点は、若手研究・挑戦的研究の採択率と使い分けガイドで採択率データとともに解説しています。

4. 「別表1 重複制限一覧表」の読み方

正式な一覧表は、令和9(2027)年度公募要領(基盤研究・挑戦的研究・若手研究)の36ページ以降に「別表1 重複制限一覧表」として掲載されています。表は次の3つの型に分かれています。

意味
1-1、1-2 研究代表者 と 研究代表者 2つの課題のどちらにも研究代表者として応募する場合。制限が最も多い型
2-1、2-2 研究代表者 と 研究分担者 一方に研究代表者、他方に研究分担者として関わる場合。通常は自由に応募でき、特別推進研究などに例外がある
3-1、3-2 研究分担者 と 研究代表者 2-1、2-2の逆方向。こちらも通常は自由に応募できる

表の縦側(甲欄)に自分がすでに持っている、または応募しようとする課題の種目を、横側(乙欄)にもう一方の種目を取り、交差するマスの記号で可否を読みます。記号の意味は次のとおりです。

表2. 別表1の記号の意味
記号意味制限の種類
空欄 双方の研究課題とも応募できる 制限なし
× 一つの研究課題にのみ応募できる(甲欄の課題に応募した場合、乙欄の課題には応募できない) 応募制限
乙欄の研究課題に応募できない(甲欄の継続研究課題の研究のみ実施する) 応募制限
双方に応募できるが、双方採択となった場合には甲欄(縦側)の研究課題のみ実施する 受給制限
双方に応募できるが、双方採択となった場合には乙欄(横側)の研究課題のみ実施する 受給制限
横棒 同一の研究種目(応募区分)の交差欄に入る記号。同一種目には一つの研究課題にのみ応募できる 応募制限

出典: 令和9(2027)年度公募要領 別表1の凡例。■または□に該当する応募で一方の課題の採択が先に決定した場合、もう一方の課題が審査前または審査途中であれば、直ちに審査の対象から除外されることがあります。

読み方の注意点として、同じ種目でも「新規」と「継続」で行が分かれていること、若手研究は受給回数(1回目か2回目か)で行が分かれていること、令和9年度からは挑戦的研究(萌芽)が「39歳以下」と「40歳以上」で行が分かれていることに気を付けてください。自分の状況に合う行を選ばないと、逆の結論を読み取ってしまいます。

古い一覧表に注意

「科研費 重複制限」で検索すると、平成期や数年前の重複制限一覧表PDFが上位に表示されることがあります。重複制限は年度ごとに見直されており(令和5年度: 2回目若手と開拓の緩和、令和9年度: 39歳以下の萌芽と基盤Cの緩和など)、古い表では結論が変わります。必ず応募する年度の公募要領に付属する別表1を確認してください。

5. 研究分担者としての参画は原則自由

重複制限が厳しいのは主に「研究代表者と研究代表者」の組み合わせです。公募要領によると、研究代表者として応募しつつ他の課題に研究分担者として参画する場合や、研究分担者どうしの場合は、通常、自由に両方の研究課題に応募できます

ただし例外があり、特別推進研究などを中心に制限が設けられています。例えば特別推進研究については、二つの研究課題に研究分担者として参画することはできず、既に特別推進研究の研究分担者となっている場合に他の特別推進研究の研究分担者として参画することもできません。研究分担者が関わる組み合わせは別表1の2-1、2-2、3-1、3-2で確認してください。

6. 例外規定(最終年度前年度応募など)

重複制限には次のような例外規定があり、該当する場合は▲(継続課題があるため新規応募不可)の制限がかからないことがあります。

細かい条件があるため、該当しそうな場合は公募要領の「Ⅲ. 応募する方へ 2. 重複制限の確認」の本文と、所属機関の研究支援担当への確認をお勧めします。

7. よくある質問

Q基盤研究(C)と挑戦的研究(萌芽)は同時に応募できますか?

A令和9(2027)年度公募から、採択年度の4月1日現在で39歳以下の研究者に限り、研究代表者として両方に応募でき、両方に採択された場合の重複受給もできるようになりました。40歳以上の研究者は従来どおりどちらか一方にしか応募できません。出典は令和9(2027)年度公募要領の「主な変更点等」と別表1(重複制限一覧表)の注記です。

Q若手研究と基盤研究(C)は同時に応募できますか?

Aできません。令和9(2027)年度公募の別表1(重複制限一覧表)では、研究代表者として若手研究と基盤研究(C)の両方に新規応募することはできない扱いです。これは受給回数1回目・2回目のどちらの若手研究でも同じです。一方、2回目の若手研究は基盤研究(S・A・B)となら重複応募でき、両方採択された場合は基盤研究の課題を実施します。

Q若手研究と挑戦的研究(萌芽)は同時に応募できますか?

Aできません。令和9(2027)年度公募の別表1(重複制限一覧表)では、研究代表者として若手研究と挑戦的研究(萌芽)の両方に新規応募することはできない扱いです。なお、受給回数2回目の若手研究と挑戦的研究(開拓)については、令和5(2023)年度公募から重複応募・受給の制限が緩和されています。

Q研究活動スタート支援の実施中に若手研究や基盤研究へ応募できますか?

A応募できます。令和9(2027)年度公募の別表1(重複制限一覧表)では、研究活動スタート支援の継続課題の研究代表者が、今回公募される基盤研究・若手研究・挑戦的研究に研究代表者として新規応募することへの制限は設けられていません。

Q応募制限と受給制限は何が違いますか?

A応募制限は「そもそも両方に応募できない」制限(別表1の×や▲に相当)で、受給制限は「両方に応募はできるが、両方採択された場合はルールで定められた一方の課題だけを実施する」制限(別表1の■や□に相当)です。■は表の縦側(甲欄)の種目、□は表の横側(乙欄)の種目が優先されます。

Q重複制限の正式な一覧表はどこで確認できますか?

A日本学術振興会が公開する令和9(2027)年度公募要領(基盤研究・挑戦的研究・若手研究)の「別表1 重複制限一覧表」(公募要領36ページ以降)が正式な一覧表です。単独のPDF(重複制限一覧表)も同会サイトで公開されています。検索結果には過年度の一覧表PDFが混ざって表示されることがあるため、必ず「令和9(2027)年度」と明記された最新版を確認してください。

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8. 出典・参考文献

  1. 日本学術振興会「令和9(2027)年度 科学研究費助成事業 公募要領(基盤研究(A・B・C)、挑戦的研究(開拓・萌芽)、若手研究)」(2026年7月14日。Ⅲ. 応募する方へ「2. 重複制限の確認」および別表1「重複制限一覧表」36ページ以降) https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_kiban_2026_g_4978/r9_7_kobo.pdf(2026年7月29日参照)
  2. 日本学術振興会「重複制限一覧表」(令和9(2027)年度・単独PDF) https://www.jsps.go.jp/file/storage/kaken_kiban_2026_g_4978/table_of_restriction.pdf(2026年7月29日参照)
  3. 日本学術振興会「基盤研究(A・B・C)、挑戦的研究、若手研究の公募について」(令和9年度の公募情報) https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/kiban.html(2026年7月29日参照)
  4. 文部科学省「令和9(2027)年度 科学研究費助成事業 公募要領 学術変革領域研究(A)(公募研究)」(公募研究の応募・受給上限) https://www.mext.go.jp/content/20260714-mxt_gakjokik-000043237_001.pdf(2026年7月29日参照)

最終更新: (令和9(2027)年度公募要領2026年7月14日公開版に基づき作成)

検証方針: 本記事の併願可否は、日本学術振興会の令和9(2027)年度公募要領本文と別表1「重複制限一覧表」を一次ソースとして確認しています。早見表(表1)は総当たり表の全てを再現したものではなく、主要な組み合わせの抜粋です。掲載していない組み合わせや、継続課題・研究分担者が関わる場合は、必ず公式の一覧表でご確認ください。出典を確認できない情報は掲載していません。

本記事はAI(Claude)が作成したコンテンツです。データや制度の詳細については、必ず各機関の公式サイトでご確認ください。